AGA治療薬 | AGA診療ガイドラインから推奨度別に治療薬を解説
「男性型脱毛症診療ガイドライン」や「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017」で行うように強く勧められる治療(推奨度A)は、フィナステリド(プロペシア)もしくはデュタステリド(ザガーロ)の内服、ミノキシジル外用のみとなります。
ミノキシジルの内服は、副作用の頻度も高く厚労省の認可もないため行わないよう勧められている薬となります。
症状やAGAの進行具合によって適切な治療は異なり、飲み薬だけではなく飲み薬と塗り薬を併用することもあります。
当院では、推奨度Aのフィナステリドもしくはデュタステリドの内服、ミノキシジル外用のみを取り扱っております。
[PDF] 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
脱毛症治療薬で最もよく効くのはどれか。カナダ・トロント大学の研究者がその疑問に答える論文を昨年発表した。ただ、毛髪治療の第一人者として国内で治療に携わる医師は、論文のランキングで下位になった薬を高く評価した。自ら作成に携わった診療ガイドラインで「非推奨」に位置付けたにもかかわらずだ。特集(全36回)の#3では、男性型脱毛症(AGA)治療の最前線で見いだす“本当に効く薬”を追った。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
男性型脱毛症(AGA)の主要な治療薬にはフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3種類がある(下表参照)。具体的な製品としては、フィナステリドは「プロペシア」、デュタステリドは「ザガーロ」、ミノキシジルは市販外用薬の「リアップ」などが有名だ。
ミノキシジル外用(男性型脱毛薬) *男性型脱毛症診療ガイドライン 推奨度A ..
AGAの治療について、日本皮膚科学会が2017年に発表した男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインがあります2) 。ガイドラインではAGA治療法を推奨度別に以下のように分類。
ではこの3種類のうち、男性のAGA治療で最も効果が高いのはどれか。それを調べる研究結果が2022年に発表された。
2番目に推奨度の高いランク「行うように勧める」と評価されている成分がアデノシンです。アデノシンも市販の育毛剤に配合されはじめています。
ミノキシジルは、血行を促進する効果のある成分です。髪の毛の成長に必要な酸素や栄養を届けることで、発毛を促します。また、成長因子というタンパク質を増加させ、細胞代謝を促進する作用もあります。
ガイドラインでは推奨度がA(行うよう強く勧める)で、FAGA(女性型脱毛症)に対しても同じ評価です。ただし、ミノキシジル内服と比べると効果は弱めです。
デュタステリドはザガーロの主成分で、フィナステリドと同様に男性ホルモンの悪玉化を防ぐ作用があります。ヘアサイクルを整えることで、抜け毛・薄毛の進行を抑えます。
フィナステリドと比べると効果が高い分、副作用のリスクも高い傾向にあります。
ガイドラインでは、デュタステリドの推奨度はA(行うよう強く勧める)です。フィナステリドと同じく、当院でも効果があると判断して処方しております。
AGA治療における男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインとは
表にもあるように、ガイドラインではミノキシジルの推奨度は外用薬がA(行うよう強く勧める)、内服薬はD(行うべきでない)とされています。
なぜ内服薬だけ推奨度が低いのでしょうか。ガイドラインでその理由は以下のように述べられています。
AGA診療ガイドラインで推奨度Aの対策です。 参考:ミノキシジルの内服はD評価
フィナステリドはプロペシア錠の主成分で、男性ホルモンの悪玉化を防ぐことで抜け毛・薄毛の進行を抑える作用があります。
ガイドラインの推奨度はA(行うよう強く勧める)で、発毛効果に対し高い水準の根拠があると述べられています。当院でもフィナステリドを処方していますが、実際にAGAに対して効果があると判断しております。
さらに言えば最も推奨されているミノキシジルも「外用(塗る)」が ..
アデノシンとは、アデニンという塩基にリボース(糖)が結合したもので、体内のほとんどの細胞が産生するエネルギー代謝に関わる物質です。毛髪の成長を促進させる「FGF-7」を増やすことで、薄毛を改善する効果があるといわれています。
ガイドラインによると、アデノシンの外用の推奨度はB(行うよう勧める)です。副作用が非常に少なく育毛剤にも含まれていることが多いですが、効果は弱い印象です。
このガイドライン上は、男性型脱毛症(AGA)にはミノキシジル外用およびフィナステリド内服は強く推奨されています
この研究結果によると、治療開始24週間後の総毛髪数の変化において最も有効性が高いのは「デュタステリド内服薬 0.5mg/日」だった(次ページのランキング表参照)。
においてAランクで 最も推奨度が高い治療法です。 ガイドライン推奨度画像
では、AGA治療薬はガイドラインでどのように評価されているのでしょうか?
主な治療薬のAGAに対する推奨度をお伝えしていきます。
当院のAGA(男性型脱毛症)治療は安全性と効果の両立を目指します
ミノキシジル内服薬は、外用薬と同様に血行を促進する効果がある治療薬です。頭皮の血行を改善したり細胞代謝を促したりする作用により、発毛効果が期待できます。
ガイドラインにおいて、推奨度はD(行うべきではない)です。日本人の試験結果が少ない点や、危険性が十分確認されていない点などが評価につながったと考えられます。
しかし、実際のところミノキシジル内服は危険性が低いといえます。詳しくは後述しますが、推奨度がDだからといって過度に不安に感じる必要はありません。
ここでは、日本皮膚科学会が定める診療ガイドラインに則り、AGAの主な治療方法について紹介します。 AGA治療の種類, 推奨度
また、ガイドラインは定期的に見直しがされますが、毎年のように頻繁には変更されないので、最新の治療や研究結果が反映されていないことが。内服の効果については後でお話いたします。
推奨度を分類しています。 そもそも「植毛とは」はこちらの記事をご参照ください ..
FCIにはミノキシジルが配合されています。
日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、ミノキシジル外用液による治療は「推奨度A」=「最も高い推奨度」となっています。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、個々の薄毛の進行度や治療目標に応じた選択が重要です。 ..
ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では認可されていない.また,男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない
引用元:
推奨文:男性型脱毛症にはデュタステリド内服を行うよう強く勧める.一方,女性型脱毛症には行うべきではない. ミノキシジル外用. 推奨度:A
一方、ミノキシジル内服は「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、「推奨度D」=「行うべきでない」とされています。世界的にみても、AGA治療薬として承認されている国はありません。
今回はミノキシジルの外用が推奨度Aとなっている根拠などをガイドラインから紐解いていきます。 内容
最初にご紹介するのは、「Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men(アジア人男性の男性型脱毛症の治療)」です。こちらはAGAスキンクリニックの医師による論文で、日本人患者18,918名を対象に行ったAGA併用療法について述べています。
今回はミノキシジルの内服が推奨度Dとなっている根拠などをガイドラインから紐解いていきます。 内容
「ミノキシジル内服薬 5mg/日」は論文中の順位付けではトップ10から漏れている。しかも、日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で、ミノキシジル内服薬は推奨度D。つまり「行うべきではない」治療となっている。
AGAオンライン診療 | Oops HAIR(ウープス ヘア)
ガイドラインにおけるAGA治療薬の評価について簡単にお伝えしましたが、ミノキシジル内服の推奨度はD(行うべきではない)でした。
しかし、実際にはミノキシジル内服薬の危険性は低いといえます。発毛効果も高く、医師の処方であれば安全性があるため、当院では主力商品として提供しております。
フィナステリドかデュタステリドでヘアサイクルを整え、 AGAを進行抑制/改善させます
ガイドラインでは、各治療法の推奨度をA~Dの5段階に分けています。ガイドラインによると、さまざまな試験や研究によるエビデンスのほか、日本の歴史的背景、診療ガイドラインの実用性なども考慮したうえで分類しているとのことです。
推奨度の評価は以下の通りです。
ミノキシジルは女性が使っても大丈夫? 注意点や副作用を詳しく紹介
AGA治療のガイドラインでは、植毛の推奨度がB評価(行うよう勧める)で記されています。具体的には、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用で十分な効果が得られない場合に植毛を行ってもいいという内容です。
ミノキシジルをいつ飲むのが最適なのかは、いくつかの点を考慮して決定する必要があります。 ..
なお、この推奨度は男性が自毛植毛を行う場合の評価です。人工毛を用いた植毛の推奨度はもっとも低いD評価で、行うべきではないとされています。