医療用医薬品 : オルガドロン (オルガドロン点眼・点耳・点鼻液0.1%)
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白色(Aspergillus terreus)、黒色(Aspergillus niger)の胞子塊が見える場合、診断は容易であるが、湿潤型を示すものは肉眼的診断が困難である。Candida属ではイースト状の白濁した耳漏のことが多い。角化物と真菌塊からできた膜様物が付着していることが多いので、真菌培養して確定します。
治療は、まず、外耳道の清掃ですが、吸引管でていねいに吸引除去してから、イソジンで消毒し、アスタットクリーム等を塗布しますが、水虫と同じで難治のことがあります。軟膏製剤とクリーム製剤を使ってみましたが、クリーム製剤のほうがよいようです。
いろいろな療法が考案されていますが、私はホウ酸を使用しています。綿棒にアスタットクリームをマッチの頭程度取り、それにホウ酸末を付着させて、混ぜながら外耳道に塗布しています。(この方法は、故信州大学形成外科広瀬毅教授から元信州大学耳鼻咽喉科山本香列助教授を経て伝授されたものです)この方法を行うようになってから、外耳道真菌症で苦労する症例がなくなりました。おそらく、ホウ酸の防カビ作用で、カビが生えることがないのでしょう。酸の中ではカビが生えることがないということで効果があると考えられますので、ブロー液でも効果があるでしょう。
〇局所抗真菌薬(2019年6月現在)
・イミダゾール系:エンペシド(クロトリマゾール 1975)、フロリード(ミコナゾール 1980)、アデスタン(硝酸イソコナゾール 1982)、マイコスポール(ビボソール 1985)、アスタット(ラノコナゾール 1994)、エクセルターム(硝酸スルコナゾール 1985)
・ベンジルアミン系:メンタックス(塩酸ブテオフィ 1992)
・アリアミン系:ラミシール(塩酸テルヒナフィン 1983)
平成25年5月31日改訂
点眼点耳点鼻液であり、炎症性、アレルギー性の外眼部及び外眼部疾患に対
○分類
1)急性鼓膜炎:急性中耳炎の一つとも考えられている。激しい耳痛を主訴とするが、水泡が完成すると痛みがなくなる。
・水泡性鼓膜炎
2)慢性鼓膜炎:耳痛は少なく、耳漏や耳掻痒感、耳閉感などを主訴とする。聴力検査では20dB以内程度の伝音難聴を生じる。耳漏の培養からは緑膿菌とブドウ球菌が検出されることが多い。
・肉芽腫性鼓膜炎
・びらん性鼓膜炎
(参考:大島英敏 日高浩史:MB ENT.192::1-5,2016) 平成29年1月27日記
外耳道真珠腫は、外耳道に限局的に堆積した角化物の炎症により限局性骨膜炎が生じ、病巣部に上皮が侵入して骨の露出・腐骨形成を呈する疾患である。
・病因:主に2つの説が考えられている。
①耳掃除などによる骨部外耳道の損傷の結果として生じる、という説である。
②何らかの原因で外耳道上皮のmigration能が低下し、停滞・堆積した上皮が皮下に浸潤する、という説である。
・治療:
StageⅠ~Ⅱa:軟膏の塗布などによる保存的治療
StageⅡb~Ⅲ:外耳道形成術
StageⅣ:拡大した範囲の乳突蜂巣削開術や顎関節置換手術
ブロー液は使用した全例で大きな副作用なく炎症の鎮静化、潰瘍の上皮化が得られており、保存的加療に有用である。
・血液透析患者の外耳道真珠腫罹患率は2.9%と非常に高い。
(橋本研 他:慢性腎不全・血液透析患者に発症した外耳道真珠腫の検討.日耳鼻117:1179-1187,2014 より要約)
1mL中にデキサメタゾンリン酸エステルナトリウム1.0mgを含有する。 効能 ..
原因: 細菌感染によるものと思われるが、感染源がはっきりしないことが多い。虫刺されが原因と思われることがある。
症状:耳介全体が発赤・腫脹する。
治療:抗生剤の経口投与を行う。ブドウ球菌が原因菌のことが多いというので、キノロン系、ペニシリン系、セフェム系が有効と思われる。発赤した耳介は入浴時によく洗って、リンデロンVG軟膏を全体に薄く塗布する。
総評:耳介の発赤・腫脹が強いので重症感があるが、2~3日で比較的容易に治癒するような気がします。当院では、年に1人くらいの頻度である。
平成23年9月30日記
原因別に分類すると、主にみられるのは
1.細菌性外耳炎
耳掻きのやりすぎなどで傷ついて感染を起こしたり、耳に水が入って湿った状態が長く続いて皮膚が荒れて起こると考えられます。
治療の原則は局所の清掃と消炎です。1日1回入浴後、やや湿った状態の時、綿棒で清掃して、リンデロンVG軟膏塗布を3~4日行うとほとんどの場合治癒します。細菌感染症状が強くて、耳漏が多い、発赤が強い場合は抗生剤の内服を併用します。 ブドウ球菌をターゲットとして、セフゾンなどを投与します。
また、タリビット耳科用、ベストロン耳鼻科用の点耳で効果がある場合があります。
また、リンデロン液の点耳で効果がある場合があります。
注意することは、いじりすぎないことで、1日1回だけ耳を掃除するようにすることです。
2.アトピー性外耳炎
外耳の痒みが強いことが多い。細菌性外耳炎を伴っていることが多いようです。
治療はリンデロンVG軟膏の1日1回塗布のみでよいことが多いが、掻痒感が強い場合には、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服を併用することもあります。
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム, 【効能・効果】 <眼科用> 外眼 ..
外耳炎は、外耳(外耳道)に炎症が起こる病気で、耳かきなどで外耳に傷ができ、細菌が感染することで発症します。傷に細菌が感染すると炎症がおき、耳の痛みや赤み、耳だれなどを起こします。耳の痛みは耳に触ったりすると強く痛みを感じます。また、外耳が炎症して腫れることで耳が聞こえにくくなる事もあります。
外耳の傷に細菌が感染して炎症を起こす外耳炎は、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、真菌などの細菌感染で起こります。外耳道を傷つけるような耳かきは控えて外耳を清潔にすることをお勧めします。
外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎など)、術後処置 【用法・用量】
外耳炎には外耳道の一部にできもののような病変が発生する「急性現局性外耳道炎」、外耳道全体にびらんが見られる「びまん性外耳道炎」、免疫機能が低下している人では「悪性外耳道炎」などがみられます。
急性現局性外耳道炎のおもな症状は耳の痛みです。耳たぶをひっぱったり、口を開け閉めしたりすると痛みが強くなり、腫れがひどくなると耳が聞こえにくくなることもあります。
外耳炎では 8例 (13耳) 中, (+) 2例 (3耳), (+) 2
11.1.3. 〈眼科用〉穿孔(頻度不明):角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は角膜外傷等に使用した場合には、角膜穿孔を生ずることがある。
馬:関節炎、筋炎、腱炎、腱鞘炎 犬:湿疹、外耳炎、非感染性皮膚炎、関節炎 猫:湿疹、関節炎
外耳炎の治療には、外耳道にある感染による分泌物などのかすを除去します。つぎに外耳道の消毒を行います。酢酸を含有する点耳薬とヒドロコルチゾンやデキサメタゾンなどのコルチコステロイドを含有する点耳薬を一日数回使用します。治療期間中は水泳などは避け、入浴時も耳に水が入らないようにシャワーキャップをつけるなどの予防策をし、耳が乾燥した状態を保つことが大切です。
持続又は遷延する膿性耳漏を有する中耳炎患者に併発した外耳炎では、中耳炎及び外耳炎 ..
重度の外耳炎または外耳道を越えて広がる蜂窩織炎が存在する場合
症状, 外耳炎、真菌感染、ミミヒゼンダニ(耳ダニ)、マラセチア性外耳炎
①排膿
浸潤期においては、まだ膿の貯留はないので、抗生剤の内服で速やかに治癒に向かう。
化膿期においては、排膿を行うことが望ましい。鼓膜切開を行うのがよいとされているが、乳幼児では困難であり、また、中耳炎が治癒したあと、鼓膜の線維が切断されるため、瘢痕治癒する可能性があるので、私は行わない。鼓膜穿刺針にディスポの1mlシリンジを付けて鼓膜穿刺し、余裕があれば膿を吸引して細菌検査に提出する。余裕がなければ穿刺だけでもよく、あとでローゼン式吸引管でよく吸引する。穿刺孔は小さくても、排膿が続いている間は結構閉鎖しないものである。ただ、乳幼児では穿刺も困難であることが多いので、外耳道を5倍希釈イソジンで消毒して、リンデロンVG軟膏塗布のみにとどめることが多い。
すでに穿孔している場合は、膿を細菌検査に提出し、ローゼン式吸引管でよく吸引した後、5倍希釈イソジンで消毒して、リンデロンVG軟膏塗布をしている。
②抗生剤の使用
急性中耳炎の起炎菌は、によると、インフルエンザ菌(27.4%)、肺炎球菌(24.1%)、黄色ブドウ球菌(17.0%)、CNS(10.8%)であったということですが、インフルエンザ菌と肺炎球菌とモラクセラ・カタラーリスが三大起炎菌とされている。モラクセラ・カタラーリスは直接病原性はないが、ペニシリン系抗菌薬を分解して、効果を弱めるといわれている。ブドウ球菌は外耳道に常在する菌で、検体採取の際の汚染と考えられている。
・肺炎球菌では、PSSP:40.4%、PISP:39.7%、PRSP:19.9%とペニシリン耐性菌が59.6%に増えている。
・インフルエンザ菌では、BLPAR:6.1%、BLNAR:23.1%とABPC耐性菌が増加している。
・肺炎球菌に対しては、フロモックス、メイアクト、オラペネム、ニューキノロン剤が有効である。
・インフルエンザ菌に対しては、ニューキノロン剤≫メイアクト>フロモックス=オラペネムが有効である。
・点耳抗生剤として、タリビット耳科用、ベストロン耳鼻科用などがあるので、鼓膜穿孔がある場合に併用すると病巣に高濃度の抗生剤が入るので、有効である。但し、鼓膜穿孔がない状態では点耳液を使用しても、中耳ににはほとんど到達しないと思われるので無駄と考える。
③再感染の予防
急性中耳炎は元に鼓膜穿孔がなかった場合は、ほぼ100%が鼻腔→耳管経由の感染であり、先発する副鼻腔炎の治療が大切である。鼻処置として、ボスミン、キシロカインの噴霧、鼻漏の吸引をしっかりと行い、鼻腔の換気をよくして耳管機能の回復を図る。鼻閉がある場合には、血管収縮剤の点鼻液(トラマゾリンなど)を処方し、鼻閉時に点鼻し、鼻の通りをよくしてから静かに鼻をかむよう指導する。鼻すすりもよくないので、注意する。
付1)学会の小児急性中耳炎ガイドラインについては、をご覧ください。
付2)私の急性中耳炎治療フロー
付3)成人の急性化膿性中耳炎
成人は、元来、急性化膿性中耳炎にはなりにくいものである。理由として成人の耳管は狭く、長いため、鼻咽腔から、細菌が侵入しにくいとされている。
成人が急性化膿性中耳炎になる場合、耳管機能障害がベースにあることが多い。その原因として、風邪に伴う急性鼻咽腔炎、アレルギー性鼻炎があるが、耳管開放症が関係していることがあるので、注意を要する。こういった基礎疾患がある状態で、強く鼻をかんだり、気圧の変化に遭うと中耳に細菌が侵入しても排泄されず、化膿性炎症を起こしてくると考えられる。
治療法は小児の場合と同様であるが、積極的に鼓膜穿刺、排膿していくとよいと思う。成人の急性化膿性中耳炎では、疼痛を強く訴えることが多く、耳管機能障害がベースにあるため、治癒に時間がかかることがあり、また、滲出性中耳炎に移行していくことが多いので厄介であるが、その時の状態に応じて適切に対処していくことが必要であろう。
最近、好酸球性中耳炎という病態があることが指摘されており、大人の中耳炎ではそういった病態になっていないか、注意を払う必要がある。
飯野ゆき子先生は「大人の方が(急性中耳炎に)かかっても意外と早く治るという特徴があります」と言っていますが、
また、松谷幸子先生によると、「成人ではムコイド型肺炎球菌による急性中耳炎(ムコーズス中耳炎)が重症化しやすく、激烈な痛み、多量の耳漏があり、骨導値の低下を伴うことが多い。」そうです。
付4)成人急性中耳炎での骨導低下
急性中耳炎の経過中に骨導閾値上昇や、めまいなどが出現することがある。鼓膜の発赤や傍流、混濁、外耳道の発赤、腫脹がほぼ全例に認められる。耳漏は漿液性であることが多く、鼓膜切開すると、著しい中耳粘膜の腫脹と漿液性耳漏が多く認められる。
聴力検査では聴力低下の程度は軽度~中等度が多く、高音域の骨導閾値上昇が著明である。
骨導閾値上昇については、炎症が内耳に波及し、内耳炎あるいは炎症性サイトカインなどによる内耳障害が原因であるとの考えが一般的であるが中耳腔内の貯留液や肉芽などの存在による見かけ上の骨導閾値の上昇とする考えもある。起炎菌としてはムコイド型肺炎球菌が比較的高頻度に検出される。
治療としては、見かけ上の骨導閾値上昇を除外するだけではなく、内耳障害因子の量を減らすという目的から、鼓膜切開、排膿、場合によっては鼓膜チューブ留置を行い頻回に洗浄するなどの手段を行い、感音難聴に対しては突発性難聴に準じた治療(ステロイド薬、循環改善薬、ビタミン剤、ATP製剤など)を行うことが推奨される。ステロイドの漸減投与が行われることが多いが、基礎的検討からは現在のところデキサメタゾンが推奨される。
予後は、抗菌薬やステロイドの投与で聴力は正常化している場合が多く、治癒率は40~90%と予後は比較的良好である。中耳炎による感音難聴は発症後1~2ヶ月の経過で治癒する症例が多いといわれている。聴力型と聴力の経過では高音障害型は平均16日間で治癒しているのに対し、水平型や他の聴力型は平均42日間の治癒期間を要し、遷延傾向を示したとの報告もある。治療開始時期については、発症から治療開始までの期間が7日以内の症例に治癒例が多いとの報告もあり、早期に治療開始することが重要である。
(工田昌也:MB ENT.192::15-21,2016 より要約)
平成29年2月2日改訂
中耳と外耳の疾患 | 徳島 大櫛耳鼻咽喉科 はな・みみサージクリニック
1. コレステリン肉芽腫症(高度耳管機能障害による中耳炎)
耳管機能障害の中で耳管の器質的障害、特に耳管胸狭部で耳管の内腔が高度に狭窄している場合に生じる。
通常1側の耳閉感、難聴、ときには茶褐色の耳漏を主訴に受診する。鼓膜所見で青色鼓膜を呈することが多い。
2. 結核性中耳炎
結核菌の感染による中耳炎である。
3. 悪性外耳道炎
通常であれば外耳道皮膚に限局している細菌や真菌の感染が、宿主の易感染性により軟骨、骨などの組織を進行性に侵す外耳道炎である。
4. 好酸球性中耳炎
主に気管支喘息に合併し、極めて粘調な中耳貯留液を有するのが特徴である。
5. ANCA関連血管炎性中耳炎
好中球細胞質抗体(AntiNeutrophil Cytoplasmic Antibody)が陽性となる壊死性血管炎が本体である。
中耳炎型としては滲出性中耳炎型と肉芽型があり、前者が約6割を占める。
(飯野ゆき子:日自費118、P1160-1163)
同効薬:デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム、デキサメタゾンメタスルホ安 ..
好酸球性中耳炎について、その要点をまとめてみると
・成人発症型喘息・アスピリン喘息の患者に起こりやすい。
・好酸球性副鼻腔炎を伴うことが多く、鼻腔粘膜・鼻茸に好酸球の著しい浸潤がある。
・発症形態としては
1.鼓膜膨隆型: 喘息の増悪時期に一過性に鼓膜の膨隆を生じ、切開すると膠状の貯留液と肉芽が鼓室内に充満している。
2.急性中耳炎型: 鼻を強くかんだり、上気道炎罹患のとき、急性中耳炎として発症し、両側の滲出性中耳炎に移行し、中耳貯留液は初期には漿液性であるが、まもなく膠状になる。
・中耳貯留液からは多くの好酸球浸潤が観察される。
・初期には伝音難聴であるが、広範かつ高度の肉芽形成を生じると、骨導閾値が上昇する。飯野ゆき子によると「高音域から障害される点から、内耳窓を介して好酸球性炎症あるいは細菌感染による炎症産物が内耳に到達した結果生じるものと考えられる」とのことである。
・患者数は、2004年の調査から推計すると、人口10万人当たり約0.12人/年。(Nikkei Medical 2010.3)
・治療は鼓膜膨隆のみの場合は、プレドニン20~40mgより漸減し1週間前後で終了できるが、肉芽形成が生じると難治である。
○好酸球性中耳炎の診断基準(好酸球性中耳炎研究会) 2010.2.10
・大項目
中耳貯留液に好酸球が存在する滲出性中耳炎または慢性中耳炎
・小項目
①にかわ状の中耳貯留液
②副腎皮質ステロイド以外の治療に抵抗性
③気管支喘息の合併
④鼻茸の合併
大項目・小項目2つ以上に該当するする場合は、確実例とする。
ただし、Churg-Strauss症候群、好酸球増多症候群を除く。
炎[ネオメドロールEE軟膏の適応症]外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患/外耳の湿疹・皮膚炎/耳鼻咽喉科領域における術後処置
11.1.3. 〈眼科用〉穿孔(頻度不明):角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は角膜外傷等に使用した場合には、角膜穿孔を生ずることがある。
陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以
・診断基準(案)
1. 抗菌薬または鼓膜換気チューブが奏功しない中耳炎
2. 進行する骨導閾値の上昇
3. 血清PR3-ANCAまたは血清MPO-ANCAが陽性
4. 生検組織で①または②のいずれかがみられる。
①巨細胞を伴う壊死性肉芽腫性炎
②小・細動脈の壊死性血管炎
5. 下記の疾患が否定される。
①結核性中耳炎、②コレステリン肉芽腫、③好酸球性中耳炎、④腫瘍性疾患(癌、炎症性線維芽細胞腫など)、⑤真珠腫性中耳炎、⑥悪性外耳炎、頭蓋底骨髄円、⑦ANCA関連血管炎以外の自己免疫疾患による中耳炎及び内耳炎
6. 参考となる所見、合併症または続発症
①耳以外の上気道病変、強膜炎、肺病変、腎美容編
②顔面神経麻痺
③肥厚性硬膜炎
④多発性単神経炎
⑤副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン換算で0.5~1mg/kg)の投与で症状・所見が改善し、中止すると再燃する。
確実例:
1. (1または2)かつ5を満たし、既にANCA関連血管炎と診断されている症例。
2. (1または2)かつ(3または4)の2項目を満たす。
疑い例:
(1または2)かつ5と(6のうち1つ以上)の3項目を満たす。