. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。
保険治療では、3回以上のレーザーの追加も色素沈着を抑える薬も認めていないため、外見上良くない結果になってしまってもそれ以上どうすることもできません(自費治療を追加すると混合診療となり、医師法違反になります)。
実際、トレチノインはニキビやニキビ跡に対して以下の効果を発揮します。
これらの理由から、扁平母斑に対して保険治療でレーザー治療を行うことは限界と感じ、2019年5月からは全て自費治療にて対応させていただきます。
逆に自費治療にてレーザーを行なった場合は、多くのメリットがあります。
メリット
・テスト照射が可能になりますので、まず小範囲レーザー治療を行い、レーザーが効くかどうか確認することができます。
・何度もレーザーを行うことができる。
・など、最新式のレーザーを使うことができる。
・色素沈着を抑えるハイドロキノンや、トレチノインなどと併用が可能となる。
などです。
トレチノインが効果的なシミの種類としては以下がいわれています。)
これまで扁平母斑の治療は困難と考えられてきましたが、’保険治療の範囲では困難’という意味であって、いろいろな治療を組み合わせた場合は、治療可能とのなる例が飛躍的に増えるでしょう。
実際は2回レーザーを行なったところで扁平母斑は取れることは少なく、一部だけ取れてまだらになってしまい、かえって外見上良くないことになり得ます。
扁平母斑(カフェオレ・スポット)の治療- 参考文献_美容医学への扉
扁平母斑が悪性化することはなく、NF1やMcCune-Albright症候群を合併しない限り生命予後に影響はありません。
扁平母斑とは、皮膚にできる茶色のあざです。ホクロのように皮膚から盛り上がることがないあざのため、扁平母斑と呼ばれています。出生時~生後まもなく生じる0.2~20cmほどの境界明瞭で均一な色調の色素斑で、ミルクコーヒーに似た色をしていることから、カフェオレ斑とも呼ばれます。
扁平母斑 | 病気から選ぶ | 実績多数の【はなふさ皮膚科へ】
単発のものは10~20%の人に存在しますが、径1.5cm以上のものが6個以上あれば、フォン・レックリングハウゼン病を疑います。
日本では主に、この単発のカフェオレ斑を扁平母斑と呼んでいますが、淡い褐色斑内に、濃い褐色斑が点状に存在するものもあり、欧米では主にこのタイプを扁平母斑と呼んでいます。
それとは別に、思春期前後に生じる遅発性扁平母斑はベッカー母斑とも呼ばれ、辺縁がギザギザの大きな(平均125㎠程度)褐色斑で、表面はいぼの様にぼこぼこしていて、約半数に多毛を伴っています。特に男子の前胸部、肩部、背部に好発しますが、腹部や四肢に生じることもあります。
老人性色素斑、そばかす、肝斑、炎症後色素沈着、茶アザ(扁平母斑)などが治療対象です。
アザの一種である「扁平母斑」のある患者様に、ゼオスキンをベースにした部分的なトレチノイン療法を行いました。この扁平母斑は通称「茶あざ」と呼ばれており、レーザーが有効なのは1/3程度だと言われています。レーザーで改善困難だった場合や非常に薄いタイプの茶あざの方には、が有効な場合があります。
茶アザ(扁平母斑)にゼオスキン(トレチノイン療法の症例写真) ..
色調の淡い扁平母斑であれば、カバーマークなどの専用のメイク用品でカバーすることができます。過去には、ドライアイスや液体窒素による皮膚凍結療法、削皮術、手術切除などの治療が行われていましたが、炎症後色素沈着や瘢痕などのリスクもあり、現在ではQスイッチ付レーザーが主流です。
トレチノイン+ハイドロキノンを外用してもらう場合があります。 日焼けには注意しましょう。 6.扁平母斑(カフェ・オレ斑、茶アザ)
また、組織学的には表皮基底層のメラニン沈着が主体であることから、トレチノイン(トレチノインナノエッグ)と美白剤(ハイドロキノンクリーム)の外用療法も有効で、とくに顔面にある扁平母斑には良く反応しますが、長期的にはほぼ再発してしまうため、再発予防に活性の高いメラノサイトを減らす目的で、Qスイッチ付ルビーレーザーを使用します。また、多毛を伴うものには脱毛用レーザー(『ジェントルレーズ(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)』など)の併用も試みられています。それでも、一部の症例には有効ですが、更に色調が濃くなるケースや毛孔部からの再発が見られるケースも多く、満足のいく結果が得られるものが少ないというのが現状です。
太田母斑、扁平母斑は健康保険診療が認められますが、シミの治療は自費診療となり ..
保険治療には様々な制限があり、扁平母斑の治療は現実的には困難と判断したためです。
扁平母斑の治療を保険で行なった場合
・使用できるレーザーが限られている。
・治療が2回しか行うことができない。
・治療間隔を3ヶ月以上開けなければいけない
・(レーザー治療回数は2回という縛りがあるため)テスト照射ができない。
という難点があります。
レーザー治療には健康保険が使えますが、トレチノイン治療は自費診療となります。
他院で「シミ」に対するレーザー治療を行いましたが、その後、さらなる改善は困難ということで、当クリニックを紹介されたそうです。当クリニックには、シミの他、毛穴の改善も希望されて来院されました。診察すると、右頬のシミは非常に薄いタイプの「扁平母斑」であると思われましたでので、ピコレーザーを照射するか迷いましたが、肌質の改善も同時に希望されていたため、ゼオスキンをベースにしたトレチノイン療法を開始することにしました。
※一部、保険適応のアザもあります。 例)太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、外傷性異物沈着症
トレチノインとハイドロキノンを用いたj漂白治療です。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるため、表皮の細胞はどんどん押し上げられていきます。このとき表皮の深い層にあるメラニン色素も一緒に持ち上がっていくため、メラニン色素を外に出してしまいます。この期間、漂白剤であるハイドロキノンを同時に作用させ、メラノサイトに新しいメラニンを作らせなくしておきます。結果、表皮はメラニン色素の少ない、きれいな新しい皮膚に置き換えられることになります。
トレチノイン治療 | シミ・アザ | 脂肪吸引ならクリニック日比谷
◎日光色素斑(老人性色素斑)
最も一般的な「しみ」です。その名のとおり、日光によく当たる部分に、30代頃からでてきます。うすいものもあれば濃い褐色のものもあり、大きさもさまざまです。ヤグレーザーが効果的です。塗り薬(トレチノイン・ハイドロキノン)も有効です。フォトRFやピーリングで薄くなることもあります。
※ 太田母斑や扁平母斑は保険適用です。しかし、局所麻酔でできる方のみへの対応 ..
◎肝斑
女性にみられる、顔に左右対称にみられるしみです。妊娠や出産などがきっかけになることがあります。一部のレーザーを除いて、レーザー治療は行いません。基本的な治療は、トラネキサム酸およびビタミンCの内服です。これは保険診療で可能です。塗り薬(トレチノイン・ハイドロキノン)も有効です。
肝斑としてトレチノインやハイドロキノンの外用療法、レーザートーニングが ..
Qスイッチルビーレーザに関してですが、赤坂らによると、
・類円形のものより地図状の扁平母斑の方がレーザーは効きやすい
・四肢、躯幹よりも頭頸部の方がレーザーは効きやすい
・有意差は無いものの3歳未満の方が3歳以上の方が、レーザーが効きやすい
・有意差は無いものの、3cm未満のものの方が、3cm以上のものより効きやすい。
と述べています。
扁平母斑、ベッカー母斑、異所性蒙古斑、色素性母斑、遅発性太田母斑様色素斑) ..
トレチノインは、コラーゲン増生を促す数少ない薬ですので、しわにも効果が期待できます。目じりなどの深いしわの場合は、少なくとも3ヶ月は使用する必要があります。また、使用開始すぐは、皮剥けがひどくなることがありますので、プロペトなどの保湿剤による十分な保湿が必要です。
シミが肝斑の場合は、内服薬とトレチノイン軟膏・ハイドロキノン軟膏の使用となります。 ..
メラニン沈着の治療に広く用いられている有名なレーザーです。太田母斑や扁平母斑をはじめ、シミの治療にも使われます。太田母斑、扁平母斑は健康保険診療が認められますが、シミの治療は自費診療となります。
レーザー治療は無効であり、ハイドロキノンとトレチノインの外用治療が有効とされます。 ..
ニキビは、皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛穴の入口の角質が異常に厚くなり蓋をすることによって起こります。トレチノインは、皮脂腺の機能を低下させ、角質をはがす作用があるため、ニキビ治療に大変効果的です。にきびが十分に改善した後も、引続き治療をすることによって、ニキビ後の赤みも消えていきます。
Qスイッチルビーレーザーと、5%ハイドロキノンの外用、0.1~0.4%トレチノインの外用を併用することは有効である。 合併症とその治療法
◎雀卵斑
いわゆる「そばかす」です。顔にたくさんできる、1から5mmくらいのしみです。治療法は日光色素斑と同じです。
◎炎症後色素沈着
けが、やけど、にきび、手術の跡などが、変色して残ってしまったものです。紫外線予防を続けることにより徐々に薄くなることが多いのですが、1年以上経っても変化がなければ、それ以上の改善は難しいことが多いです。塗り薬(トレチノイン・ハイドロキノン)により改善することがあります。
トレチノイン、ハイドロキノンは、しみ・小じわ・ニキビなどに効果的な ..
Moreno-Arias GAらは広範囲の扁平母斑に対してQスイッチアレキサンドライトレーザーに治療を16回行うことで、顔面の病変は50%取り除けたとし、Qスイッチアレキサンドライトレーザーは扁平母斑の治療に適していると結論付けました。