よくあるご質問 用法について|睡眠改善薬 ドリエル【エスエス製薬】
今回は「ドリエル®」などのOTC医薬品における睡眠補助薬とその成分・飲み合わせなどについてみていきました。不眠とアレルギーというあまり接点がないように見える症状においても使われる薬剤が実は同じ(同じ系統)の薬剤であることも考えられます。また抗ヒスタミン薬はなどのアレルギー疾患の他、などの皮膚疾患、などの呼吸器疾患など多くの病気や症状に使われている薬剤であり、知らず知らずに重複して使用してしまう可能性があるため注意が必要です。
くすりの話 64 不眠症の人が飲んではいけない睡眠改善剤? パート1
冒頭でも紹介したように、不眠症を含めたは基本的に医療機関の受診による治療が推奨されています。実際にドリエルなどを数回服用しても症状がよくならない場合は医師、薬剤師などに相談し、医療機関の受診を視野に入れることが一般的とされています。OTC医薬品としての睡眠補助薬を正しく理解して健康維持などのため適切に使うことが大切です。
「薬」「解熱鎮痛薬」「鎮咳去痰薬」には抗ヒスタミン薬が配合されていることがあり重複する場合が考えられます。例として鎮咳・鎮痛・解熱剤として使われるカフコデ®N配合錠(医療用医薬品)などには抗ヒスタミン薬が配合されています。但し、例えば解熱鎮痛薬でも「ロキソニン®」(医療用医薬品として「ロキソニン®錠60mg」、OTC医薬品として「ロキソニン®S」 など)などのように(抗ヒスタミン薬でない)単一の解熱鎮痛成分によって造られている薬剤であれば、併用可能であることが多いため購入時によく確認しておくことが大切です。
一方で、これらの薬を使って眠りを作るデメリットは数多くあり、睡眠を専門にする医師は、市販の抗ヒスタミン薬の利用を推奨しないことが多いです。
代表的な抗ヒスタミン薬の副作用は眠気です。もともとアレルギーをおさえる薬として使われていた薬剤で、眠気が強いため睡眠改善薬として発売されている薬剤「ドリエル」もあるほどです。眠気の出やすさと薬の強さは関係ありません。眠気が強いからといってアレルギーの症状を改善する効果も強いというわけではないのです。
多くの抗ヒスタミン薬の添付文書は自動車の運転に関しての注意喚起がされており、医師が処方する際に参照する添付文書には以下の3群に分けて記載があります。花粉症の時期には眠くならない薬を探される方もいらっしゃると思いますので参考にしてください。
例として「ドリエル®EX」の添付文書には「使用上の注意」における「本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください」として「他の催眠鎮静薬、薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)」の記載があります。「抗ヒスタミン剤(薬)を含有する・・・」に関しては抗ヒスタミン薬の重複により眠気や口渇などの過度な助長などを招く可能性があることはある程度推測できますので、他の記載内容をもう少し詳しくみていきます。
アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
ジフェンヒドラミン塩酸塩(ドリエル・リポスミン)
第一世代の抗ヒスタミン薬(アレルギーに対する薬)です。副作用の眠気が、不眠に対しては作用として用いられています。市販薬として手に入るのはメリットですが、数回使用しても不眠が改善しない場合は、医師に相談しましょう。
睡眠補助薬である「ドリエル®」が抗ヒスタミンであるジフェンヒドラミン塩酸塩の眠気を利用した製剤であるため、当然他の疾患などで使われる抗ヒスタミン薬とは飲み合わせに注意が必要になってきます。
たとえば翌日に大事な仕事を控えている、でもどうしても眠れないとき、安易に市販の睡眠薬(睡眠改善薬)を服用するのはどうだろうか。
クエチアピン(セロクエル)
もともとは統合失調症の症状に対するお薬ですが、鎮静作用を利用して、不眠に対して少量使うことがあります。高齢者の方などで入院中や手術の後に“せん妄”と呼ばれる意識障害を起こすことがありますが、その治療のために処方されることもあります。
糖尿病の方には使ってはいけない(禁忌)お薬です。
一方で抗ヒスタミン薬は中枢抑制作用や抗コリン作用(体内物質を阻害する作用)という作用をあらわします。これらの作用の度合いは薬剤によっても異なりますが、中枢抑制作用や抗コリン作用により眠気、口渇、などの症状があらわれることがあり、これが抗ヒスタミン薬の特徴的な副作用になっています。実はドリエルなどは抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミン塩酸塩の副作用としてあらわれる眠気を逆手にとって睡眠補助薬として販売された製剤なのです。(睡眠改善効果が期待できるOTC医薬品としてはジフェンヒドラミンを用いた製剤の他、漢方薬を主成分とする製剤[例:アロパノール®内服液(神経症、不眠症などに効果が期待できる抑肝散を用いた製剤)]なども販売されています)
[PDF] 薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業 2018 年 年報
花粉症の薬を飲むと急激な眠気が来ることがあると思いますが、それと同様の作用を利用して、抗ヒスタミン薬は眠りを作ります。
ガスター10の購入を希望して来局した。併用薬を確認したところ、タケプロンOD錠15を服用. 中であることが判明し、販売を中止した。
① プソイドエフェドリン、フェニレフリン、メチルエフェドリン、メトキシフェナミン: 鼻づまりを治療する成分として、総合感冒薬や鼻炎薬に配合されています。交感神経刺激作用があり、グリコーゲンの分解を促進することで血糖値を上昇させます。また、末梢血管収縮作用や心機能亢進作用により、血圧を上昇させ、糖尿病を悪化させるおそれもあります。
② マオウ(麻黄): 葛根湯や小青竜湯などの漢方製剤に含まれるほか、生薬を含む総合感冒薬・鼻炎薬に配合されていることもあります。交感神経刺激成分のエフェドリンを主成分とすることから、①と同じように、血糖コントロールが悪化するおそれがあります。
③ アスピリン: 解熱鎮痛薬や感冒薬に配合されていることがあります。インスリンの作用を増強し、アスピリン自体も血糖値を下げる作用があるため、血糖値が下がりすぎるおそれがあります。
④ 炭水化物消化酵素(ジアスターゼ): 総合胃腸薬や消化薬に配合されていることがあります。αグルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、ミグリトール、アカルボース)を服用している場合、作用が打ち消しあって糖尿病治療薬の効果が弱まる可能性があります。
⑤ 「血糖値が気になる人向け」の特定保健用食品(グァバ葉ポリフェノール、トウチエキスなど): αグルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、ミグリトール、アカルボース)を服用している場合、薬による糖の吸収を遅らせる作用が強まる可能性があります。また、αグルコシダーゼ阻害薬の副作用(膨満感、放屁、便秘など)が出やすくなるおそれがあります。
併用禁忌にクラリスロマイシン(マクロライド系抗生物質製剤)がある。 (5) ..
プロペシアに次ぎ、世界で2番目に登場した飲むAGA治療薬「ザガーロ」。日本でも、2016年の6月に販売開始となり、高い注目を浴びています。そんなザガーロですが、服用の際には気をつけなくてはならないことがいくつかあります。そのうちのひとつが、飲み合わせです。ザガーロに併用禁忌薬はありませんが、併用に注意しなければならない薬は存在します。
今回は、ザガーロの併用禁忌薬・併用注意薬についてご紹介します。
(商品名)ドリエル、ネオデイ、ドリエル EX。有効成分はジフェン
2019年が始まりました。冬休みが終わり、職場や学校ではこれからインフルエンザが流行のピークを迎えると考えられます。糖尿病患者さんは感染症に罹ると重症化するリスクが高く、「ちょっとした風邪かな」なんて放置しておくと、血糖コントロールが悪化して入院、なんてことにもなりかねません。少し体が熱っぽいけど症状は大したことないから、近所のドラッグストアで風邪薬でも、と考える方もおられるでしょう。糖尿病教室では、「薬の飲み合わせの心配があるので、ドラッグストアの薬剤師さんに糖尿病治療中であることを伝えてください」と指導しています。今回は、糖尿病患者さんに気をつけていただきたい市販薬を紹介します。
てんかんと抗ヒスタミン剤:風邪薬や花粉症の薬の服用は慎重に ..
カフェインやタバコなどの刺激物を避け、入浴やストレッチなどリラックスできる工夫をしましょう。睡眠薬代わりの飲酒は睡眠の質を下げてしまいますので、やめましょう。寝酒よりも睡眠薬を上手に利用するほうが安全です。
また、眠れないで布団の中にいるのは逆効果ですので、眠気がきてから布団に入りましょう。布団の中で長く過ごし過ぎると、熟眠感が得られないことがあります。眠りが浅い時は積極的に早起きしましょう。
生活リズムを一定に保つ、ということも大切ですね。できるだけ同じ時間に起きましょう。休日に寝だめや朝寝坊をする方は多いのですが、翌日の朝がつらくなってしまいます。目が覚めたら窓ごしでもよいので日の光を浴びる、朝食を食べる、などして体内時計をリセットしましょう。
ピペリジン骨格:アレグラ®、ディレグラ®、エバステル®、タリオン®、ビラノア® ..
A:塩酸ジフェンヒドラミンの副作用に眠気をもよおす作用があり、これを「睡眠改善」に転用したものです。医師が処方する薬としては、塩酸ジフェンヒドラミンは不眠症状に使われません。この成分は、ほんらい不眠症に効く成分ではないからです。
「ドリエル」の注意書きには「不眠症の診断を受けた人は服用できません」という記載があります。びっくりしますね。
4、健診の1週間程前まで、逆流性食道炎でランソプラゾール、慢性副鼻腔炎でクラリスロマイシン、アレグラ ..
併用禁忌薬とは、飲み合わせの悪い薬のことをいいます。薬物間相互作用によって薬効の減弱や副作用の増強といった悪影響を招く可能性があることから、併用が禁止されています。
併用については問題はないようには思います。 2020/08/14
不眠症(のの一つ)はライフスタイルの多様化、ストレス、人口の高齢化など様々な因子が関連するとされ、現代社会を象徴する病態の一つと言えます。不眠症を含む自体は基本的に医療機関の受診により治療していくことが推奨されていますが、現在では一時的な不眠などに対するOTC医薬品(市販薬)として「睡眠補助薬」も販売されています。具体的には「ドリエル®」や「アンミナイト®」といった製剤がOTC医薬品として販売されていてセルフメディケーション(自分自身で健康の維持・増進、病気の予防・治療にあたること)の一翼を担っていますが、これらの製剤の成分とはどのような薬剤なのでしょうか?(なお、本記事に登場する薬剤に関して、株式会社メドレーは特定の製薬企業との利害関係はありません)
それと併用するわけじゃないけど季節的に葛根湯と鼻炎薬飲んでるからか日中死ぬ ..
結論から言うと、ザガーロに併用禁忌薬はありません。しかし、飲み合わせに注意が必要な併用注意薬は存在します。
併用したら残尿感が緩和された。 女性はそもそも前立腺自体無いので…(残尿感 ..
A:睡眠改善剤として、日本ではじめて処方せんのいらない一般薬として売ることが認められた医薬品 (商品名「ドリエル」)です。成分は抗ヒスタミン剤の塩酸ジフェンヒドラミンで、アレルギーの症状を抑えるはたらきがあり、カゼ薬や鼻炎薬・かゆみどめに 使われています。また虫さされ・筋肉痛などで使う外用剤にもこの成分が含まれています。
ドリエルも「不眠症には使うな」だし、 けっこうハイリスク薬なんだよ ..
併用注意薬とは、併用禁忌までとはいかないものの、飲み合わせによって身体に何らかの悪影響が及ぶ可能性のある薬のことです。
勿論複数の薬を併用することで副作用の発生率がわずかでも上がる可能 ..
一説によると日本人の4-5に一人は睡眠に不安を抱えていると言われ、不眠改善の選択肢としてOTC医薬品(市販薬)で睡眠補助薬が販売されています。ここでは主に「ドリエル」を例として、その作用の仕組みと薬の飲み合わせについて解説します。