鼻水が喉の後ろに垂れる、後鼻漏による咳、痰、鼻づまりによる口呼吸で ..
(2)ロイコトリエン受容体拮抗薬
鼻づまりが強い場合に使用します。花粉症による咳の治療にも効果があります。妊娠中、授乳中は原則的に使用できません。
一つの例として、以前に「後鼻漏による咳」をご紹介いたしました。いくら ..
採血で血清特異的IgEを調べることで、症状の原因となるアレルゲンを調べます。一年中の鼻症状を引き起こす抗原としてダニ、ハウスダストが有名ですが、昆虫アレルゲン感作を確認することも重要です。なぜなら、昆虫アレルゲンのうち、特に蛾の感作率は、東京で30.7%、栃木26.4%と都心部においても郊外と同等な感作率を示し、通年性の症状につながることが指摘されています(耳鼻免疫アレルギー2020)。花粉症では、スギ、ヒノキが最も多く、他の花粉症がある場合はスギ花粉症を9割の方が合併しています。
また近年、Local allergic rhinitisという病態が明らかになりました(Am J Rhinol Allergy.2020)。例えば、スギが飛散している時期に鼻水などの症状があるために、スギ花粉症を疑い、採血でスギの血清特異的IgEを調べると陰性となります。しかしながら、鼻の粘膜にスギ抗原をたらすと鼻の粘膜が腫れたり、鼻水・くしゃみなどの反応が生じ、スギ花粉症の症状が出現します。このように採血では反応がないのにも関わらず、局所でアレルギー反応が生じる病態をLocal allergic rhinitisといいます。この病気は、改訂された鼻アレルギー診療ガイドラインの最新版(2024)に掲載されました。
A4:“異常な鼻水”が現れる背後には、必ず鼻副鼻腔の炎症性疾患の存在が疑われます。
「鼻閉」のお子さんは、鼻汁がのどにまわる後鼻漏になりますので中耳炎になりやすいです。
その診断は、鼻内の局所所見、および鼻副鼻腔の画像検査から最も決定的な情報が得られます。ですから、とくに鼻の不調が感じられた場合は、耳鼻咽喉科専門医を受診されれば、早期診断や早期治療に的を絞られるでしょう。
つまり、鼻粘膜のなんらかの炎症反応に伴って異常に産生された“炎症性分泌物”こそ、後鼻漏の正体と考えてよいでしょう。鼻粘膜の炎症反応を来たす主な鼻副鼻腔の疾患の典型例としては、鼻カゼ、アレルギー性鼻炎(花粉症)、急性/慢性鼻副鼻腔炎などがよく知られています。
鼻汁がのどに回り込むこと(後鼻漏)による、のどの粘膜損傷; 鼻呼吸障害 ..
(1)ステロイド点鼻薬
鼻内に1日1~2回噴霧します。定期的に使用しないと効果が十分発揮されません。妊婦さんでも使用可能です。
(2)血管収縮剤
粘膜の血管を収縮させて粘膜の腫れを取り除くことで、鼻づまりに効果を発揮します。即効性があるのですが使い過ぎると、副作用で逆に腫れがひどくなり鼻づまりが増悪します(薬剤性鼻炎)。
症状がひどいときのみ使用してください。市販の点鼻薬には、ナファゾリン塩酸塩という成分が含まれている場合があり、使いすぎには注意が必要です。
いわゆる抗アレルギー薬(アレルギーの薬)といえば、必ずといっていいほど処方される薬です。花粉症の症状は、身体に侵入した花粉をきっかけに、アレルギーに関係するマスト細胞からやロイコトリエンなどの物質が放出され、神経を刺激したり、粘膜が腫れることによって起こります。抗ヒスタミン薬はヒスタミンが受容体に結合する前に、先に受容体と結合してヒスタミンをブロックすることでヒスタミンの作用を抑えます。
後鼻漏ではない・症状がヒスタミンH1拮抗薬という薬で改善する、または治る
(1)第二世代抗ヒスタミン薬
鼻水、鼻づまりくしゃみが強い場合に使用します。
第二世代抗ヒスタミン薬は、人によって効果や眠気などの副作用に大きな差があるのが特徴です。最近では眠気の少ない薬もありますので、ご自身の体質を医師に伝えて相談されることをおすすめいたします。
妊娠中は基本的に使用できません。授乳中でも、フェキソフェナジン(アレグラ®)、デスロラタジン(デザレックス®)など一部の薬は、使用可能です。
また、時に過剰診療と思われがちですが、より正確に鼻内所見を捉えるためには、できれば通常の鼻鏡検査(ほぼ無痛)よりも鼻咽腔ファイバースコープ検査(多少の鼻内の不快感を生じる)の方が、また副鼻腔の病変をより正確に読み取るためには、できれば単純レントゲン検査(放射線量が少ない)よりも、CT撮影検査(放射線被曝のリスクよりも放射線診断のベネフィットの方が遥かに大きい)の方が望ましいと考えられます。
アレルギー性鼻炎(花粉症) | どい耳鼻咽喉科 船橋日大駅前院
鼻水、鼻づまりくしゃみを抑えるための内服薬を処方します。
鼻の症状が強い場合は点鼻薬、目の症状が強い場合は点眼薬も併せて処方します。
健康成人男子8例にフェキソフェナジン塩酸塩カプセル60mgを単回経口投与したときの投与後 ..
特に、頑固な後鼻漏を伴う副鼻腔真菌症や蝶形骨洞炎、好酸球性副鼻腔炎(鼻茸の増生)などといった特殊な副鼻腔の炎症性疾患を診断する際には、鼻咽腔ファイバースコープ検査もCT撮影検査も絶対に欠かせない検査手段として重宝されています。
薬は、抗ヒスタミン薬(アレグラ、デザレックス、ビラノア錠など)の内服と、点鼻薬、点眼薬を組み合わせて行います。 抗ヒスタミン薬薬 ..
A3:鼻腔や副鼻腔を含む鼻の中の粘膜に出現した、あらゆるタイプの炎症反応は、基本的にすべて後鼻漏の発症につながる可能性があります。
DIクイズ1:(A)アレグラがディレグラに変更された患者:日経DI
お薬でのコントロールがうまくいかない方、パイロットやドライバーなど職業上お薬が飲めない方、受験生など薬の副作用で眠くなりたくない方には、舌下免疫療法やレーザー治療がおすすめです。
(1)舌下免疫療法
舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)は、スギ花粉症やダニアレルギーの根治治療(完全に治す治療)です。月1回の通院で、くしゃみ・鼻づまり・目のかゆみが改善され、根治すれば通院の必要がなくなります。根治までには3~5年と長い時間がかかります。1日1回薬を使用していただくだけの治療なので、それほど負担の大きい治療ではありません。
始めるにあたって条件があります。詳しくは下記ページにてご説明しております。
本報告は、フェキソフェナジン塩酸塩を含有する一般用医薬品アレグラ FX ジュニアの「要指
A5:後鼻漏(「真性後鼻漏」)を来たし得る鼻副鼻腔の原因疾患としては、代表的なものとして以下のものがあります。
!アレルギー専用鼻炎薬。◎【第2類医薬品】久光製薬 アレグラFX 14錠(7日分) /花粉 薬 ..
スギ花粉症やダニにアレルギー反応がある方が対象です。薬物療法では効果が不十分な場合や、使用している薬の量を減らしたい場合に行います。治療は3年続ける必要があります。現在、スギに対する舌下免疫療法を新たに開始するための薬剤が全国的に不足しています。
薬のフェキソフェナジン塩酸塩(商品名アレグラ他)は、アレルギー性鼻炎の鼻症状のうち、くしゃみ、鼻水には有効であるが、鼻 ..
一般に後鼻漏と言う場合には、ほとんど“ホンもの”の後鼻漏をさしており、その性格から医学的には「真性後鼻漏」または「鼻性後鼻漏」と言います。それに対して後鼻漏感、すなわち“ニセもの“の後鼻漏は、「仮性後鼻漏」または「鼻外性後鼻漏」と呼ばれます。
障害を最小限にとどめるよう努力しています。 【鼻過敏症について】
麻黄の主成分エフェドリンは、鼻づまりを改善しますが、これは鼻粘膜の血管を収縮させるためです。
ただし、麻黄は鼻以外でも血管を収縮させ心臓への刺激作用があるため、次のような人に注意が必要です。
細菌を含んだ鼻汁が鼻の奥に入ると副鼻腔炎になったり、耳に達すると中耳炎の原因となったりします。 鼻水が止まらない時の手術
感染性疾患としては、鼻カゼ、急性/慢性鼻副鼻腔炎、真菌性/乾酪性副鼻腔炎など。
アレルギー性疾患としては、通年性アレルギー性鼻炎(ダニや埃などが原因)、花粉症(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどが原因)、好酸球性副鼻腔炎(もっとも難治)など。
変性性疾患としては、鼻副鼻腔術後の変化、感冒後の変化、慢性鼻副鼻腔炎からの移行、加齢の変化などによるもの。 血管運動性鼻炎 鼻副鼻腔の腫瘍性病変、など。
他の医療用医薬品と併用してもいいですか? | チクナイン(顆粒
“ニセもの“の場合は後鼻漏感といって、あたかも後鼻漏がノドを降りたり、へばり付いたりするような異常感覚があるのですが、後鼻漏の実体は存在していません。
併用禁止の薬はございませんが、同じ生薬を含む薬との併用には注意が必要です。 ..
(2)レーザー治療
レーザー治療は、鼻の粘膜の表面にレーザー光線を照射して、腫れている粘膜を凝固させる手術です。粘膜がギュッと縮まるため、鼻の中の空間が増え、鼻づまりが軽くなります。
またくしゃみや鼻水などの症状も緩和されます。手術と聞くと痛みを心配される方もいらっしゃいますが、術前にしっかりと麻酔を行いますので、ほとんど痛みはありません。
効果の持続期間については個人差もありますが、1回の治療で6ヶ月程度は症状が治まることが多いです。詳しくは下記ページにてご説明しております。
・抗ヒスタミン薬(アレグラR、ザイザルR、アレジオンR、クラリチンRなど) ..
A6:“異常な鼻水”の後鼻漏がないのに後鼻漏の症状を感じるのが、後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)の最大の特徴です。
a)抗ヒスタミン薬の中ではアレグラ・アレジオン・エバステルがあげられます。 b ..
睡眠(コンスタントに6~8時間が理想)、体の冷え(とくに首の冷え)を防ぐ、乾燥を防ぐ(部屋の湿度は40%以上)、鼻呼吸を心がける(鼻呼吸しにくい時は耳鼻科で治療を行う)が重要です。アレルギー性鼻炎の場合は、その対処(抗原回避)も必要となります。塩素濃度の高いプールで泳ぐと後鼻漏が悪化する方もあり、悪化の程度によってはプールを休むことも考える必要があります。
くしゃみと鼻みずがほぼ同じ程度に発症し、鼻づまりよりも重症な状態
スギ花粉症の症状がとても重く、抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を使用しても症状の強い方を対象とした皮下注射による治療で、2019年に保険適用として承認されました。ゾレア®(オマリズマブ)という生物学的製剤がIgEと結合することで、ヒスタミンを放出するマスト細胞にスイッチを入れることをブロックします。そのため、体重と血清総IgE濃度を測定し、どのくらいのゾレア®が必要となるか計算を行います。血清総IgE濃度が30~150IU/mLである必要があります。また、当院では12歳以上を対象としています。
鼻汁中の好酸球で陰性の判定が出たのですが、アレルギー性鼻炎の薬がでました。これでよいのですか? · 1
その原因は、なんらかの異常な分泌物が鼻副鼻腔以外の臓器から発生し、ノドを刺激して後鼻漏のような症状をもたらしてしまうことが伺われます。その最たる例は、上咽頭炎です。