例1-2) 耳鼻科で慢性副鼻腔炎のためクラリスロマイシン錠を処方されている患


県民、医師・歯科医師、薬局等から寄せられた相談事例の中で、情報提供により相互作用や副作用防止などの有害事象が防止できたと思われる事例を紹介しています。回答はその時点での情報による回答であり、また紹介した事例が、すべての患者さんに当てはまるものではないことにご留意ください。


3歳の女児、副鼻腔炎のため病院からクラリスロマイシンDSとお腹が緩くなるといけないということでビオフェルミンRが一緒に処方されました。

コルヒチンとクラリス(クラリスロマイシン)で、コルヒチンの血中濃度上昇の可能性があり、併用注意。
ビオフェルミンとクラリスで、ビオフェルミンの効果減弱の可能性があり、耐性乳酸菌製剤を考慮する。

基本的には適応以外の抗生物質と併用されている場合は疑義照会し、ビオフェルミンやミヤBMなどの整腸剤に変更してもらうのが無難かと考えられます。

クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」 100mg/g 《食前服用》【CAM】.

抗生剤2種類のうちクラリスロマイシンを
メトロニダゾールというお薬に変えて、
同じように3種類のお薬を7日間内服します。

常在菌と共生しているヒトに、ウイルスが感染し、かぜ・ウイルス性胃腸炎などになります。そこに「念のため抗生剤」を処方され内服すると、病原体のウイルスには作用せず、「常在菌に効く」ことになります。

クラリス | 配合変化 | IF | 医療関係者向け情報 | 大正製薬株式会社

「抗生剤をのむと下痢する」ことは、知ってる人も多いと思います。抗生剤が効き、腸内細菌の一部が死に、下痢をするのです。整腸剤を合わせて処方されるのですが、有名な整腸剤「ビオフェルミン」はビフィズス菌ですし、当院採用の「ミヤBM」は宮入菌。死んだ細菌を補充し、「腸を整えている」のです。

特にクラリスロマイシンという抗生剤は、
慢性気管支炎や副鼻腔炎でよく使用され、
その抗生剤を使用した患者さんのピロリ菌は、
耐性を獲得することがあります。

ビオフェルミン錠剤は腸内での定着性にすぐれたビフィズス菌(Bifidobacterium bifidum G9-1)

クラリスロマイシン耐性ピロリ菌が増加すると
同じ治療を行った場合、
以前より除菌成功率は低下してしまいます。

ミヤBMとは、酪酸菌(別名、宮入菌:Clostridium butyricum MIYAIRI)を主成分とする整腸剤です。整腸剤は腸内の環境を改善することで、おなかの症状を改善する薬です。名前の由来としては「ミヤ」は宮入(ミヤイリ)菌から、「BM」は butyricum MIYAIRI のイニシャルからとって、「ミヤBM」と名付けられています。ミヤBMに含まれる酪酸菌はもともと動物の体内に生息している菌で、日本人の宮入博士によって1933年に発見されました。酪酸菌には腸内環境の乱れを改善するはたらきがあるため、ミヤBMは腸の不調を改善させる薬として用いられています。即効性はありませんが、化学的な物質ではないため副作用も少なく、とても安全に使えるお薬です。


白色~わずかに淡黄褐色の粉末で、においはないか又はわずかに特異なにおいがあり、味はやや甘い

クラリスロマイシンをはじめ抗生剤は、
胃酸により抗菌作用が低下することが、
知られています。

抗生物質に整腸剤(レベニン、ビオフェルミン)を併用する理由 ..

ミヤBMは腸内で増殖することによって効果を発揮する薬です。腸内細菌は生き物であるため、体内で増えるのには時間がかかります。整腸効果を発揮し始めるのは内服してからおよそ5時間後からで、効果の持続時間は1〜2日間といわれています。ただし作用時間には個人差がある点と、用法・用量を守って服用しないと十分な効果が発揮されない可能性がある点はご了承ください。

イシン」、「クラリス」と「クラリスロマイシン」がそれぞれ2 ..

先ほども述べたとおり、ミヤBMはもともと生物の体内にいる菌を薬にしたものです。そのため副作用は非常に少ないと考えられています。添付文書にも副作用の記載はありません。ただし人によっては内服後に体調の変化を感じる可能性はあります。何か身体の異変を感じたときは医師や薬剤師までご相談ください。

ビオフェルミン製薬の公式企業サイトです。私たちは乳酸菌のくすりでおなかの健康を守り、すべての人が健やかに暮らせる社会に貢献します。

ミヤBM錠とビオフェルミン錠剤・ビオフェルミン配合散は異なる菌種が有効成分であるため、併用でより良い効果が期待できる場合もあります。実際、乳酸菌と酪酸菌の流動混合培養では、酪酸菌単独の場合に比べて菌数が11.7倍に増加することが報告されています。また、重症型薬疹や薬剤性過敏症症候群、bacterial translocationによる敗血症などの重症疾患において、乳酸菌・酪酸菌・糖化菌の合剤による治療が有効であったとの報告もあります。

[PDF] アスリートのためのアンチ・ドーピング使用可能薬リスト

また抗生物質の副作用で下痢になることがあり、
除菌薬と一緒にビオフェルミンの様な、
整腸剤を併用するのも有効なようです。

☆クラリシッド・ドライシロップ10%小児用、クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」 ..

ある種の整腸剤の併用は、
除菌率そのものを上昇させたという報告もあり、
単なる副作用対策以上の効果もあるようです。