一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg


イソトレチノインには、重大な副作用が報告されています。特に注意すべき副作用は、胎児の催奇形性と皮膚や粘膜の乾燥です。海外では40年以上使用されており、正しい使用方法で服用すれば重症ニキビや毛穴に非常に効果の高い薬です。


一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 20mg

脱毛、Vビーム、シミ取りなど各種レーザー、IPL光治療、ポテンツァ、ダーマペン、ピーリング、ほくろ除去などの小手術はいずれもイソトレチノイン内服中でも施術可能です。
しかしながら、イソトレチノイン内服中は皮脂の分泌が抑制され、皮膚は敏感な状態にあるため合併症のリスクが高まる可能性がありますので、施術をご希望の場合はご了承ください。
お肌が敏感になりやすいですので、スキンケアを十分に行う必要があります。
イソトレチノイン内服中に開腹手術や美容外科での大きな手術は避けてください。

頭痛の副作用が出やすくなるためビブラマイシン、ミノマイシンといったテトラサイクリン系の抗生剤とは同時に内服できません。
そのほかの抗菌薬、鎮痛薬、アレルギー薬、経口避妊薬(ピル)との併用は問題ありません。

一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg

一方でイソトレチノインは皮脂腺を退縮させる作用があるため、再発を抑えることができ、かつ再発しても症状は軽度で済みます。ただし、再発率は文献によってかなりのばらつきがあるためあまり参考になりません(そもそも再発をどのように定義すべきかという問題があります。定義が変われば再発率も変わります)。再発率はイソトレチノインの投与量、投与期間、併用薬の有無、重症度、年齢、性別など様々な要素が関与するため一概には言えませんが、おおむね30%程度と考えておけば良いでしょう。Quéreuxらは再発率が高くなる患者背景として、年齢が若いこと、家族歴があること、胸や背中にもニキビがあることを挙げています(文献1)。これらに該当する場合には投与量を多くすることが望まれます。なお、最新のメタアナリシスによれば再発率を下げるにはイソトレチノインは低用量ではなく、通常量が推奨されています(文献2)。

写真はひたいの3ミリほどの黄色いできもの、脂腺増殖症を当院でイソトレチノイン内服を開始してから6か月後の症例。完全に消失して平坦になっているのがわかります。写真では1箇所だけを拡大して見せていますが、ほかの多発していた脂腺増殖症も消えました。

ニキビと牛乳について、新しい研究や結果がでてきたらまたお伝えしたいと思います。

海外では中等度~重度のニキビに対するイソトレチノインは第一選択として位置づけられおり、世界のスタンダードなのです。すでにお気づきのように日本のニキビ治療は海外に比べて大きく遅れています。当院でイソトレチノインを希望される患者さんの重症度はそれほど高くはない印象です。むしろ中等度で再発率の低い治療を希望される方が多いようです。難治性ニキビはもちろん、治療満足度が低い場合にも有力な選択肢です。当院ではマニュアル通りに処方するのではなく、イソトレチノインの最適な内服量や使用法を提示します。また副作用を軽減させるための対策も説明します。

Juhlらのメタアナリシスでは、ヨーグルトやチーズもニキビの悪化要因とされていましたが31、テヘラン医科大学の研究グループが行ったメタアナリシスでは、乳製品の中でも、全乳(脂肪分を取り除かない牛乳)、脱脂乳、低脂肪乳の消費とニキビとの相関が認められましたが、ヨーグルトとチーズとニキビとの相関関係は認められませんでした19

先述したように、ニキビが悪化する原因は、牛乳に含まれるIGF。

個数が少ない場合はラジオ波メスでの除去を推奨します。ただ数が20個超など多い場合には取りきるのが難しく、また除去してもすぐに新しい脂腺増殖症ができて外科的な除去が困難な場合があります。その際にはイソトレチノインを内服することで、脂腺増殖性を小さく、もしくは消失させることが可能です。しかし、イソトレチノイン内服をやめたときに再発する可能性があります。

・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。


本剤は、有効成分であるイソトレチノインを含有しています。 本剤は、難治性 ..

約4万7千人を対象として、ニキビと乳製品の種類、摂取量を調査した研究では、牛乳を含む乳製品の摂取とニキビとの間に関連性があると報告されています16。乳製品とニキビとの関連を調べた78,529人のメタアナリシスでは、脂肪含有量の多寡(全脂肪乳、低脂肪乳、脱脂粉乳)や種類(牛乳、チーズ、ヨーグルト)に関係なく、あらゆる乳製品がニキビの原因となる可能性が報告されています31

牛乳で悪化するという論文もありますが、反論もありまだ結論は出 ..

イソトレチノイン内服治療後は長期的にニキビが落ち着くことが多いですが、再発することもあります。
再発の際も症状は軽度なことが多いですので、その際はニキビの塗り薬で対応します。
それでもニキビが悪化する場合には、2回目のイソトレチノイン内服を行うことがあります。

牛乳や果物ジュースとの飲み合わせ; ◇依存性のある薬について; ◇危険な個人 ..

イソトレチノインは皮脂分泌を抑制する作用があるため、ほとんどの患者さまに皮膚や粘膜が乾燥する副作用が生じます。肌の乾燥が気になるときには、唇にはワセリンを、肌にはローションやクリームなどの保湿剤を塗布してください。

約4万7千人を対象として、ニキビと乳製品の種類、摂取量を調査した研究では、牛乳 ..


ため、ニキビの炎症が治まった後にが残ってしまいます。炎症によってメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)が活性化することでシミ(炎症後の色素沈着)が長く残ったり、炎症にともない細い血管が増えたり拡張することで赤みが長い間残ってしまいます。また、皮膚の深い部位(真皮や皮下脂肪)に炎症が続くと、炎症によって周囲の組織が破壊されることで瘢痕(へこみ)が残ってしまいます。
にきび痕としてのこる赤みへこみは見た目の印象に強く影響するため、精神的にもストレスが多くQOL(生活の質)を著しく低下させます。

血管増生による赤みと皮膚のへこみが残った場合、保険治療では治療が難しいため自費診療を行う必要があります。治療に必要な時間も費用面での負担も大きくなってしまいますので、ニキビ跡を残さないためには、早めに赤く腫れ上がったニキビを治療する必要があるのです。

美容皮膚科医師がニキビ治療にイソトレチノインを飲んでみた体験談

薬にはよほどの副作用が出ない限りは指示どおりに飲まなければいけないものと、自分の判断で中止したり、あるいは増やしたり減らしたりしてもかまわないものがあります。例えば、生活習慣病の薬や抗菌薬は自分の判断でやめてはいけませんが、これらを理屈で考えるのは容易ではありません。

そのため、乳製品はできるだけ避けた方が良いでしょう。 牛乳以外の乳製品にも注意

ただし牛乳だけが原因ではないので、牛乳や乳製品の摂取をやめたからといって、大きな改善効果が必ず得られるというわけではありません。

イソトレチノインを飲んでも大丈夫? #毛穴 #毛穴ケア #イソトレチノイン ..

鼻の黒ずみでお悩みだった20代女性の患者様。酒さによるぼつぼつも気になっていたのでイソトレチノインで治療を開始したところ、1ヶ月後には酒さのぼつぼつは消え、毛穴の黒ずみもほぼ消失しました。他にも肌質がツルッとして改善したりと鼻の黒ずみ以外にも全般的な効果が早い段階で出ました。
内服開始後1週間では逆に赤いぼつぼつが増えてしまい心配でしたが一過性で、1ヶ月続けてもらったところいい結果が出ました。

・ミルキィは牛乳のようななめらかな泡立ちが特徴で、乾燥肌の方に ..

ソフトゼラチンカプセルです。
夏場は溶けやすいため、冷蔵庫での保管も可能です。
25℃以上で変形する場合がありますが、品質には問題ありません。

【重大な副作用・注意】イソトレチノイン内服中に妊娠・授乳はNG ..

・院長以外の医師の勤務時間はおおよその目安です。当院では手術などの予約以外では医師の指名はできませんので、非常勤医師の出勤状況のお問い合わせはご遠慮ください。なお、美容皮膚科(自費診療)は院長が、手術は坂本医師・永井医師が主に担当しています。

イソトレチノインの服用で胎児奇形の可能性があるみたいですが、それって ..

②中等度ニキビではイソトレチノインは低用量でも十分な効果が期待できるが、再発率が高くなる可能性がある

イソトレチノイン220mg/kg以上投与患者で再発リスクが有意に減少

・HP上の “イソトレチノイン治療予約 ” からご予約ください。
・問診への記入をお願い致します。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

難治性のニキビは単に皮膚だけの問題ではなく、ホルモンバランスや皮脂腺などをはじめとする体の内側の問題が大きいです。外用薬やピーリング、レーザー治療など外側からのアプローチだけではニキビの再発を抑えるのが難しいこともあります。米国ガイドラインでも中等度以上のニキビには内服治療が推奨されています。イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシス(細胞死)を誘導させることが報告されており(文献3)、再発率が低くなる理由の1つと考えられます。したがって軽度~中等度であるが再発を繰り返す難治性ニキビに対して非常に有効性の高い治療と言えるでしょう。最近では中等度のニキビに対しても最初からイソトレチノインを使うのが世界的な潮流になっています。

牛乳によってニキビが悪化する可能性もありますが、

イソトレチノインは毛穴の角化異常を抑え、皮脂分泌も減らすため、毛穴の開きや黒ずみを改善することができます。特に黒ずみについては多くの場合で目に見える改善がわかります。

①中等度ニキビに対してもイソトレチノインは有用である

スピロノラクトンは降圧剤ですが、成人女性のニキビに高い有効性があることが知られています。米国FDAからニキビ治療薬として認可を受けていませんが、中等度以上のニキビに対して海外のガイドラインでも推奨されています。1日50~200mg内服するのが効果的であり、皮脂の分泌を抑える作用もあると報告されています(文献1)。しかし、イソトレチノインに比べて中止後の再発率が高いことからも、皮脂腺の退縮作用があるかどうか明確ではありません。