1《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》 1《クアンドリクスの神童、ジモーン ..
それに対し、「4Cアドベンチャー」は、同じくパワーカードであるオムナスを4枚投入はしているのだが、水連のコブラを使うのではなく、出来事呪文をコピーできる「幸運のクローバー」を使って、「砕骨の巨人」や「願いのフェイ」、「厚かましい借り手」といった出来事呪文を持つカードの出来事呪文の効果を2倍や3倍にすることで、アドバンテージを取るデッキだ。
諸悪の根源は睡蓮のコブラか… [3] 名無しのイゼット団員 2020/09/27(日) ..
2本目は、1本目で負けた柏選手が先攻でスタートした。今度は、2人ともマリガンせず、手札7枚でのスタートだ。石橋選手は3ターン目、水連のコブラを2枚手札に持っており、1枚目は柏選手の踏みつけで破壊されるものの、もう1枚の水連のコブラを着地させる。しかし、石橋選手のオムナスを柏選手が「神秘の論争」で打ち消す。さらに石橋選手の2枚目のオムナスも再び柏選手が「成就」で持ってきた「神秘の論争」を使って打ち消し、「砕骨の巨人」が2体並ぶ有利な盤面を作る。そのまま石橋選手が盤面を制圧して勝利した。これで、カウント1-1。勝負の行方は最終戦にもつれ込む。
今のスタンダードには基本土地を探せるフェッチランド「寓話の小道」があるので、オムナスが場にいる状態で、寓話の小道を出せばまずライフ4点回復、フェッチを切って基本土地を探して出せば赤緑白青のマナが1つずつ使える、といった具合だ。さらにやばいのが同じ最新セットで再録された「水連のコブラ」とのシナジーである。水連のコブラは、土地が場に置かれるたびに、好きな色のマナ1つを加えられるという能力を持つため、この2枚が揃っていると爆発的なマナ加速が可能になる。こうして増えたマナを使って、7マナ必要な「発生の根本原理」などのパワーカードを使って、勝負を決めるというのが4Cオムナスだ。
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3本目は、石橋選手が先攻となる。両者ともにマリガンせず、初期手札7枚でスタート。柏選手は2ターン目に「幸運のクローバー」を場に出し、出来事呪文をコピーしてトークンを並べて攻めていく。それに対し、石橋選手も「水連のコブラ」と同一ターンに土地を2枚以上置くと土地を1枚手札に戻させる「当惑させる難題」を設置し、対抗する。それに対し、柏選手は「厚かましい借り手」の出来事呪文をコピーし、「水連のコブラ」と「当惑させる難題」の2枚を石橋選手の手札に戻す。
試合が大きく動いたのは、その返しのターンだ。7マナ揃った石橋選手は、全てのマナを使って「発生の根本原理」を唱える。この発生の根本原理によって場に出たカードは、土地が2枚、オムナスが2枚である。オムナスは伝説のクリーチャーであるため、場に2体並ぶことはできないのだが、出たときの効果などは誘発してから、どちらか1体を残すことになる。土地が2枚出ているので、これだけでオムナスの効果によって4色マナが2つずつ合計8マナ加わり、2枚ドローとなる。その増えたマナを利用して、「僻境への脱出」、「睡蓮のコブラ」、「耕作」、「当惑させる難題」を唱える。まさに勝負を決めるビッグターンとなった。
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蓋を開けてみれば、予想通りオムナス旋風が吹き荒れた大会といえるが、ちなみに紙環境では、執筆時点(9月末)でオムナスは実売価格が1枚4,000円を超えている。オムナスを使うのならやはり4枚入れたくなるので、なかなか金銭的なハードルも高いし、強すぎるため今後「禁止カード」に指定される可能性もある(オムナスのみならず、水連のコブラなどの関連カードも連鎖的に禁止になる可能性もある)。