たしかサムの元彼でミゲルにボコられたやつ。 Netflixオリジナルドラマ『コブラ会』シーズン3の感想 ※ネタバレ
そんなややこしいティーンたちの関係の中心にいるのがダニエルの娘サムだ。アイーシャ(ニコール・ブラウン)とのオタクな交友を捨て、イケてる金持ちグループの仲間入りを果たしたサムは、一見誠実そうなカイラーと付き合っていたが、いじめっ子な本性を知ると彼を叩きのめしたミゲルに心奪われ、親しくなっていく。
やがて父がミヤギ道をスタートさせ、弟子ロビーと一つ屋根の下で暮らし始めると、ロビーとも親密に。それを見たミゲルがカッとなってしまうと「コブラ会って最低!」とコブラ会を嫌う父の影響からミゲルを見限り、ロビーと関係を深めていく。が、ある誤解が解けてミゲルと再びいい感じになったり…と周囲を振り回すなかなかに軽率なムーブを繰り返し、トラブルの一因となってしまう。
後に訳あって「コブラ会」を再興すると共にミゲルに空手を教え始める。 『ベスト ..
ミゲルを奪われてカッとなったトリーとの学校中を巻き込んだ大喧嘩でも相手が悪と一方的に決めつけ、自分の非を認められないなど、親に甘やかされたせいか精神的にお子様なサム。その後も敵視するトリーに大会で負けると空手からも距離を置くなど不安定だったが、シーズン5ではコブラ会で苦しむトリーに歩み寄る成長を見せ、シルバーの悪事を暴く活躍を見せた。
そんな金持ちの家に生まれ、何不自由なく暮らすサムに敵意を燃やすのがシーズン2から登場したトリーだ。デモンストレーションを見てコブラ会の門を叩いたトリーは、道場仲間のアイーシャに誘われて金持ちの集いに足を運ぶと、そこで出会ったサムに母親の財布を盗んだと言いがかりをつけられ、敵対関係がスタートしていく。
病気の母親と弟を養うためにいくつものバイトをする苦労人のトリーは、暴力沙汰を起こした張本人として停学になると、人生を立て直すためコブラ会からも距離を置いていたが、自分の素質を高く評価し、様々な問題を解決してくれたクリーズを慕い、コブラ会にカムバック。先頭を切る存在として、憎きサムのミヤギ道、かつての恋人ミゲルのイーグルファングを繰り返し襲撃していく。
Watch コブラ会 | Netflix Official Site
またはコブラ会がバレー地区空手界の顔として君臨するのか?
●監督 ジョン・ハーツウィッツ/ジョシュ・ヒールド/ヘイデン・シュロスバーグ
あの頃の青春ドラマ再び…からの今の青春ドラマ!
実はDisney+のドラマシリーズよりNetflixの今作の方が楽しみなのです。
なぜならば、どらごんづ★ベスト・オブ・ベスト映画「ベスト・キッド」(1984年~)シリーズの続編だから。
嬉しいのは、あの頃のあの人がオリジナルの俳優さんそのまま出演してくれているってこと。
すっかりオジさんになった、ダニエル、ジョニーの物語と、空手の教え子たちの物語。
ちゃんと当時のリスペクトも加え、作品愛溢れる作品に仕上がっております。
NETABARE記事ですのでご注意を。
コブラ会
コブラ会を倒すために、ようやくガッツリと手を組んだダニエルのミヤギ道とジョニーのイーグル・ファング。
その2つの道場に対抗するために、クリースもコブラ会を強化するために助っ人を呼ぶ。
それは…テリー・シルバー!ついに登場!
もとはコブラ会の創設メンバーでもあり、詐欺まがいの言葉巧みに狙った獲物を追いつめて苦しめる。
まさに蛇のよう。
「3」ではダニエルをミヤギさんから引き離し、コブラ会に引き込むことまでしている。
クリースがシルバーに会いに行った時、え?
シルバーは、クリースをむしろなだめて、「やめろ」とまで言う。
どうした?どうした?
と、思ったら、クリーズに協力してコブラ会を強化して、ダニエルたちをねちねちと追いつめる。
ジョニーの息子のロビーや、トリィもコブラ会で更に強さを発揮。
そんな時、ダニエルの息子アンソニーを中心にいじめられていた転校生で小柄な黒人少年ケニー。
これはロビーが少年院で会った男の弟。
それがあって、イジメられているケニーをコブラ会に誘う。
ケニーはコブラ会の中でもイザコザがあったが、ロビーがかばって、みるみる力をつけていく。
かつてロビーはミヤギ道だったために、ミヤギ道の戦い方をコブラ会に指導していく。
シルバーの指導は徐々にコブラ会の中でも力を推し進め、クリーズを蚊帳の外に追いやっていく。
え?同士じゃないの?
ダニエル&ジョニー
2人はミヤギ道の道場で、協力しあっていい感じになる?
防御に特化しているのがミヤギ道。
コブラ会の流れで攻撃に特化しているのがイーグル・ファング。
一緒に稽古とか無理でした。
しまいにゃ先生同士で対決するし。
こんなドタバタも楽しいんですけども。
生徒を交換しながらお互いを高め合うことに。
闘争心メラメラのサムにはイーグル・ファングの稽古が合ったり、
本来心優しいミゲルにはミヤギ道の稽古が合ったりと、思いのほかメリットもあったりして。
オールバレーカラテ大会
クライマックスはオールバレーカラテ大会。
今回はルールが根本的に変わる。
男女の個人戦だけでなく、型だったり武器を使っての演武での審査も。
これで総合的に優勝するのは、個人ではなく道場。
この勝負で、コブラ会vsミヤギ道&イーグル・ファングの構図。
負けた方が道場を閉めると言う約束になる。
イーグル・ファングの道着が楽しみだったが、真紅の道着!
カッコいいけど、ちょっとやり過ぎ感も。
これはセンスがちょっとダサいジョニーらしい。
大会は3つ巴の戦いになるが、やはり注目はイーグル・ファングのミゲルとコブラ会のロビーの戦い。
と思うじゃないですか。
ミゲルはムチャな稽古で古傷が悪化?大会中に棄権。
そこで目立ち出すのが、コブラ会にモヒカンを切られ、ミヤギ道に落ちついた〝ホーク〟ことイーライ。
ロビーvsイーライの男子決勝!なんとイーライの優勝!
どうしても主役男子2人の後になる存在だったためにこれは嬉しい。
頑張れば目立つキャラになれるんですね!
女子決勝は当然、ミヤギ道サムとコブラ会トリィの対決!
互角の勝負であるが、審判の怪しい行為があり優勝はトリィ!
しかしトリィはこの審判の行為が満足できず、コブラ会に不信感を抱く。
ロビーも人が替わってしまったようなケニーを見て、シルバーの指導するコブラ会をやり過ぎと思い、大会後、コブラ会を脱退。
シルバーは、コブラ会の一人、スティングレイを半殺しに痛めつけており、スティングレイに犯人はクリーズだと証言させる。
そのため、クリーズは逮捕され、コブラ会はシルバーのものになる。
総括
やっぱり子供達のイザコザが、ちょっとイラッとする。
コブラ会とミヤギ道&イーグル・ファングが街中で顔を合すと、すぐケンカ。
ちょっとは大人になりなさい!
今シリーズでは、イーライたちはミヤギ道入りしたので悪者は韓国系のカイラー。
最初はミゲルがイジメられっ子。今回はケニーがイジメられっ子。
弱々しいケニーが闇落ちしていくのが悲しい。
さすがにシーズン4にまでなると、オリジナルの劇場シリーズからのサプライズはほとんどない。
テリー・シルバーが登場ということで、「3」での回想が多め。
シルバーとクリーズの戦争時の回想も観れます。
どうもこの辺りのエピソードがスピンオフ候補になってるのかも。
ミゲルは攻撃的なコブラ会より、ミヤギ道の稽古をしている方が安心する。
子ども達のビジュアルもちょっとずつ変化。
ロビーは髪を切ったけど、こっちの方がいいですね。
ダニエルの息子アンソニーがぽっちゃりから細くなって身長も伸びた。
ティーンエイジャーって、ほんとにアッと今に大きくなりますね。
ジョニーがシルバーとの戦いでミヤギ道の技を使ったのが、何か嬉しい!
大会で敗北したミヤギ道とイーグル・ファング。
ダニエルが呼んだ助っ人こそ、チョーゼン!
「2」でダニエルと死闘を繰り広げたライバル。
同じミヤギ道を学んだライバル。これは心強い!
すっかり落ち込んだ状態だけど、次回に光明を見せるエンディング。
ワクワクさせて次シリーズが楽しみ過ぎる!
ジョニーの一番弟子となるミゲルを演じたショロ・マリデュエニャ、ジョニーの息子ロビー役のタナー・ブキャナン、ダニエルのキュートな娘サムを演じたメアリー・マウサーの3人が、堅実な演技と達者なマーシャルアーツのスキルで2人のオジサン俳優を盛り上げる。
シーズン2では、マーティン・コーブが極悪非情のコブラ会創設者ジョン・クリース役で復活、またペイトン・リストが演じる女拳士トリーが参戦する。
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