急性腎盂腎炎 | ガイドライン(鑑別・症状・診断基準・治療方針)
ニューキノロン系抗菌薬は、できる限りグラム陽性球菌を疑う症例に限って使用すべきとされています。ただし、投与回数を見ていただければ明らかですが、ニューキノロン系抗菌薬とセフェム系抗菌薬では、1日の内服回数が異なります。すべての薬でそうですが、コンプライアンスの順守は、治療の必須条件となります。抗菌薬の場合、このように1日3回の内服が実際に飲めるのかという判断も非常に重要となります。
尿路感染症|約80%は大腸菌が原因|千葉県流山市の泌尿器科専門医
尿路からの細菌侵入が原因となることが多いため、中でも若い女性では、1種類の細菌が原因となる単純性膀胱炎の可能性が高くなり、また、もちろん、病院などでは尿沈渣の鏡検を行い、これらの区別をすることが最も大切なことになります。
さて皆さんは、膀胱炎の患者さんを診るとどんな抗菌薬が思い浮かびますか?セフェム系?ニューキノロン系?そう!合っています。ただし、どちらを使うべきか正しく区別できているでしょうか?
レボフロキサシンなどのニューキノロン系抗菌薬は、非常に切れ味もよく、1日1回程度の内服で済むことから、よく使用される薬の1つです。ただ、便利に使用できるからこそ耐性が大きな問題になっており、現在のガイドラインでは以下のように区別して使用することが推奨されています。
尿路感染症の中で、膀胱炎は外来診療を行うことの多い疾患です。膀胱炎は、どんな患者が発症するかによって想定される菌が異なるため以下のように分類していきます。
腎盂腎炎は,尿路の逆行性感染により惹起される有熱性尿路感染症であり,集合管から腎実質に組織破壊が波及
患者さんの状況によって細かく分かれるため、尿路感染症の分類はやや難しいですが、ここでは、尿路を逆行的に感染が広がるという考え方で、膀胱炎→腎盂腎炎→ウロセプシス(腎盂腎炎からの敗血症)の順番で重篤化するという考えのもとご説明します。尿路感染の多くは、尿道からの細菌侵入により起こるため、原因菌の多くは好気性グラム陰性桿菌ということになります。
シリーズ「感染症と抗菌薬」では、疾患別に感染症治療のポイントと抗菌薬の選定について紹介します。薬剤の特性や注意点、服薬指導のポイントなども盛り込んでいきますので、ぜひ参考にしてください。
今回から全4回に渡って、「膀胱炎」「腎盂腎炎」「ウロセプシスと特別な尿路感染」についてご紹介していきます。
中等症又は重症の場合 アモキシシリン(AMPC)高用量内服 5~7 日間.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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