性機能障害は、抗うつ剤、とくにといってもいいくらい多い副作用です。


ドパミン遮断作用による高プロラクチン血症が起こり得ます。そのため、薬剤性EDや射精障害が認められるケースもあります。ED治療薬との飲み合わせは問題ありませんので、併用することは可能です。


エビリファイ錠3mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

抗セロトニン作用と抗ドパミン作用をあわせもつ非定型抗精神病薬。脳内のドパミンの取り込みが過剰になり過ぎるのを防いで陽性症状(幻覚、妄想、興奮)を抑えます。同じくセロトニンの取り込みを防いで陰性症状(感情鈍麻、意欲低下、無関心)改善する働きをします。

ただし、減薬したからといって、必ず副作用が無くなるという明確な根拠はありません。

アリピプラゾール(エビリファイ)の効果と副作用について、精神科医が詳しく解説

統合失調症の記事にも書きましたが、抗精神病薬とEDにおいて最も重要なポイントが高プロラクチン血症の有無です。
クロルプロマジンやハロペリドールといった第一世代薬、リスペリドンやオランザピン・アリピプラゾールといった第二世代薬、 いずれにおいても高プロラクチン血症からEDを引き起こす可能性があると考えられます。

高プロラクチン血症の報告もあり、第一世代薬と同様に薬剤性EDや射精障害を認める可能性があります。
ED治療薬との併用は問題ありません。

入荷待ち · エビリファイ15mg100錠(アリピプラゾール).

その副作用が大して苦にならないという方もいれば、自分自身の問題や、パートナーとの関係性で大きな支障になってしまっているという方もいるはずです。

お薬は飲んだ後、しばらくしてから血中濃度のピークがやってきて、効果も副作用も一番強くなります。

ジェネリックについて エビリファイ2017年4月8日アリピプラゾール錠の効果と副作用.

セロトニン(とノルアドレナリン)を再取り込みするセロトニントランスポーターの働きを阻害します。セロトニン・ノルアドレナリンの再取り込みを防ぐ結果、脳内シナプスの隙間のセロトニン・ノルアドレナリン濃度が高くなることにより、神経の伝達がよくなって精神が安定し落ち着きます。
他の受容体にはほとんど作用しません。そのため、抗うつ薬特有の副作用も少ないです。

今回の結果は、先にも述べましたが否定的なものですが、結果だけ鵜呑みにするのでなく、考察によって、次の研究が生まれます。 小さな発見の積み重ねが、医学の進歩に繋がっています。
PDE(フォスフォジエステラーゼ)は、様々な可能性を秘めた分野です。
次の報告を待ちましょう。


エビリファイは奥の手としてとってあり、現在は通常型の睡眠薬で対応し ..

バイアグラ(シルデナフィル)が認知機能を改善するのではないかという仮説に基づき、この研究はデザインされたと思われますが、 残念ながら、これを支持する良好な結果は得られていません。
その理由については明らかではありませんが、様々な可能性を考えなければなりません。
一つは、単純にバイアグラの認知機能改善効果が小さかった可能性です。 また、今回設定された容量が、効果を示す範囲外であった可能性もございます。 実際に、動物実験では、バイアグラの容量と効果は、逆U字型の反応曲線を描く可能性が指摘できます。 また、動物実験で高容量が必要だったのは、その代謝スピードの速さが原因だったのかもしれません。
人間においては、バイアグラ50mg、100mgは、実質的には、脳内のPDE5を阻害しうる容量だと考えられています。

それでもダメなら比較的副作用の少なく安全性の高いエビリファイなども検討してみてもいいかもしれません。 ..

しかしながら、口渇、便秘、排尿困難といった錐体外路症状を副作用として認める事も多く、より副作用の少ない薬を、という流れとともに、使用頻度は下がってきています。
また、こういった

笑顔で帰って来れました☺️ メモ⭐︎エビリファイお試しで1錠今日から追加。 ..

ここでは、セロクエル(オランザピン)、リスパダール(リスペリドン)、トリフロペラジンの勃起不全EDに対する影響を、3種類の問診票(the Arizona Sexual Experience Scale (ASEX)、the Psychotropic-Related Sexual Dysfunction Questionnaire (PRSexDQ)、the sexual side effect section of the modified Udvalg for Kliniske Undersøgelser Side Effect Rating Scale (UKU) )を用いて、各薬剤を比較しています。
100名のインド北部の精神疾患に罹患した被験者を対象としています。 セロクエル(オランザピン)50例、リスパダール(リスペリドン)30例、トリフロペラジン20例。薬剤の選択は、研究に当った施設で、多く処方している抗精神病薬を対象にしているためとのことです。
この結果、リスパダール(リスペリドン)が最も性機能に与える影響が強く、トリフロペラジンと続き、セロクエル(オランザピン)が最も、性機能に与える影響が少なかったとしています。 これは、評価にあたり使用した問診票に因らず、リスパダール(リスペリドン)が最も性機能障害に影響を与えています。
性機能障害の出現率は、用いた問診票により差を認めていますが、1/3の被験者に、何らかの性機能障害が認められております。
最も頻度の高い性機能障害は、性欲減退です。(ただし、ASEXのリスパダール(リスペリドン)を除く)
その他の性欲減退、勃起不全含む性機能障害も多数生じています。
以下に、一覧表を記載いたします。ご参考にしてください。

エビリファイ (アリピプラゾール) · アルベンダゾール · アルダクトン ..

また、時折処方されていることを見かけますし、軽めの抗うつ薬として内科の先生が処方するケースもある『スルピリド』。少量投与が胃潰瘍の治療として使われる事もその手軽さに拍車をかけているかと思います。
しかしながら、スルピリドには血中プロラクチン値を上昇させる効果があり、高プロラクチン血症からEDが引き起こされる場合がありますので注意が必要です。

エビリファイとロラゼパムを飲んでるよ。 薬が効きにくい体質なのか、あんまり ..

抗うつ剤、では、性欲低下・勃起(興奮)障害・オーガズム障害などの性機能障害の副作用が7~8割にみられます。

エビリファイは、2016年に、自閉症スペクトラムに伴う易刺激性への効能追加が承認されたが、本症例では中核症状の自閉にも有効と考えられた。

以前私の勤務していた病院では、話題にしにくい副作用を問診票にして確認していましたが、ことに気づかされました。

アリピプラゾール(エビリファイ)は、脳のドーパミン作用を調整するタイプの非定型抗精神病薬です。

外来通院中の統合失調症患者17名(男女含む)に対し、バイアグラ50mg群、100mg群、プラセボ群に分けています。
被験者の平均年齢は、49.7歳。 8例は男性で、残り9例は女性です。 コーカサス人が12例を占め、4例はアフリカ系アメリカ人、1例はラテンアメリカ人です。
5例はオランザピン(ジプレキサ)、2例はクロザピン(クロザリル)、2例はアリピラゾール(エビリファイ)、2例はリスペリドン(リスパダール)、 2例は定型精神病薬、1例はクエチアピン(セロクエル)、3例は複数の抗精神病薬を服用していました。
ベースラインとして、簡易精神症状評価尺度(brief psychiatric rating scale:BPRS)を施行し、 さらにその2日後に、ホプキンス言語学習検査(Hopkins Verbal Learning Test:HVLT)、論理的記憶検査(logical memory test)を施行しています。
被験者は、バイアグラまたはプラセボを服用して頂き、先に述べた検査を再び行い、比較しています。
17例中、検査を完遂できたのは15名。プラセボ群、バイアグラ100mg群の各1例が過敏性を理由に、脱落しています。
結果は、この報告では、バイアグラの認知機能における改善効果は認められておりません。

バイアグラやシアリス、レビトラといった薬です。本当に困っている方には、処方も検討します。 対策5:他の抗うつ剤に変更する

この報告では、1例の被験者が、バイアグラ100mgの服用後に副作用が認められ、脱落しています。
バイアグラの中枢性の副作用は、稀なケースとして存在します。 攻撃性の増加や記憶喪失です。
統合失調症におけるバイアグラ服用の安全性に関する報告もございます。
そこでは、バイアグラ25~75mgの服用は、精神症状を増悪させないとしています。

統合失調症の認知機能をバイアグラが改善させるかを検証報告した論文 ..

現在のところ、バイアグラ()、 ()、()、 アバナフィルavanafil(ステンドラ®)(本邦未認可)の4種の薬剤が、一般的に入手可能です。
これら薬剤は、血液脳関門を通過することができ、副作用は認容できるものであり、齧歯類での実験では、 認知機能の向上と神経保護作用が指摘されています。
PDE5は、ラットの脳(皮質及び海馬を含む)での発現が認められており、中期的なバイアグラ(シルデナフィル)の投与により、 脳皮質のcGMP濃度の上昇することも報告されています。
海馬内へのcGMP類似物の投与は、記憶の維持を容易にしたとする報告や、グアニル酸シクラーゼ阻害剤の投与(結果としてcGMPの減少をもたらす)は、 抑制性回避学習を減弱させたとしています。
ラットにおけるバイアグラ(シルデナフィル)の投与は、物体の認識の維持に有効であったとする報告や、 学習した不快な刺激に対する回避行動の記憶の維持に有効だったとする報告もあります。
バイアグラ(シルデナフィル)の容量依存性に、迷路の学習効果があったとする報告もあります。
バイアグラ(シルデナフィル)はまた、電気刺激など何等かの方法で消失した記憶の回復に有効であったとする、ラットを用いた実験もあります。 バイアグラ(シルデナフィル)による、記憶力の増強は、服薬してトレーニングしてから、その後、3時間程度持続しているとし、 また、服薬後すぐに効果が発現しているとしています。
このことは、後の回想に効果があるというよりは、むしろ、早期記憶に影響を及ぼしていると考えられます。
健康な男性を対象にした実験では、バイアグラ100mgの服用は、注意力と識別能力に影響を与えたとしています。
ここでは、バイアグラ50mg、100mgを用いて、統合失調症患者の認識力、臨床症状を改善するか検討されています。

薬物相互作用検索ツール | ゾコーバ | 塩野義製薬 医療関係者向け情報

統合失調症患者は、神経におけるNO合成の異常が指摘されています。
NMDA-NO-cGMP経路の異常は、血中、脳脊髄液中のNO濃度、代謝、神経細胞におけるNO発現量など、様々な影響をきたすと思われます。
しかし、複雑な問題であり、すべてを解明することは、未だ困難です。
NMDA-NO-cGMP経路の異常は、PDE5阻害の効果を発現しにくくしている可能性もあります。
このため、健常者を対象にした研究が必要なのかも知れません。
加えて、人間では、PDE5ではなく、その他のアイソザイムのPDEを阻害することが、認知機能に及ぼす影響は大きいのかもしれません。
PDE4阻害剤は認知機能を改善させ、PDE10阻害剤は統合失調症に効果があるのではないかと研究されています。

[PDF] 類似薬選定のための薬剤分類(改訂第14版)について

現在では、クロルプロマジンなどの第一世代薬に代わり、リスペリドン、クエチアピン、アリピプラゾールなどの第二世代薬が使用されており、条件によってはクエチアピンも使用可能となっています。統合失調症を引き起こす原因として、神経伝達物質のドパミンが関連しているといわれており、それ以外にも、同じモノアミン類であるセロトニン・ノルアドレナリン・ヒスタミン、アミン類のアセチルコリンなども関連性が推定されています。