コナミ◎スペースアドベンチャーコブラCOBRA◎EMERALDA エメラルダ◎寺沢武一キャラクターズ◎KONAMI2003.
レディーは、ロボットではなく、元はサンボーン公国のエメラルダ姫という人間だった。この事実は本書で明かされるけれど、レディーがただのアンドロイドでないことは、前に書かれたコミックス版でも暗示されていた。
ギロスを帝位から引きずり降ろそうとする公女エメラルダ、そして若き海賊コブラの出会いの瞬間が近付いていた。 ..
ある人物の正体と逸話から少なくとも50世紀かつ西暦だと4900年代以降あたりとされている。
レディーが「生きていない」とすれば、三年ものあいだ、召使ロボットのなかに隠れていたことも、目の前でコブラが生身の女性と次々恋に落ちていくことも、合点がいく。
レディとなるエメラルダ「スペースアドベンチャーコブラ コブラガールズ」の ..
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「相棒」という呼び方は、コミックス版の最初でコブラ自身が使っている。「相棒」とは、ルパンにとっての次元大介や、バンバンにとってのホージーのように、同性で、半ばライバルのような関係を感じさせる。異性のパートナーにはめったに使われない。そう思っていたところ、日経新聞『私の履歴書』で、俳優の仲代達也が亡くした妻を「相棒」と呼んでいる文章を見つけた。同業であると、配偶者を相棒と感じる人もいるらしい。
本名はエメラルダ=サンボーンこの姿になる前はサンボーン公国の姫で綺麗な人間の姿だった。 ..
こんなことを考えながら、あらためてレディー誕生の場面を読みかえすと、レディーのライブメタル・ボディーに埋め込まれているものは、エメラルダ姫の記憶ではないような気がしてくる。レディーが生身の神経を持ったサイボーグとすれば、生身の女性と恋に落ちるコブラを見せるのは、かわいそうでならない。同じように、レディーがエメラルダ姫の記憶を缶詰にしたものに過ぎないとすれば、生きていないものを死んでいないように思わされるコブラも気の毒になる。
レディーに埋め込まれているのは、コブラの記憶ではないか。コブラが大切に抱えていたエメラルダ姫の記憶。言葉をかえれば、レディーは、コブラの記憶と想像を具現化したもの。精神力をエネルギーに変換するサイコガンから記憶を注入する場面が思い浮かぶ。
顔は1cmぐらいですが丁寧に創ってあります。 エメラルダ・サンボーン
エメラルダ姫は死んだ。そして、レディーが生まれた、コブラの記憶から。その記憶はアーマロイドの姿をまとい、現実化している。
レディーが体現しているものは、エメラルダ姫一人の記憶ではなく、これまでコブラが出会い、失くしたすべての女性かもしれない。彼が愛した女性はことこどく、しかも惨い姿で殺された。彼女たちを悼むコブラの記憶の結晶が、アーマロイドに封入されているのではないか。“Lady”という普遍性を感じさせる呼び名もそれを暗示する。
エメラルダ「コブラ…もう怖くはないわ… あなたと私の思い出は… みんなあの本が書きとめてくれた… 私の記憶は永遠に宇宙を旅するのよ…
整形前の「コブラ」が、生命金属(ライブメタル)になる前の「レディ」ことサンボーン公国の王女「エメラルダ姫」と出会います。
エメラルダ「寺沢武一キャラクターズ スペースアドベンチャーコブラ」の取り扱い店舗一覧
「レディ」と「コブラ」との出会い、いきさつや、整形前の「コブラ」と現在の「コブラ」の活躍が、存分に楽しめる内容となっています。