コブラグラス : SONOアクアプランツファーム水草・海藻情報局
ロングリーフ コブラグラス(モーリシャス)は、葉の色は黄緑色の明るい茂みの絨毯を作る前景草です。ロングリーフ コブラグラスの葉の長さは約4cm~6cm、葉幅は1mm~2mmの大きさです。水槽サイズは、小型水槽から大型水槽に適しています。レイアウトでは、成長がやや遅いためトリミング頻度が少なく管理しやすい前景用の水草です。流通は水草を多く取り扱っている専門店やネットショップで入手しやすいです。
コブラグラスに留まらず、ヘアーグラス、グロッソスティグマ、キューバパールグラス ..
コブラグラス・モーリシャスは水辺に生育する沈水~湿生植物です。
横走する地下茎の各節に葉を1枚つけます。
先端の尖る細長い葉を地下茎から伸ばし、複雑に絡み合うように密生します。水上葉は線状披針形で長さ5~10cm、ややカールし、上部が幅広く、幅2mm。
水中葉ではやや小型となり、高さ5~6cm、葉幅は1mm。
強光を好み、太陽の直射が当たらないと葉が密生せず、水槽では葉の多い、美しい草姿にはなりません。「ロングリーフコブラグラス」とも呼ばれてましたが、1995年ころから「モーリシャス」と呼ばれるようになりました。
コブラグラス・モーリシャスは外観がオーストラリア原産の「コブラグラス」(Lilaeopsis novaezelandiae) に似ていますが、コブラグラス・モーリシャスは葉がより細く、先端が尖っていること、また、コブラグラス・モーリシャスのほうが草丈が普通の「コブラグラス」より葉長が長くなりコブラの鎌首状にならないことで区別できます。1994~1995年頃から「コブラグラス・モーリシャス」という名でコンスタントに輸入され始めました。”△
単に「モーリシャス」と呼ばれることもあります。
「モーリシャス」の名前は原産地の地名が由来です。コブラグラスの仲間には
「コブラグラス・シルバーエッジ」、
「ナンベイコブラグラス」、
「レッドコブラグラス」、
などがあります。
ロングリーフ コブラグラスは弱酸性から中性の軟水の水質を好みます。美しい絨毯を作るにはソイルを使い水草が育ちやすい軟水の水質に強い光量とCO2添加が重要になります。ロングリーフ コブラグラスは丈夫な水草の種類ですが、綺麗な絨毯を作るのはやや難しい水草に感じます。環境によってなかなか成長スピードが上がらず、黒髭コケがつきやすい傾向があります。育成はコケの出ずらい環境で育てたい水草です。
前景草におすすめのコブラグラス。液体肥料APTシリーズを使うことで水草を健康に育てることが可能になります。
よく似た種類にコブラグラス・モーリシャスがあります。マダガスカル島原産とするコブラグラスの近縁種で、区別する目的で、普通のコブラグラスを「ブラジリアン」と呼ぶこともあります。
コブラグラス・モーリシャスは水槽では強い光を好み、前景草として貴重です。バランスよく育成すれば、コブラグラス・モーリシャスはレイアウトの前景に最適の水草です。コブラグラス・モーリシャスは丈夫で育てやすく、また葉形や葉の向きが統一された群生は、アクアリウムに流れを感じさせてくれます。密生したコブラグラス・モーリシャスのダークグリーンの集落は、前景草として見事です。
適当に田植えしてみました。 コブラグラスです。 日淡水槽に似合う水草かな~。と. 思って試しにビオトープに使ってみたところ、.
コブラグラス・モーリシャスの場合は、要求される条件が少し緩くなります。
赤文字はコブラグラスが要求する条件との相違箇所です。
コブラグラス・モーリシャスはランナーで増え、茎節からは普通一枚の葉をL方に向って延ばし、下側には根を出します。
各節からは、左右交互にランナーを出し、またそのランナーの茎節から左右交互にランナーを出します。
コブラグラス・モーリシャスは成長がゆるやかで、茎節からは普通1枚の葉しか出さないため、密生した感じになるには時間の経過が必要です。
ある程度繁殖したところで、水上葉は切除します。
モーリシャス島原産のコブラグラスです。
育成要件がやや厳しめとなるコブラグラスに対し、モーリシャスでは要求条件が標準レベルとなり、あまり厳しくありません。
コブラグラスに比べると高光量・低水温を要求するわけでもなく、底床もあまり選びません。
pHも、弱酸性~中性環境であれば問題なく育ちます。
コブラグラス・モーリシャスは一般的軟水中ではpH4.5~8.0、水温30℃でも育てることのできる、丈夫な水草です。コブラグラス・モーリシャスは素焼きの鉢に植え付けられて販売されていることが多い水草ですが、水槽にレイアウトに使用する場合は、鉢から取リ外し、前景水草として使用するとよいでしょう。コブラグラス・モーリシャスは水中に植えると、淡緑色の葉が徐々に鮮やかなグリーンの水中葉に変わります。
コブラグラス・モーリシャスは丈夫な水草なので育成は比較的容易ですが、底床内に栄養分が少ないと美しい茂みをつくらないので、底床添加肥料を使用し、二酸化炭素(Co2)の添加を行うと良いでしょう。
この時にCo2と強めの光量を与えないと、矮小化して縮れたような葉になってしまいます。コブラグラス・モーリシャスは低温に強く、ビオトープなどでは戸外で常緑での越冬が可能です。「ロングリーフ・コブラグラス・モーリシャス」の場合は特に二酸化炭素(Co2)の添加を行うと良いでしょう。コブラグラス・モーリシャスのトリミングは特に必要ありません。
増えてきたらランナー部で切り離し間引くことで長い期間維持可能です。
適時底床内に固形肥料を添加してあげると良いでしょう。
コブラグラス・モーリシャスのランナーは直線的に延び、他の水草の中にまで入り込んでしまうため、ランナーを切断した後にピンセットなどで抜き取ると良いです。コブラグラス・モーリシャスは植え変ると、ランナーが混乱した状態となって見た目が悪くなるので、できるだけ避けましょう。コブラグラス・モーリシャスは成長が遅い事もあって、ゴミが溜りやすく、また藻類の発生源となりやすいです。
コブラグラス・モーリシャスの葉に藻類が発生した場合には、思い切って芝刈りの様に、すべての葉を切除すると良いです。
店長のおすすめポイント. ロングリーフコブラグラスは水中から湿地帯に生える水草です。別名をコブラグラス・モーリシャスやナローリーフコブラグラスといいます。
■学名 : Lilaeopsis mauritiana
■分布 : モーリシャス島
■葉の長さ : 約5cm
■水質 : 弱酸性~弱アルカリ性
・低床を這いながら広がっていく、前景にオススメの水草です。
・通常のコブラグラスに比べて細長いのが特徴です。
・コブラグラス同様、低温に強いです。
・生長速度は遅めなので、最初から多めに植える事がポイントです。
・よりよく成長するためには、強めの光とCO2の添加が効果的です。※生育環境等により画像の株と色合いや状態が異なる場合がございます。こちらについては返品・交換の対象外となります。
※店頭でも同時販売しておりますので、欠品の場合はご容赦ください。
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