アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲンが付着して、結膜に炎症を起こす病気です。原因は花粉からコンタクトレンズ汚れまで様々。


目薬だけで症状が治まらないときには、抗アレルギー薬を内服することもあります。前述した春季カタルなどの重症例では、2006年、2008年に登場した免疫抑制点眼、少量のステロイド薬を内服したり、結膜へのステロイド薬の注射などを併用したりすることもあります。以上の治療法は、症状を抑える「対症療法」といわれる方法です。


花粉症の目薬「アレジオンLX点眼液0.1%」アレルギー性結膜炎治療薬

花粉症・アレルギー性鼻炎の3大症状は、鼻水、くしゃみ、鼻づまりです。目の充血・かゆみ(アレルギー性結膜炎)、皮膚や口腔内のかゆみ、長引く咳、睡眠障害、倦怠感など様々な症状をともなうことがあります。

花粉症の場合は、症状の出現しやすい季節にできるだけ花粉が目に入らないように工夫することが重要です。花粉防止用の眼鏡やひさしのある帽子の着用が効果的です。花粉が飛びやすい日は外出や洗濯物などを外に干すことを避ける、外出から帰宅したときには服についた花粉を十分に落とすことも有効です。洗眼も有効だと考えられていますが、カップ式の洗浄器具・洗眼剤は眼のまわりの汚れや原因物質をしっかり取り除いてから使用する、防腐剤の入っていないタイプを使用することなどを守る必要があります。防腐剤無添加の人工涙液を使い、洗い流すように数滴点眼するとよいでしょう。ハウスダストの場合は、部屋の清潔を心掛けたり、寝具を干したりするのも効果的です。また動物を屋内で飼うことは避けたほうがよいでしょう。

家族もしくはご自身が、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎にかかったことがある ..

コンタクトレンズ装用は、アレルギー性結膜炎悪化の原因になるので可能な限り装用を中止し眼鏡を使用することが好ましいですが、頻回交換型(2week)などを毎日交換型(1day)にすることで症状が軽減されることもあります。

眼科アレルギー外来では、重症な春季カタル、アトピー性角結膜炎の患者さんを中心として診療を行っています。そういった重症のアレルギー性結膜炎は、短い期間で治療が終わるものではなく、長期間の継続した治療が必要になってきます。抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬の治療では安定しない患者さんに対して、生活習慣の改善から指導し、免疫抑制剤点眼も組み合わせた治療を行っています。免疫抑制剤点眼の登場で頻度はかなり減少しましたが、点眼治療では改善しない進行性の巨大結膜乳頭に対しては手術で切除を行うこともあります。

1). アレルギー性鼻炎。 2). 蕁麻疹。 3). 皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。 ..

文献1)日本眼科医会アレルギー眼疾患調査研究班. アレルギー性結膜疾患の疫学. 日本眼科医会アレルギー眼疾患調査研究業績集. 大野重昭(編). 東京. 日本眼科医会. p.12-20(1995).

花粉が飛散する時期は、目のかゆみだけでなく異物感やかすみなども覚えやすいものです。花粉症の強い症状が出ていないものの、かすみ・違和感を改善したいという方に向いている市販の点眼薬を3つ紹介します。

アレグラ アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎 | 製品情報

文献2)アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン編集委員会ほか. アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版). 日本眼科学会雑誌. 114巻10号. p.829-870(2010).
※図2は「追記2 原因抗体」を参照

(花粉症・アレルギー性鼻炎の予防は、をお勧めします。小学生以上であれば治療可能です。をご参照ください)


アレルギー性結膜炎、春季カタルなどのアレルギー性眼疾患(眼科)

当クリニックでは、花粉症やアレルギーに悩む患者様の状況に合わせた治療を行います。アレルギー症状が出た初期に来院いただけると、症状をより効果的に抑えることができます。もちろん、症状が出てからでも適切なお薬を処方し、症状の緩和をサポートいたします。

抗アレルギー薬(眼科用外用剤)の解説|日経メディカル処方薬事典

吸入系アレルゲンはアレルギー性鼻炎の他、気管支喘息・アトピー性咳嗽の原因になりやすいアレルゲンです。

① 抗アレルギー点眼液にはヒスタミンH1受容体拮抗薬と肥満細胞膜

吸入系アレルゲンはアレルギー性鼻炎の他、気管支喘息・アトピー性咳嗽の原因になりやすいアレルゲンです。

アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

花粉症は、主に鼻や目の症状が知られていますが、花粉が皮膚に触れることで肌荒れを引き起こすこともあります。この肌荒れは、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎のような症状を引き起こすことがあります。肌荒れの治療・予防には、以下の軟膏が効果的です。

その他にも、熱性炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎 ..

通年性アレルギー性結膜炎に使用する内服薬には、ねむけやだるさ、口の渇きなどの副作用が報告されています。

結膜炎、耳鳴、呼吸困難、嗄声、鼻漏、気道うっ血、副鼻腔うっ血 ..

通年性アレルギー性結膜炎の薬は症状の緩和に有効ですが、一方で副作用やデメリットも存在します。

点眼薬ではリボスチン点眼液、ザジデン点眼液などがあり、内服薬ではアレグラ、ジルテック、ザジデン、アレジオン・・など多数あります。

アレルゲンが目に触れないようにする、室内の清潔を保つ、定期的な医師の診察を受ける、処方された薬を継続して使用するなどの管理は、場合によっては一生涯続く人もいます。

通年性アレルギー性結膜炎を引き起こす原因として、

プロアクティブ(proactive)療法とは、急性期の治療によってしっかり改善させた後に,保湿薬によるスキンケアに加え、ステロイド外用薬やプロトピック軟膏、コレクチム軟膏などを週2 回程度塗布し、症状がない状態を維持する治療法です。それに対し,炎症が起こった時に治療薬で炎症をコントロールする方法をリアクティブ(reactive)療法といいます。どちらの治療法が優れているということではなく、生活スタイルや病状に適した方法で治療していくことが大切だと思います。

も通年性アレルギー性結膜炎の症状です。

花粉症は、主にくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみといった局所的な症状以外にも、疲労感や頭痛、喉の痛みやかゆみ、咳や喘息様症状などの全身症状も引き起こすことがあります。これらはアレルゲンが免疫システムに作用し、体内で炎症反応が起こることにより引き起こされます。内服薬による治療が効果的です。

通年性アレルギー性結膜炎を発症しているときは、

通年性アレルギー性結膜炎の治療期間は、数週間から数カ月が目安とされています。

通年性アレルギー性結膜炎では、

抗ヒスタミン薬は主に、皮膚のかゆみをコントロールする目的として、外用薬による治療に加え使用されます。抗ヒスタミン薬には大きく分けて、眠気が出やすいものと出にくいものがあります。運転注意喚起がない薬剤はフェキソフェナジン(アレグラ)、ロラタジン(クラリチン)、デスロラタジン(デザレックス)、ビラスチン(ビラノア)があります。また食事の影響を受けやすい薬としてはフェキソフェナジン(アレグラ)、ビラスチン(ビラノア)があります。また効果や副作用が同程度の薬でも構造の違い(「アミノ基」と「カルボキシル基」)により、効果や副作用に違いが出ることもあります。抗ヒスタミンを選ぶ際のポイントですが、 抗ヒスタミン薬を今まで内服したことがない方や、ドライバー、精密機器取扱の仕事の方は眠気が出にくい薬を選びましょう。その他の選ぶポイントとしては内服回数(1回か2回)、食事の影響を受けるかどうかなどがあります。 抗ヒスタミン薬を選択する際のフローチャートを作成しましたのでよろしければ参考にしてください。

アレルギー性結膜炎

日ごろコンタクトレンズを使っている人も、アレルギー性結膜炎がひどい時期には、思い切ってメガネにしましょう。そのほうが点眼薬もつけやすいし、メガネをかけるだけで、飛び込んでくるアレルゲンの量も減るのですから。

感染して1~2週間程度で症状が現れます。 主な症状は充血や腫れ、傷み、目やに等で、一般的には発症後10日ぐらいで治まってきますが、中には3週間以上症状が続く人もいます。 ウイルス感染ですので、抗菌薬は使わず、抗炎症薬などの対症療法で対応することになります。

コレクチム軟膏(JAK阻害薬)は、アトピー性皮膚炎の原因となる生理活性物質(サイトカイン)であるIL-4, IL-13, IL-31が免疫細胞や神経にある受容体と結合した後、細胞内の炎症を引き起こすシグナルに関わるJAKを阻害することにより皮膚の炎症やかゆみを抑える薬です。プロトピックの様な刺激感がなく、目の周りにも塗ることが出来る軟膏です。目や口、鼻の中などの粘膜には塗らないようにしましょう。

結膜炎・アレルギー性結膜炎(糸状の目やに・充血)

プロトピックは免疫抑制効果がある軟膏です。顔や頚部など、比較的軟膏の吸収が良い部分に対し、ステロイド軟膏の長期投与による副作用*を避けるために使用されますが、効果はあまり強くなく、中等度~強度クラスの外用ステロイドの置換に用います。使い始めに刺激感(ヒリヒリ感)を感じることがありますが、皮疹の改善とともに消失します。びらんや潰瘍面に使用することは出来ません。年齢により、使用する軟膏の濃度や量が異なります。

アレジオンLX点眼液0.1%は、1回1滴1日2回を点眼するお薬で、スギ花粉症やダニなどのアレルギー性結膜炎にお使いいただけます。 2013年から販売されているアレジオン点眼液0.05%の濃度を2倍(0.05%→0.1%)にした高用量製剤で、点眼回数は従来の1日4回から1日2回になりました。

重症化した通年性アレルギー性結膜炎や抗アレルギー点眼薬で症状が改善しないケースには、ステロイド点眼薬の使用が検討されます。

アレルギー性結膜炎は薬による治療が中心です。 抗アレルギー薬や、重症度によりステロイドの目薬を使用します。 また、春季カタルなどの重症なタイプには免疫抑制剤による目薬を使用します。 また花粉に対して防御メガネの使用や、ハウスダストの場合は寝具を清潔に保つなどの対策をすることで、予防することができます。

ヒスタミンH1拮抗薬とメディエーター遊離抑制薬の2つの作用を持つオロパタジン(パタノール点眼液)が処方される場合もあります。

アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」の公式サイト。アレグラFXの製品特徴をはじめ、花粉症やハウスダストなどアレルギー性鼻炎に関するお役立ち情報が満載。

アレルギー性結膜炎があっても、目が開けられれば、プールに入ることは可能です。目が赤くても、お友達にうつるわけではありません。ただし、プールの消毒液は大変刺激が強いので、ゴーグルをつけて入ることをおすすめします。