男女各 6 名の健康成人にデカドロン 8mg(デキサメタゾンとして 6.6mg)を静脈内注射した。


デキサメタゾンを含む化学療法は緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで適切と判断される症例についてのみ使用されることとなっています。


デカドロン錠0.5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

ステロイドには強力な抗炎症作用と免疫抑制作用があり、また全身に作用するため種々の疾患に用いられます。
例えば、膠原病では免疫反応や炎症を抑えて関節の腫脹や疼痛を改善します。
呼吸器疾患では気道の炎症を抑えて気道閉塞や咳嗽や呼吸困難を改善します。
病的リンパ球の細胞死を誘導する効果もあり抗がん剤として使用されることもあります。
悪性腫瘍の化学療法施行時の悪心嘔吐の改善などにも使用します。
ステロイドには多くのエビデンスがあり、疾患に応じて様々な剤型や投与方法の選択が可能だというメリットがあります。

ステロイド内服薬は多数ありますが、主な違いは効果持続時間です。
また各薬物によって糖質コルチコイド作用と鉱質コルチコイド作用の強さが異なります。
臨床で期待される抗炎症、免疫抑制などの効果は糖質コルチコイド作用の強さに依存しています。
鉱質コルチコイド作用はナトリウムの再吸収亢進とカリウムの排泄亢進があり、高血圧や電解質異常等の副作用として現れることがあります。
下の表に、当院採用薬の生物学的半減期、糖質コルチコイド作用の等価用量、糖質コルチコイド作用と鉱質コルチコイド作用の効力比(ヒドロコルチゾンを1とした場合)をまとめました。
等価用量とは、同等の効果を発現させるのに必要な用量(mg)のことです。

デカドロン錠0.5mg(一般名:デキサメタゾン錠(1)) ..

デキサメタゾンは効き目が長く強い分、多くの副作用があらわれる可能性があります。場合によっては副作用を抑えるために抗生物質や胃薬などを一緒に使うこともあります。副作用の頻度は調査が行われていないため不明ですが、次のような症例が現れることがあります。

そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。

[PDF] デカドロン 錠 0.5mg デカドロン 錠 4mg デカドロン エリキシル 0.01%

抗がん剤作用としてはステロイドが白血球に対してアポトーシス(細胞死)を引き起こすため、白血病や悪性リンパ腫などの血液系のがんに使用されます。デキサメタゾン単独で使用することもありますが、ドキソルビシン、ビンクリスチン、ボルテゾミブ、レナリドミドなどの抗がん剤とも一緒に使われます。

膠原病では、用量の微調節が可能であるため、主に生物学的半減期が12~36時間の中間型のプレドニン®やメドロール®が最も広く使用されています。
メドロール®は鉱質コルチコイド作用(電解質への作用)がほとんどなく長期投与が必要な場合に多く使われています。
長時間型のデカドロン®やリンデロン®はステロイドの中でも作用が強力で髄液などへの移行性がよく細菌性髄膜炎にも使用されます。

○この薬をデキサメタゾン抑制試験に使用する前に、褐色細胞腫やパラガングリ

合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)のひとつであるデキサメタゾン(商品名:デカドロン®)は、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用などの作用を有することが知られています。重症感染症を含めた種々の適応症を有しており、1960年代から現在に至るまで、様々な疾患に対して汎用されてきた薬剤です。

デキサメタゾンはコルチゾールとほとんど同じような作用があるので内分泌疾患やリウマチなどの自己免疫疾患、気管支喘息などのアレルギー性疾患、白血病などの血液疾患などに使用されます。


デキサメタゾン 21-酢酸エステル:デカドロン-LA、Panasone ..

デキサメタゾンの基となっている糖質コルチコイドホルモン(コルチゾール)には様々な作用があり、糖の代謝・タンパク質代謝・脂質代謝・骨の代謝などの反応に関与しています。コルチゾールの主な作用は抗炎症作用・免疫抑制作用・細胞増殖抑制作用・血管収縮作用などがあります。

各種エステルの薬物動態学的挙動には大きな違いがあるため、デキサメタゾンに関するデータのみ以下におい

がん治療において治療薬としてだけではなく、抗がん剤による吐き気を抑えたり食欲を増進させたりするために使用することもあります。また適応の範囲が広いために臨床実績は行っておりません。

デカドロン錠0.5mg(一般名:デキサメタゾン錠(1)) ..

やはり、多くの患者さんが気にされるのは副作用ですね。
ステロイドの副作用は、服用量や服用期間によって異なります。
前項で臨床効果が期待されるのは糖質コルチコイド作用で、副作用が問題になるのは鉱質コルチコイド作用であるとお話ししました。
しかし、一方で糖質コルチコイド作用も高用量長期使用の際には糖、蛋白、脂質代謝への作用が副作用として現れる事があります。
次に、起こり得る副作用とその対策を紹介します。
一般的に言われている副作用発現時期をそれぞれ[]で記します。

[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け

新型コロナウイルス感染症の重症患者では、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現することが確認されています。ステロイドは抗炎症作用を有するため、デキサメタゾンにはこれらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性が示唆されており、前述の試験によって効果が裏付けられました。

☆デカドロン注射液(一般名:デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム)<副腎皮質ホルモン剤>

1958年にアメリカで合成され萬有製薬によって販売されていましたが、2010年11月に日医工に製造販売の承認が渡されました。また他のステロイドと比べて作用時間が長く効き目も強い薬です。

デキサメタゾン製剤(デキサメタゾンセイザイ)とは? 意味や使い方

デキサメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤であるため、効果・効能は多岐にわたります。具体例としては、慢性副腎皮質機能不全、関節リウマチ、エリテマトーデス、うっ血性心不全、気管支喘息、悪性リンパ腫、重症感染症などがあげられます。詳細については、添付文書を確認するようにしてください。

【Q】デカドロン錠からデキサート注射液に切り替える際の換算は?

デキサメタゾン(商品名:デカドロン/レナデックス)とは人工的に合成された糖質コルチコイドホルモンで、ステロイド系抗炎症薬の一つです。炎症やアレルギー症状を改善する作用や、免疫反応を抑える作用など様々な働きがあります。

kegg「デカドロン」 · くすりのしおり「デキサメタゾン軟膏0.1 ..

デキサメタゾンとして6mgを1日1回、10日間にわたり服用します。体重40kg未満の患者さまでは0.15mg/kg/日へ減量を考慮し、肥満・過体重例では用量につき個別に検討することが推奨されています。また、患者さまの状態によっては経口・経管以外に、静注が選択される場合もあります。

デカドロン注射液3.3mg(サンド株式会社)の基本情報・副作用

※本剤の新型コロナウイルス感染症に対する使用経験は少ないため、今後の有効性や有害事象等の知見の集積にともない、新たな情報が得られる可能性があります。「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」などの最新の情報を確認のうえ、適切な取り扱いを行うようにしてください。

デカドロン(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム) · 用法および用量

ステロイドは副作用が多いのではないか?他のステロイドとは何が違うのか?など疑問をもたれる方も少なくありません。
このページではデキサメタゾンについて主な作用など詳しくご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

オルガドロンとは?デキサメタゾンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版)

デキサメタゾンの主な副作用としては、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、緑内障、血栓塞栓症などが報告されています。服用中止後に、発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、ショック等の離脱症状があらわれる場合もあるので、注意が必要です。

デカドロン注射液1.65mgの基本情報(副作用・効果効能 ..

デキサメタゾンとは、癌だけではなくリウマチや喘息・アレルギーや皮膚疾患など多くの治療で使われる薬です。また様々な作用がある中、抗がん剤の副作用である吐き気止めの作用を強くしたり、血液系のがんに使われることもあるステロイド系抗炎症薬の一つです。

デカドロン錠はステロイド剤に分類されるお薬です。 ステロイド 剤は、服用する期間によって起きやすい副作用が異なります。

2020年11月時点のデキサメタゾンの薬価は、デカドロン®錠4mgが31.9円/錠、デカドロン®注射液6.6mg2mLが299円/瓶です。内服薬の後発医薬品はありませんが、注射液では後発医薬品として富士製薬のデキサート注射液6.6mg2mLが156円/瓶として薬価収載されています。

デキサメタゾンとして、通常成人1日0.5〜8mgを1〜4回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

デキサメタゾンの内服の方法には様々なやり方がありますが、慶應義塾大学病院では一晩法を採用しています。一晩法では、深夜23時に低用量の場合はデカドロン®1mg(2錠)、高用量の場合は8mg(16錠)を内服していただきます。そして、翌朝の8時~9時頃に血液検査を行い、コルチゾール濃度が低下するかどうかを検査します。入院中にこの検査を行う場合は、同時に蓄尿(ちくにょう)検査(24時間に排尿した尿をすべてバッグに貯める検査)を行って、尿中のコルチゾール濃度を参考にすることもあります。

医療用医薬品 : デカドロン (デカドロン注射液1.65mg 他)

・高血圧[1、2ヶ月〜]
血管平滑筋に作用し降圧系を抑制したり、鉱質コルチコイド作用により腎尿細管でのナトリウム再吸収を促進させ、徐々に血圧を上昇させます。
ステロイドの減量で元に戻ることが多いですが、高血圧が続く場合には降圧薬の服用が必要です。