無事に妊活に成功したらすぐにフィナステリドやデュタステリドを再開することが大切です。
また、この4つの薬は、いずれも女性や子どもの服用および接触を禁忌としています。特に男児を妊娠中またはその可能性のある女性が服用すると、胎児の生殖器に異常を起こす恐れがあると警告されています。
フィナステリドは妊活中も服用できます。しかし、人によっては妊活中だけフィナステリドの服用を休止する場合もあります。
以上の理由から、女性がフィナステリドに触れないよう取り扱いには十分な注意が必要です。
妊活中のプロペシアの服用については、医師とよく相談して個々の状況に応じた治療法方針を決定するのが基本です。
AGA治療が妊活に与える影響を解説|副作用で不妊になるのは本当?
フィナステリドには性機能障害といった副作用があります。
具体的には、以下の症状が挙げられています。
・リビドー減退注
・勃起機能不全
・射精障害注
・精液量減少
・睾丸痛
・血精液症
・男性不妊症
・精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等)
妊娠を予定している時期を考慮しながら、プロペシアを継続してよいか、休薬・一時中断のタイミングについてなど、専門的なアドバイスを受けるとよいでしょう。
フィンペシアを服用していても子作りは可能ですが、副作用に性欲減退などがあるため妊活に影響を及ぼす可能性はあります。 ..
ミノキシジルは男女ともに薄毛治療に使用されるお薬です。日本ではミノキシジル外用薬が知られています。使用方法は主に外用で、直接頭皮に塗布します。市販で買える外用薬(発毛剤)としては「リアップ」や「ロゲイン」が有名です。ミノキシジルは血行促進効果があり、毛根へ安定的に栄養素を届けることができます。ミノキシジルは胎児危険度では中間のCという評価でした。パントガール同様に重大な胎児への健康被害を招く可能性は比較的少ないといえるでしょう。しかし、胎児奇形が起きる可能性はゼロではありませんので、妊活中・妊娠中の女性はミノキシジルの使用を控えたほうが安全でしょう。
AGA治療薬でよく使用される薬の1つに「プロペシア」が挙げられます。プロペシアは薄毛の原因となる悪玉男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」を抑制する効果があります。しかし、副作用も現れることもあります。以下にプロペシアの副作用を示します。
AGA治療中の妊活はOK?AGA治療薬が妊活・妊娠中に与える影響
ミノキシジル以外の代表的なAGA治療薬には、プロペシアとそのジェネリック医薬品のフィナステリド、ザガーロとそのジェネリック医薬品のデュタステリドがあります。
これらの薬は、ミノキシジルと異なり、発現率は高くはありませんが、性機能障害を生じる可能性があるため、妊活中の男性は注意が必要です。
ミノキシジル外用薬は発毛促進効果が期待でき、低出力レーザー療法も一定の効果が認められています。
なぜフィナステリド服用時の妊娠は妊婦や胎児に良くない言われるのか? ..
プロペシアは服用をやめてしまうと効果がなくなり、再び薄毛が徐々に進行していくのが特徴です。休薬期間中は、ミノキシジル外用薬や低出力レーザー療法などの代替療法を検討すると薄毛の進行を抑制できます。
フィナステリドの説明書には、「男性不妊症」「精液の質低下」と書いてあります。 デコリン
フィナステリド配合の治療薬は通販サイトを利用すれば、個人購入も可能です。
しかし、確実性や安全性を考慮すると、クリニックで処方してもらうことを強く推奨します。
妊活中でもAGA治療は受けられる?妊活中でも可能な治療もご紹介
男性ホルモンは女性の体内にも存在しますが、その量は男性の約1/10と微量であり、薬の作用によってホルモンバランスが乱れる恐れがあるからです。
妊活中・妊娠中にAGA治療はできる?胎児への危険性について解説
なお、ミノキシジル外用薬は、妊娠中や授乳期でない場合でも注意点があります。それはミノキシジルの含有濃度です。
国内のガイドラインでは、女性にはミノキシジル濃度1%が推奨されています。これは、男性の場合使用できる5%だと濃度が高いため、副作用のリスクが上昇する可能性があるためです。
市販の外用薬にはミノキシジル1%の商品があるので、女性はこちらを選んでください。商品の選び方に不安がある場合は、薬剤師に相談するとよいでしょう。
また、その他にも心配な点がある場合は市販薬を購入するのではなく、クリニックの専門医に相談しながら治療を進めていくのが安全です。
【医師解説】フィナステリドについて。服用ポイント、作用・副作用
プロペシアを服用することで男性の場合は「性欲減退」や「勃起機能不全」など、妊活に悪影響を及ぼす副作用が現れる可能性があります。女性の場合はプロペシアを体内に入れることで、胎児の生殖器の異常が起こる場合があります。特に男の子の生殖器に悪影響を及ぼす可能性が高いようです。プロペシアは皮膚からも体内に吸収される性質を持っています。女性はプロペシアに触れることも大変危険ですので注意しましょう。また、プロペシアは精液にも成分が含まれます。プロペシアの服用を1カ月ほど禁止して、体からプロペシアの成分を排出してから妊活を開始するようにしましょう。心配な方は産婦人科に相談することをおすすめします。
薬剤が経皮吸収され、男子退治などの生殖器官などの正常発育に影響を及ぼす恐れがあります。 ..
製造販売元 / 処方量
プロペシア ・ MSD株式会社 ・ 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「サワイ」 ・ 沢井製薬株式会社 ・ 0.2mg/1mg
フィナステリド錠「クラシエ」 ・ 大興製薬株式会社 ・ 0.2mg/1mg
フィナステリド(プロペシア)の効果はいつから? 副作用まで医師が解説
単純に、フィナステリドが体外排出にかかる数週間前に休薬すればよいのかというと、そういった訳でもありません。妊娠を計画する際には、3~6ヶ月前から休薬を開始するのが理想的とされています。
勃起不全の副作用が懸念されるのは、男性ホルモンの代謝に影響を及ぼす②フィナステリド内服薬と③デュタステリド内服薬です。 ..
フィナステリドによって性機能障害が起こる原因は「テストステロンの減少」や「思い込み」などの憶測もありますが、実際のところは解明されていません。
また、フィナステリドはほかのAGA治療薬と比較しても副作用の発現率は低く、実際60か国以上で使用実績のある安全性の高い薬です。
性機能障害の副作用はありますが、発現率は0.7~1.1%ほど。
確率的には低いですが、フィナステリド服用後に性機能障害が起こるリスクは否定できません。
【医師監修】 AGA治療薬で性欲減退やEDに? 副作用とその対処法
AGA治療薬に関わらず、「妊活中はどんな薬であっても飲みたくない」と考える方もいらっしゃいます。
もし、どうして心配な際には計画的に妊活と休薬を行う事で、AGA治療薬の休薬期間を最小限に抑えることもできます。
【例】
妊活をする日を決めて、その5日ほど前から休薬し妊活が終わり次第お薬を再開する
これなら、月に7日ほどの休薬期間は発生してしまいますが、最小限の休薬で治療を継続することが可能です。
いずれ、妊活に関してはデリケートな問題ですので、気になる方はパートナーさんとも治療に関して相談してみてください。
薬の飲み方に迷う方は主治医に相談してみてくださいね。
当院は医師による対面診療を行なっております。しっかりとお客様一人一人のお話を聞き状態に合わせて適切な診察を行いますのでお気軽にご相談ください。
AGA治療薬のフィナステリドってどんな薬?皮膚科医が解説します。
妊娠・出産は人生の大きなイベントですので、正しい準備と管理を行うと安心して妊活に取り組めます。
【薄毛/AGA治療】フィナステリドの真実を解説します。 | 美容コラム
女性版AGAに「FAGA(びまん性脱毛症)」が挙げられます。びまん性脱毛症は、髪の毛を育てる役割がある女性ホルモン「エストロゲン」の減少が原因となります。びまん性脱毛症は髪の毛が細くなり、髪の毛全体的なボリュームがなくなる薄毛症状です。主成分が「ケラチン」や「アミノ酸」のパントガールは、妊活中に副作しても重大な胎児危険には陥らないという見解が一般的なようです。しかし、では安全のため、妊活中・妊娠中の女性にはパントガールを使用した治療は行わない場合が多いです。
反対にオナニーの期間が11日〜14日空くと、精子の質が低下するとされているため、妊活を考えている方は注意が必要です。 ..
フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)に有効的な成分です。
5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。
ジヒドロテストステロンが生成されなくなると、ヘアサイクルは正常に戻り、健康的な髪の毛が生えてくるようになるのです。
ちなみに5aリダクターゼにはⅠ型とⅡ型 があり、フィナステリドは前頭部や頭頂部多く存在するⅡ型を阻害します。
フィナステリドはもともと、前立腺肥大症の治療薬として使われていましたが、患者から「毛が生えた」という報告を受け、育毛薬として改良されたのが始まりです。
すでに60か国以上で使用実績があり、安全性の高い成分としても有名です。
抜け毛を止める【守り系】のAGA治療薬として、効果が期待されています。
妊活中にザガーロは使える?AGA治療と妊活を両立する方法はある?
妊活中にAGA治療するときには、クリニックへの事前相談が重要です。性機能低下や胎児に奇形が生じてしまうリスクをあらかじめ回避することができます。
また、クリニックにご相談いただければ、妊活とAGA治療のスケジュール調整・薬の影響の定期的なチェック・特定の薬が使用できない場合の代替療法のご提示など、医師からご提案させていただくことも可能になります。
専門的なアドバイスをもとに、安心できる最適な方法で、AGA治療と妊活を両立することが大事です。
AGA治療をやめるとどうなる?やめどきと一生続けるべきかを解説
ミノキシジルは、女性も使用が可能な治療薬です。ただし、妊娠中や授乳期の使用については安全性が確認されていないため、現在妊活中で近いうちに妊娠の可能性がある場合には使用をやめましょう。妊娠初期には、母体から胎児へ何らかの影響を与える可能性があります。
また、出産後であっても、授乳期にミノキシジルを使用すると、成分が母乳へ移行することがわかっています。母乳を通して乳児がミノキシジルを摂取してしまう恐れがあるため、内服薬・外用薬ともに使用を控えてください。