獣医師が解説! 犬の誤飲・誤食の症状と対処法 危険物チェックリスト
愛犬の年齢や性別などの情報も詳しく伝えましょう。
持病の有無も重要な情報です。
過去の記事では腫瘍や誤飲誤食について解説しています。 ・犬と猫の固形物の誤飲について ・腫瘍の記事はこちらから探すことができます
留守番中などで、愛犬が誤飲した正確な時間がわからない場合はおよその時間を伝えます。
愛犬が薬を「1錠飲んだ」「粉薬を半分くらい舐めた」など、詳細な情報をなるべく具体的に伝えましょう。
愛犬の誤飲の症状や予防法について詳しくは、「犬が誤飲した! ..
犬は1分間に15~30回ほど呼吸をします。
激しい運動、興奮、緊張、高い気温での早い呼吸やパンティングは、異常がなくても認められます。しかし普段とは違う荒く苦しそうな呼吸をしている場合は体に異常が起きています。
原因として、気管虚脱、感染症、呼吸器の腫瘍や異物、短頭種気道症候群、感染症、心臓疾患、肺水腫、肺炎、肺腫瘍、胸水、熱射病など様々あります。近年人気のある、小型犬の気管虚脱は当院でもよく診察されている疾患です。
舌にチアノーゼ(青紫色)が出ている時は気道閉塞、心不全、気胸などの疑いがあるのですぐに受診して下さい。
以前に比べ、よく水を飲む場合は様々な原因が考えられます。1日の飲水量が体重1kgあたり100ml以上の場合は多飲と言えます。
原因として糖尿病、腎臓病、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、子宮蓄膿症、尿崩症などがあります。
糖尿病の初期症状は食欲があるのに、痩せていく。糖尿病が進行して糖尿病のケトアシドーシスになると、食欲や元気の低下も起こります。
腎臓病は薄い排尿、食欲低下、元気消失、進行すると、口臭や下痢、痙攣などを起こします。
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は多飲の他に、多食、皮膚の菲薄化、腹部膨満、左右対称性脱毛などが認められる事があります。
子宮蓄膿症は未避妊の犬で起こる可能性があります。9歳以上の未避妊の犬の3頭に2頭は子宮蓄膿症になるとも言われています。これは避妊手術で予防する事が出来ます。
これらを確認の上、犬や猫に与えたり誤飲させたりしないよう注意してください。 ..
愛犬が薬を誤飲してしまったら、かかりつけの獣医師の指示に従ってください。
今すぐ連れてくるように言われた場合は、飲んだ薬の「薬のパッケージ」「処方箋」も一緒に持って行くようにします。
「ちょっと目を離した隙に愛犬が何かをくわえていて、思わず声を上げた瞬間に飲み込んでしまった!」
犬が人間の薬を誤飲したときの対処法|死亡する危険のある薬も紹介
愛犬が誤飲した薬を無理やり吐かせるのは大変危険です。
オキシドールやを飲ませるなどの方法がインターネット上に掲載されていることがありますが、消化器粘膜を荒らしたり、誤嚥(ごえん)といって吐いたものが気管に入ってしまうことがあります。
勝手な判断で無理に吐かせることはやめましょう。
また、動物用の薬で、犬が食べやすいようにフレーバーがついている薬があります。
犬が薬を飲みやすくなる半面、床に誤って落ちた薬を素早く食べてしまうなどの危険性もあるので注意が必要です。
犬が痒(かゆ)がっているとアレルギーが心配になります。犬のアレルギー薬や治療法、検査にはどのようなものがあるのでしょうか?
犬が誤飲したからといって慌てて自身で出す行為は絶対にしないでください。
※2023年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出)
愛犬が薬を誤飲してしまった場合、まずは、慌てずに対応することが大切です。
第13回 犬の病気 「接触性アレルギー性皮膚炎」 獣医師瀬戸口
過剰に薬を口にしてしまった場合、どのような薬をどのぐらい飲んだか(1錠当たりの薬成分の量と何錠飲んだか)、薬の包装を一緒に飲んだかなどを獣医師に伝えます。
もしわからなくても、残りの包装などを持っていくなど、少しでも情報になるものがあれば持参しましょう。
今回は、皮膚の病気の中から、特定の物質に触れることによりおこる「接触性アレルギー皮膚炎」についてお話したいと思います。 どうして起こるの?
以前に比べ排尿の量が増えたと感じる場合は様々な原因が考えられます。糖尿病、腎臓病、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、子宮蓄膿症、尿崩症などがあります。
糖尿病の初期は食欲があるのに痩せていく。進行して糖尿病のケトアシドーシスになると、食欲や元気の低下も起こります。
腎臓病は薄い排尿、食欲低下、元気消失、進行すると、口臭や便秘、下痢、痙攣などを起こします。
クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は多飲の他に、多食、皮膚の菲薄化、腹部膨満、左右対称性脱毛などが認められる事があります。
子宮蓄膿症は未避妊の犬で起こる可能性があります。9歳以上の未避妊の3頭に2頭は子宮蓄膿症になるとも言われています。これは避妊手術で予防する事が出来ます。
↑ 上のイラストは、犬の食事性アレルギーになりやすい食材の一例です。 ..
小児の発熱などで処方されることがある薬です。
アセトアミノフェンを誤飲すると顔面や足のむくみを生じ、50~100㎎/kgで肝臓へ影響を及ぼします。
200㎎/kg摂取した犬の75%がメトヘモグロビン血症を生じたという報告がありました。
2023.02.21: 間違いだらけのアレルギー・アトピー検査
人間用の薬を愛犬が誤飲してしまったらどうすればいいでしょうか?「床に落とした薬を犬がパクリと食べてしまった」「テーブルの上に置いていた薬を愛犬が食べてしまった」など誤飲の危険性は身近にあります。愛犬が人間用の薬を誤飲してしまったときの症状や対処法、応急処置、予防対策などについて詳しく解説します。
2022.08.19: 飲ませ続けてもいい?アポキルの長期服用
ぐったりしている様子があったり、薬を多量に食べてしまったりした直後には、動物病院に連絡をしながら、動物病院に連れて行きましょう。
事前に連絡することで、動物病院でも犬が到着する前に、処置の準備をすることができます。
1位 皮膚炎 · 2位 外耳炎 · 3位 胃腸炎 · 4位 下痢 · 5位 誤飲.
目の痛みで考えられる主な病気として、結膜炎・角膜炎・乾性角結膜炎(ドライアイ)・ぶどう膜炎、緑内障などがあります。原因はまつげの異常、外傷や異物、細菌やウイルスなどの感染、免疫異常、機能的構造、先天性など多岐にわたります。生涯点眼が必要な病気や進行すると失明する病気もあるので、愛犬の目が痛そうな時は早めの来院が勧められます。
特定の食べ物に対してアレルギー反応を起こす場合、食物アレルギーと診断されます。 異物誤飲
犬は私達が想像もしていない物を食べる事が多々あります。竹串やトウモロコシの芯、果物や梅干の種、ヒトの医薬品、石、砂、靴下などの布類、紐など、身近にあるものを食べる事が多いです。
診断は触診、エコー検査、レントゲン(X線)検査、バリウム検査などで診断を行います。処置は異物の種類と場所によって催吐処置(異物を嘔吐させる処置)、内視鏡による除去、もしくは胃切開などの外科手術などから最適な治療を選択します。その他、液体や中毒を起こす可能性がある異物を誤飲した場合には胃洗浄することもあります。また、異物による中毒症状などを起こしてしまった場合は解毒剤の投与や点滴治療などを行います。
異物誤飲が食品や薬物の場合は、内容の表示がある袋や箱も持参して来院して下さい。
ダニやノミ、腫瘍、アレルギーなど、皮膚に現れる症状の原因はさまざまです。 ..
血圧の薬のうち、ACE阻害薬は高血圧犬の治療にも用いられることがある薬です。
しかし人間用は犬にとって量が多すぎるため、めまいや低血圧などを生じる危険性があります。
一方、ベータ遮断薬は少量でも悪影響を与え危険です。
嘔吐、吐き気、心拍数の低下などの症状が出ます。
犬のくしゃみが多い理由!わざと?それともアレルギーや病気なの?
慢性的に投与すると、少量でも消化器に症状が起きることがわかっています。
3mg/kgを1日おきに連続して6週間投与したところ、犬は胃潰瘍になり穴が開いて死亡したという症例がありました。
175mg/kgでは、を生じ、400㎎/kgでけいれんを起こしたり、昏睡(こんすい)になったりするという報告もあります。
抗ヒスタミン薬 | 本郷どうぶつ病院 | 長野県長野市の動物病院
桃は厚生労働省が「アレルギー症状を引き起こす特定原材料に準じる20品目」のひとつとして挙げている食品であり、アレルギーを起こしやすい食べ物だと認識している方は多いかもしれません。犬も人間同様、桃に対してアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、初めて桃を与える際は、体調の変化がないか様子を見て、少量から与えるようにしましょう。
人から食べものをもらう習慣がついてしまうと、異物誤飲のリスクも高まります。 ..
人間用の薬の誤飲では、次のような治療が考えられます。
ただし薬の種類や、飲んでからの時間、犬の状態によって治療方法は異なります。
犬のアレルギー性皮膚炎の種類や症状、皮膚トラブルが多い犬 ..
【参照元】中村篤史「緊急時における中毒の対応および知っておくべき中毒物質」GO-VET (学窓社)issue1 2017 November p.28-
中村篤史「-誤飲への対応、その処置と予防― 犬と猫の誤飲に対する処置~催吐、胃洗浄、内視鏡、それとも?~」CAP May 2013 p.14 –
Sharon Gwaltney-Brant, DVM, PhD, DABVT, DABT, Irina Meadows, DVM, DABT「Toxicology Brief: The 10 most common toxicoses in dogs」Veterinary medicine Mar 01, 2006
またアトピー性皮膚炎の犬は、食物アレルギーやノミアレルギー ..
食べ物を変更したり、食事やおやつの量、ストレスなどで下痢をすることはあります。
その他の下痢の原因として、感染症、炎症性腸疾患、腫瘍、中毒、食物アレルギー、肝臓疾患、腎臓疾患、出血性腸炎、膵外分泌不全などがあります。
気をつける症状として、水のような下痢、1日に何度も下痢を繰り返す、多量の出血が混じる、下痢以外の症状として、嘔吐、食欲不振、元気消失などが認められる場合は受診をおすすめします。