後鼻漏とは、鼻腔または副鼻腔からの鼻汁がのどにまわり、症状として、鼻 ..
また、消毒液としての1%塩化亜鉛の作用効果はそれほど強いものではありませんので、稀に短時間で劇的な改善が見られるごく一部の症例を除き、大半のものは上咽頭炎(後鼻漏感)の軽快が得られるまでに、多くの治療回数や長い治療期間を要します(週に数回、何年間も続けることも度々見かけられます)。
膿性・粘性鼻汁、後鼻漏、鼻閉、嗅覚障害などが2~3か月以上続いています。 検査 ..
後鼻漏は主要症状の一つであり、他にも化膿し色のついた鼻水、鼻づまり、頭重、頬部の痛みがなどの症状が現れます。風邪やインフルエンザをきっかけに発症することが多いため、特に免疫の低下する寒い時期は注意が必要です。
治療にあたっては、大掛かりな設備や機器などの必要がなく、簡単に施術できるという手軽さがあります。一方で、施術に伴う出血や痛みの出現、時として非常に耐えがたい強い痛みや多くの出血が見られることがあり、決して楽な治療とは言えません。
また鼻水が多いと、鼻水がのどに流れ込んで、その鼻水が気管支を刺激する後鼻漏もせきの原因になります。
後鼻漏の主な原因は、鼻や副鼻腔の炎症やアレルギー性鼻炎、副鼻腔のポリープ、鼻中隔彎曲、または鼻の手術後などが考えられます。これらの状態によって、鼻の粘膜が過剰な鼻汁を分泌し、喉に流れ込んで後鼻漏が発生することがあります。
後鼻漏症候群の中には上咽頭炎や更年期障害なども含まれます。
後鼻漏(こうびろう)とは、鼻の奥の粘膜から分泌される鼻汁が喉に流れ込むことで、鼻からではなく喉から鼻へ逆流する現象のことを指します。一般的に、鼻づまりや鼻水といった症状と共に現れることがあります。
ただし実際には後鼻漏はなくても後鼻漏があるように感じる後鼻漏症候群があります。その中には全く病的ではないものも含まれます。
後鼻漏(鼻水がのどに落ちる) 頭痛 顔面痛 嗅覚障害(匂いがわからない) せき
後鼻漏の主な症状には、鼻が喉に流れる感じ、鼻の奥に何かが貯まっている感じ、喉に詰まった感じや喉の違和感、鼻の奥や喉の奥からの嫌な匂いなどが挙げられます。
また、後鼻漏が原因で喉の炎症や喉の咳が続くこともあります。
高齢になると腺分泌の低下,粘膜の萎縮,線毛機能の低下鼻粘膜の過敏性充進などで鼻が乾燥傾向になり,粘性を増した鼻汁が咽頭へ流れやすくなりますが、同時に高齢者では後鼻漏を訴える症例でも,他覚的に後鼻漏を認めない“後鼻漏感”を訴える症例も少なくないと報告されています。(参考文献❻)
高齢者における後鼻漏の対応は困難ですが、唯一行いうる対応は,口腔咽頭の乾燥を改善することであり、唾液分泌促進作用のあるニザチジンや漢方製剤の麦門冬湯などは比較的使用しやすいとされています。
鼻漏・後鼻漏 · 鼻閉 · 顔の違和感・痛み · においがしない・感じにくい.
A11:Bスポット療法は、特殊な医療用綿棒や咽頭捲綿子などにて、1%に希釈した塩化亜鉛水(消毒液の一種)を直接上咽頭に塗りつけることによって、上咽頭に対する殺菌効果、および局所の炎症性分泌物や病的粘膜の除去効果が期待できる、歴史のある上咽頭炎の局所療法の一つです。
鼻の奥で喉の上方に当たる部位を上咽頭と呼びます。この部位は口の中の扁桃腺と同じような扁桃組織やリンパ組織が存在します。細菌やウイルスなどが鼻から侵入するとこの部位で捕まって炎症をおこします。その時に上咽頭の粘膜が腫れたり粘調な分泌物が付着したりします。これが喉に流れて後鼻漏と感じる場合もあります。
1%塩化亜鉛溶液を上咽頭に塗布すると、疼痛とともに少し出血する場合もありますが、同時にこれが診断と治療にもなり得ます。1%塩化亜鉛溶液の塗布を定期的に繰り返すことによって上咽頭炎が治まり疼痛もなくなってくる場合もあります。
それ以外には生理食塩水による鼻洗浄で上咽頭まで洗浄するのも有効です。
また、近年注目されている逆流性食道炎も胃酸分泌過多、およびその逆流によって上咽頭炎が起こる場合もあり、その場合はプロトンポンプインヒビターが有効な時もあります。
後鼻漏による咳とは? | たくゆう耳鼻咽喉科クリニック 院長ブログ
後鼻神経切断術は鼻汁を分泌する神経を切断する方法ですから鼻汁を抑制する効果は最も高い手術です。後鼻漏の原因としてアレルギー性鼻炎による鼻汁分泌過多がある場合は有効な方法といえます。ただしアレルギー性鼻炎に伴う鼻汁は水様性で前に流れる事が多いので必ずしも後鼻漏が減少するとは限りません。
鼻水が喉の後ろに垂れる、後鼻漏による咳、痰、鼻づまりによる口呼吸で ..
レーザー手術はアレルギーの反応の場である下甲介粘膜を焼灼して症状を軽減させる方法ですが鼻詰まりに対する効果に比べると後鼻漏を含む鼻水に対する効果は弱い傾向にあります。また数年で効果が減弱します。
慢性副鼻腔炎との合併で症状を悪化させる人が増えているので、後鼻漏(鼻水が ..
医学的にも「感染臓器」、「生理的炎症臓器」と言われるように、上咽頭は常に炎症に曝されている状態の中で本来の生理活動を営まなければなりません。このような過酷な“労働環境”は、上咽頭における炎症のオーバーヒートをいともたやすく引き起こします。その結果、咽頭痛をはじめ、咽頭異物感や咽頭流下感、咽頭付着感などに見られる後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)の症状がもたらされるのです。
喘息の病態に及ぼす具体的なメカニズムについては、アレルギー炎症による鼻腔の防御機能の破綻、微量後鼻漏の誤嚥
アレルギー性鼻炎の治療としてよく用いられるのは抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬などの飲み薬や血管収縮剤やステロイドを含んだ点鼻薬です。
いろいろな種類の薬があるのでご自身にあった薬を探せば症状が改善しますが服用を中止すると元に戻ります。
血管収縮剤は速効性がありますが長期連用すると逆に薬剤性鼻炎となって鼻詰まりが悪化する場合もあります。
ステロイド点鼻薬はその心配はほとんどありませんが、速効性には乏しく、点鼻そのものが刺激となってくしゃみを誘発する場合もあります。
チクナインは、蓄膿症・副鼻腔炎による、後鼻漏(こうびろう)の症状も改善します。 ..
しかしながら、どこの疾患部分にフォーカスするかによって、治療内容に雲泥の差が出てきますので、今自覚されている後鼻漏の症状が、上咽頭炎による「仮性」のものか、それとも鼻副鼻腔炎による「真性」のものかを確認しておくことは、その後の治療を的確に進めるためにはとても重要です。
鼻詰まりや後鼻漏(のどの奥に鼻水が垂れてくる)症状がみられ、嗅覚障害や味覚 ..
根性と根気が試される療法ですが、現時点では、従来の治療法の中で上咽頭炎に対して、中でも頑固な後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)を伴う慢性上咽頭炎や肥大性咽頭扁桃炎の場合は、総合治療価値の平均点として、Bスポット療法に勝るものはないと言えます。とはいえ、鼻副鼻腔疾患に由来する後鼻漏「真性後鼻漏」)に対しては、全く直接的な効果は得られません。
「鼻閉」のお子さんは、鼻汁がのどにまわる後鼻漏になりますので中耳炎になりやすいです。
確かにノドへの炎症性分泌物の出現や刺激によって後鼻漏の症状がもたらされることだけに着目して考えた場合は、主に鼻副鼻腔の疾患に伴って発生する一般の後鼻漏(「真性後鼻漏」)と、上咽頭炎に起因する後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)との差はあまりないように思われます。
また、大量の鼻水がのどへ落ちる「後鼻漏(こうびろう)」や、においがわからない ..
ところが上咽頭に炎症が起こった場合は、そこに直接“上咽頭由来”の炎症性分泌物が多く現れるため、たびたび後鼻漏のような症状が感じられることがあります。つまり、上咽頭炎に伴って発症した後鼻漏は、 “ホンもの”の後鼻漏“(「真性後鼻漏」)ではなく、後鼻漏感、つまり “ニセもの“の後鼻漏(「仮性後鼻漏」)です。
後鼻漏といいます) ○顔面(目や鼻、ほほの周りなど)が重い感じがする。痛みが ..
A9:もともと後鼻漏は、ノド、とりわけ鼻とノドの境目の上咽頭に“異常な鼻水”が現れることによって自覚されますから、根本的に“異常な鼻水”の出現がなければ後鼻漏の発症も起き得ません。
後鼻漏症候群 | 足利市の耳鼻咽喉科はふじさわみみはなのどクリニックへ
アレルギー性鼻炎の場合はさらさらとした鼻水が前の方に流れるのが一般的ですが、アレルギー性鼻炎の方は正常の方と比べると鼻汁の量が多く、粘り気を伴うムチンという物質が増える事も知られており(参考文献❸)、特にアレルギー反応が強く起こると下鼻甲介が腫れ、下鼻甲介の後方で分泌された鼻水が前方が塞がっているために後方へと流れて後鼻漏になる場合があります。
近年ではアレルギー性鼻炎による後鼻漏の頻度が高まっていると報告されています。(参考文献❹,❺)
片側性の透明な水様の分泌物(特に頭部外傷後)は,髄液漏を示唆している ..
A8:後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)を来たし得る原因疾患として、代表格なものには以下のものがあります。
アレルギー性鼻炎の代表的な症状は以下の3つです。 発作的に連続するくしゃみ; 透明でさらさらとした鼻水; 鼻づまり
後鼻漏の診断には、患者の症状や経過を詳しく聞くと共に、鼻の内視鏡検査や副鼻腔CTスキャンなどの画像検査が行われることがあります。また、耳鼻咽喉科専門医による診察が行われ、原因を特定するための適切な検査が実施されます。
ぜん息との合併に気をつけたい病気|成人ぜん息(ぜんそく、喘息)
また、「嚥下障害」の関連が疑わしい場合は、積極的に嚥下内視鏡検査や頚部/頭部の画像診断が行われるでしょう。いずれにしても、後鼻漏(「真性後鼻漏})以上に、耳鼻咽喉科専門医の元での精査が必要となります。
アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎は多く見られます。当院では副鼻腔をレントゲン検査やCT検査を行い診断し、アレルギー ..
鼻にたまっている鼻汁を掃除した後に抗生剤などの薬液を霧状にして鼻から吸引するネブライザー療法はもっとも一般的な外来処置です。ただ高度な副鼻腔炎の場合は効果がでにくいこともあります。また、生理食塩水で鼻腔を洗浄する方法もセルフケアとしては有効です。
風邪などの細菌・ウイルス感染による炎症、アレルギー、鼻の中の形態異常 ..
ただし、後鼻漏感の発生と関わり得る疾患はあまりにも多種にわたりますので、疑わしい疾患の優先順位を決めてから診ていかないと、しかるべき診断と治療に辿りつくまでは莫大な時間と労力がかかりかねません。たとえば、「胃食道逆流症」が疑わしい場合は、優先的に喉頭ファイバースコープ、もしくは胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)が施行されます。