双極性障害でも不眠が起こるが、その治療薬である炭酸リチウム(商品名 ..


最近になって高照度光療法は、季節と関係のないうつ病や双極性障害にも効果が確認されています。ただ、季節性の方が効果が期待できると考えられています。高照度光療法の効果が期待できる患者さんの特徴としては、以下があげられます。


うつ病、不安障害、双極性障害などの精神的疾患は、睡眠障害と密接に関連 ..

上記で述べたこと以外にも、5-HT7受容体の阻害作用を介した、光に対する体の同調性を高める効果も関係している可能性があります。さらに、低用量の使用は(発達障害などに伴いやすい)過敏性を改善させる作用もあり、それが睡眠を改善させて効果に寄与している可能性もあります。このように、複数の機序によって、アリピプラゾールの服用による「朝起きやすくなる」という作用が生じていると考えられます。

テレビやスマートフォンのような、光を発するものが多い現代では「夜に光を浴びない」のは難しそうです。

双極性障害の方に納得してもらうために、伝える際に工夫していることはありますか?

[PDF] ドパミン神経系に着目した難治性気分障害の統合的研究

高照度光療法は季節性気分障害の治療法として行われてきました。高照度光療法による有効率は60%と、薬物療法とほぼ同等の効果があります。それでいて効果がみられるのが早く、1週間~3週間ほどです。一般的な抗うつ剤が少なくとも2週間~1か月かかるのに対して、この効果の早さは大きなメリットです。

双極性障害で生活と睡眠のリズムが乱れてしまう方には、年末の診察でこのように言葉をかけます。

「これからクリスマスが来て、お正月が来ます。大晦日はないと思ってください。
大晦日も普段通り10時に寝て、お正月も6時に起きる生活を心がけてくださいね」

1回夜ふかししてしまうと、一気にリズムが乱れて、休み明けに元に戻りにくく体調を崩しやすいためです。

双極性障害の方にとっては大変なことですが、休みの日や自由に過ごしたい日ほど、整えることを意識しなければなりません。

うつ病(非定型うつ病も含む)、躁うつ病(双極性障害)、ADHD、適応障害、 ..

また、双極性障害Ⅱ型のうつ状態の方が効果が認められます。双極性障害には概日リズム障害がみられることも多く、体内時計のリズムを整えることが大切な病気なのです。そもそも季節性感情障害の方は、広い意味で双極スペクトラム障害になります。ゆくゆく双極性障害と診断される患者さんも多いです。

最近になって高照度光療法は、季節と関係のないうつ病や双極性障害にも効果が確認されています。高照度光療法は、副作用が少ない治療法でもあります。

双極性障害 · 統合失調症 · 不安障害 · 認知症 · 睡眠障害 · 依存症 · その他の病気.

しかし、この厳格さ・正確さ、つまり「頑固さ」はしばしば問題も引き起こします。たとえば我々が飛行機に乗って遠い国に行くと、体はその体内時計をそのまま保とうとするので、「時差ボケ」を起こします。およそ7-14日程度経たないと、体内時計は新しい環境に適応してくれません。「今まで通りに24時間を刻んで動くんだ!」と視交叉上核が頑張ってしまってくれていることが原因です。

季節性感情障害では過食がみられることが多いのですが、炭水化物飢餓といって、炭水化物に取り付かれている方が多いです。夜間にご飯やパンを食べてしまったり、チョコレートがないと生活できなかったりします。このような方では高照度光療法がよく効くのですが、栄養の偏りに注意が必要です。


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季節性感情障害の患者さんは、毎年秋から冬にかけてうつ状態になり、春になると回復します。別名、冬季うつ病とも呼ばれるこの病気では、高照度光療法が有効な治療法となっています。

・抗精神病薬およびベンゾジアゼピン服薬中の統合失調症または双極性障害の患者

しかし、双極性障害とわからずに、うつ病と思って抗うつ薬が使用されることがあります。過去に躁状態を経験したことがある場合には、そのことを主治医に伝えるようにしましょう。また躁状態は本人にとっては調子がよく感じられるので病気だったという病識がなく覚えていないことも多いのです。ご家族や友人など周りの人にも、「いつもと違う元気がよい状態(よすぎる状態)が過去になかったか」と聞いてみると安心です。

メラトニンが分泌されると眠くなる効果がありますが、睡眠障害の場合このメラトニンがうまく分泌されていない可能性があります。 ..

統合失調症や双極性障害患者における長期のベンゾジアゼピン使用について、徐放性メラトニンを使用することで容易な離脱を促すかどうか、デンマーク・コペンハーゲン大学のLone Baandrup氏らは検討した。The world journal of biological psychiatry誌オンライン版2015年6月18日号の報告。

24週間のランダム化プラセボ対照並行優越性試験。対象者を、徐放性メラトニン群(2mg/日)とプラセボ群に無作為に振り分け、通常のベンゾジアゼピン用量から連続的に漸減を行った。主要転帰は、24週後のベンゾジアゼピン1日投与量とした。副次的転帰は、ベンゾジアゼピン投与量の経時的パターン、中止率、離脱症状とした。

主な結果は以下のとおり。

・86例(21~74歳)がエントリーされ、徐放性メラトニン群42例、プラセボ群44例に無作為に振り分けた。
・24週時の平均ベンゾジアゼピン投与量は、両群間で有意な差が認められなかった(徐放性メラトニン群:8.01mg、プラセボ群:5.72mg[ジアゼパム換算]、平均差:-2.29、95%CI:-5.78~1.21、p=0.20)。
・ベンゾジアゼピン中止率は、徐放性メラトニン群38.1%(16/42例)、プラセボ群47.7%(21/44例)であった(OR:0.64、95%CI:0.26~1.56、p=0.32)。
・徐放性メラトニンは、ベンゾジアゼピンの離脱症状に影響を及ぼさなかった。

著者らは「ベンゾジアゼピン投与量は、漸減24週間後において、両群ともに比較的低い値であった。本研究では、徐放性メラトニンにより、ベンゾジアゼピン中止を容易にすることはできなかった」としている。

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存しやすく、生来性の脳の機能に関わるもの、神経発達症の二次障害(双極性障害又はうつ病 ..

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プロフィール 高江洲先生
高江洲 義和
琉球大学大学院医学研究科 精神病態医学講座 准教授(医学博士)。
研究テーマは「双極性障害」「睡眠障害」。料理が趣味の愛犬家。

その他にはうつ病、双極性障害、統合失調症、自閉症スペクトラム症などの症状 ..

睡眠プライマリケアクリニックは、駅近くにあり、夜や土日も受診できる、眠りの悩み・睡眠障害専門のクリニックです

双極性障害はうつ病で始まる場合が多く、単極性うつ病と考えられていた人が

非定型抗精神病薬は、ドーパミンなどの神経伝達物質を遮断する薬で、統合失調症の治療などに用いられていますが、双極性障害の治療にも効果を発揮します。
最近では内服薬のほかに、一度注射をすると効果が4週間続く持続性注射剤(LAI : Long-Acting Injection)という剤形も加わりました。

うつ病; 統合失調症; 双極性障害; パニック障害羅列:不安障害; PTSD

気分安定薬は、躁状態とうつ状態の治療と予防に効果があり、双極性障害治療の基本となる薬です。

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頻度は少ないですが、躁転することもあります。双極性障害Ⅰ型では躁状態での損失が大きいので、積極的には行えません。双極性障害Ⅱ型の方は、躁転には気をつけながら行っていける治療でしょう。

双極性障害 · 統合失調症 · パニック障害 · 強迫性障害 · 社交不安障害 · 適応障害 · 睡眠障害 ..

ドパミン受容体が刺激されると、人間は元気になると同時に、神経が「覚醒」する方向に傾きます。眠りが浅くなったり、夜中に起きやすくなったりします。人によってはそわそわして「なんとなく動いていないと不快」になったりする場合もあります。さらに少量、うつの1/3~1/10、双極性障害等に使う場合の約1/25~1/100という超少量(0.25~1mg)でも、「覚醒しやすくなる」作用は残存し、朝起きやすくなります。

双極性障害(躁うつ病) · 強迫性障害 · 認知症 · 心療内科・精神科の症状・用語

双極性障害の治療において、薬物療法は躁状態やうつ状態を改善するだけでなく、再発を防いで症状を安定させるために欠かせません。 現在、双極性障害の薬物治療には気分安定薬と抗精神病薬が用いられています。これらの薬は躁状態やうつ状態の治療だけでなく、再発予防にも有効であるとわかっています。この病気は放置したり適切な治療を受けないでいたりすると、再発を繰り返すのが特徴です。いったん症状がおさまったからといって、そこで薬を飲むのを止めてしまうと、ほとんどの人が再発してしまいますから、長期間にわたって服薬を継続していくことが大切です。正しく服薬を継続することで症状を安定させ、コントロールしながら社会復帰することができるようになります。
ここでは、薬物治療に使用される薬について、それぞれの作用と効果、副作用についてまとめました。

うつ病や双極性障害を再発させない、良い方法はあるのでしょうか。

高照度光療法では、季節性感情障害(冬季うつ病)や概日リズム障害など、体内時計のリズムとの関係が大きな病気では非常に効果的です。季節性うつ病は冬場になるとうつ状態になることを繰り返すので、秋になって抑うつ症状が悪化する前に高照度光療法を行っていくことで予防もできます。