10月診療分以降のレセプト「摘要」欄記載について | 情報掲示板
レセプトのコメントとは摘要欄に入力する必要情報のことです。状況に応じた適切なコメントを記載しておくことで、返戻や査定リスクを減らすことができます。しかし、実際にどのように記載すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、レセプトのコメント例や最適なコメントコードについて解説していきます。
レセプトを特定できないため。 調剤レセプトに記載された医薬品に対応する医科入院外レセプトを特定できなかったた
紙レセプトで請求する場合も、電子レセプトのようにコメント記載は必須条件となっています。当然ですが、紙レセプトはレセコンでチェックができないので目視で間違いがないか確認するしかありません。
レセプトコメントの記載方法は、大きく分けて4パターンです。しかし、同じ診察項目でも患者様の状況によって異なるので、慣れないうちは自己判断せずに必ず確認しましょう。コメントコードをうまく使いこなし、更に業務効率化ができるよう今後もサポートしていきます。
効能又は効果において、「ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者
慢性心不全や糖尿病などの治療に用いるフォシーガ錠、「左室駆出率の保たれた慢性心不全」患者にも投与可能とする。このため、これまで「左室駆出率の数値」などのレセプト記載を求めていたが、不要とする—。
「フォシーガ錠5mg」および「同錠10mg 」(一般名: ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)は、▼2型糖尿病▼1型糖尿病▼慢性心不全(ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)▼慢性腎臓病(ただし、末期腎不全または透析施行中の患者を除く)—に対する効能・効果が認められています。
糖尿病の病名があってもコメント必需ですか? 医科診療報酬 投薬
【従前】(編集部で一部改変)
慢性心不全
▽効能または効果において「ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る」とされているので、使用に当たっては十分留意する
▽効能または効果に関連する注意において「左室駆出率が保持された慢性心不全における本薬の有効性・安全性は確立していないため、左室駆出率の低下した慢性心不全患者に投与する」とされているので、投与開始に当たっては、左室駆出率の計測年月日および左室駆出率の値をレセプトに記載する
▽他の医療機関で左室駆出率を測定した場合には、当該測定結果・医療機関名をレセプトに記載することで差し支えない