スボレキサントは CYP3A で代謝されることから、CYP3A を強く阻害するクラリシッド錠<クラリスロマイシン>は併用禁忌である。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は睡眠に対する効果に加えて、筋弛緩作用(筋緊張を和らげる)、不安や緊張を和らげる、抗けいれん作用(けいれんが起こりにくくなる)などの作用があります。
DIクイズ5:(A)ベルソムラ服用患者に処方された抗菌薬:日経DI
クラリスロマイシンと併用することで、バニプレビルの血中濃度が上昇し、悪心、 嘔吐、下痢の発現が増加するおそれがあるため併用禁忌となっています。
クラリスロマイシンと併用することで、肝臓に関連した副作用が発現、重症化するおそれがあるため併用禁忌となっています。
[PDF] クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」 を服用される患者さんへ
クラリスロマイシンを併用することで、オーラップ(ピモジド)の代謝が阻害され、QT延長、心室性不整脈( Torsades de pointesを含む)等の 心血管系の副作用が報告されているため併用禁忌となっています。
最近では電子薬歴が普及したため、併用禁忌のスルーは少なくなっているかと思いますが、特にベルソムラ(スボレキサント)やエルゴタミン製剤との併用は見落としやすい傾向にあるので注意しましょう。
この薬を連用している場合は、医師の指示なしに、飲む量を変えたり、飲むのをやめないでください。かえって副作用がでることがあります。
副作用や依存性、耐性の問題から、現在は第1選択として使用することはありません。私は精神科医になりたての頃には処方することはありましたが、ここしばらくは処方したことはありません。メリットよりもデメリットが大きいからです(意識して処方しないようにしています)。おそらく、他の医療機関でも新規に処方されることはほとんどないと思われます。
肺動脈性高血圧症治療薬のアドシルカ(タダラフィル)のみがクラリスロマイシンと併用禁忌となっています。
ランソプラゾール・アモキシシリン・クラリスロマイシン[ランサップ].
これらをクラリスロマイシンと併用することでCYP3A4が阻害され、代謝が阻害されることで、エルゴタミン製剤による血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがあるとされています。
患者さんから睡眠薬は依存症や認知症になるから服用しない方がいいのではとか、友人から睡眠薬に頼ってはいけないと言われて相談される方がいます。医師の指導に従い正しく使用して、ふらつきや脱力感などに注意を行えば、他の病気の治療薬と同じ大切な薬と考えるべきでしょう。正しく薬を使用していただくために、薬の使用法で不明な点がありましたら、薬剤師に確認して適切に使用するようにしましょう。
薬物相互作用検索ツール | ゾコーバ | 塩野義製薬 医療関係者向け情報
インタビューフォームではスボレキサント(ベルソムラ)とクラリスロマイシンの併用データはありませんが、CYP3A阻害作用を有するケトコナゾールのデータはありましたので参考にアップします。
バファリンシリーズ(鎮痛薬)は、かぜ薬と一緒に飲んでもいいですか?また、飲み合わせがNGな薬はありますか?
上記以外にも適応外のため、詳細は記載しませんが、眠気が出やすい抗うつ薬、抗精神病薬などを睡眠薬の代わりに使用する場合もあります。
患者向医薬品ガイドは、患者の皆様や家族の方などに、医療用医薬品の正しい理解
これらの薬剤を飲んでいる人が通常量のレンボレキサントを服用すると、血中濃度が著しく上昇し、副作用の症状が強く発現する危険があります。ゆえに、デエビゴの用量を2.5mgとして、慎重な経過観察が求められます。
[PDF] 睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方に ご注意いただきたいこと
スボレキサントは抗生物質としてよく使用されるクラリスロマイシンとの併用ができないため注意が必要です。トリアゾラムおよびスボレキサントは一部の抗真菌薬や特別な抗ウイルス薬とは併用できず、ラメルテオンは抗うつ薬のフルボキサミンマレイン酸塩と併用ができません。服用している薬を正しく伝えるためにお薬手帳を使用して飲み合わせを確認することが重要です。
現在、クラリスロマイシンとカルボシステイン飲んでますが中々痰が治まりません。 ..
ただし、高齢者の場合でも同用量を投与できますが、症状によって増減する必要があります。
彼女の症状は前回と変わっていなくて、本当に先生と顔を合わせ数秒で診察室を出てくる状態です。 ..
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬からベルソムラに切り替わるケースもあるかと思いますので、その際はクラリスロマイシンの併用がないか要チェックです。
併用禁忌を見逃すケースがありますので注意が必要です。
・筋弛緩作用があるため、ふらつきが起きることがあります。夜トイレに起きた時などは特に注意が必要です。
マイスリーの飲み合わせ、禁忌があるかどうか知りたい
クラリスロマイシンと併用することによって、CYP3A4阻害作用によりベルソムラ(スボレキサント)の代謝が阻害されベルソムラ(スボレキサント)の作用が著しく増強するとされています。
・ベルソムラ<スボレキサント>の併用禁忌薬をチェックする。
メラトニン受容体を刺激して睡眠の効果を出します。ベンゾジアゼピン受容体には関与しないので筋弛緩や記憶障害などがないため安全性の高いタイプです。現在はラメルテオンがありますが、抗うつ薬のフルボキサミンマレイン酸塩とは併用ができません。
睡眠薬『マイスリー』の飲み合わせ・副作用は?効果について
実は私が以前、クラリスの併用禁忌を見逃してスルーした経験がありますので自戒もこめて、クラリスロマイシンと併用できない薬剤をまとめてみました。
今回処方されたクラリスロマイシンは、薬物代謝酵素CYP3Aの代謝を阻害するため、ベルソムラの効き目が強くなって眠気が強く出たり、薬が朝まで残ったりする可能性があり、併用禁忌となっています。
日中に眠くなりにくいのは、オレキシンという覚醒をコントロールする物質が作用しています。夜間にオレキシンの受容体を遮断して働きを抑えて、睡眠をもたらすタイプです。薬理学的に薬剤による依存性や筋弛緩による転倒に対してより考慮された安全性が高いタイプで。現在はスボレキサントがありますが、抗生物質としてよく使用されるクラリスロマイシンとの併用ができないため注意が必要です。
[PDF] クラリスロマイシンの併用禁忌医薬品
2006年 京都薬科大学 薬学部卒。
調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。
薬局薬剤師としては、新規開業、継承に携わった経験、管理薬剤師としての経験を活かし、現在福岡県内でティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。
1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。
当面の目標は、
「息子の成長スピードに負けないこと」
座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」
マイスリーと飲み合わせの悪い薬 特に、中枢神経を抑制する作用を持つベンゾジアゼピン系の薬剤や、アルコールとの併用は避けるべきです。 これらの組み合わせは中枢神経抑制作用を増強させる恐れがあります。
化学構造式がベンゾジアゼピンを基本骨格とする睡眠薬です。繰り返し使用しても効果が低下しにくく、自然な睡眠が得られるためよく使用される薬です。服用に際しては医師の指示を守り、増量するとき、また減量や服用を中止する際は医師とよく相談することが大切な薬です。特に短時間型の睡眠薬は長期服用していた場合、急に服用を中止すると、その後の睡眠が不安定になることがあります。計画的に減量して終了していくことが必要な場合があります。作用時間の長い中間型や長時間型は急な服用の中止での影響が少ないですが、翌朝以降にも効果の影響が残り、生活に支障をきたすことがあります。特に薬を代謝する生理機能の低下した高齢者では注意が必要です。トリアゾラムは一部の抗真菌薬や特別な抗ウイルス薬とは併用できません。
事例04 お薬手帳から飲み合わせの良くない薬を発見
GABAA受容体にはαサブユニットがあり、薬剤のサブユニットへの選択性で効果と使用後の注意に対して違いがあります。α1は鎮静効果、睡眠作用および依存、α2は睡眠と抗不安作用および筋弛緩、α3は睡眠作用と抗不安作用、抗うつ作用および筋弛緩、α5は筋弛緩や学習や記憶、耐性に関与しています。α1は筋弛緩に関しては他に比べ極めて弱いので転倒を予防するために現在では中心的な位置付けになっています。ただし依存にも関与するので、医師の指示を正しく守るなど注意をしていくことが必要です。非ベンゾジアゼピン系では、α1とα2、α3への作用のバランスによりベンゾジアゼピン系よりも副作用がより少ない薬剤と考えられます。
メジコン錠15mgとの飲み合わせ情報。塩野義製薬株式会社の「メジコン錠15mg」と併用してはいけない(禁忌)、または、注意が必要な処方薬が254件あります。
ベンゾジアゼピンとは、ベンゼン環とジアゼピン環が中心となる化学構造の化合物です。中枢神経系のGABAA受容体に存在するベンゾジアゼピン受容体に結合して、塩素イオンCl-の流入を促して脳の働きを抑えて鎮静、睡眠導入を高める作用があります。ベンゾジアゼピンの基本骨格を持った化学物質をベンゾジアゼピン系、異なる構造の化学物質を非ベンゾジアゼピン系と分類しますが、ともにGABAA受容体のベンゾジアゼピン受容体に結合して作用します。
クラリスロマイシンとベルソムラの併用について ..
エリミンは違法薬物を使用している人が好んで欲しがる悪評高い薬剤でした(赤い錠剤だったので、赤玉と呼ばれていたようです)。昔、埼玉の県立病院で働いていた頃、依存症専門の先生に教えてもらいました。