・コブラが新しい「3Dプリント」&「ヴィンテージ」パターシリーズを発売
突き詰めると、ネックに選択肢があることでコブラパターの潜在顧客層は拡大する。ネックの数が多ければ、多くのゴルファーのスイングに正確にマッチできる可能性は広がるのだ。
・コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴
コブラゴルフは自社のパターシリーズを更新したのではなく、パターシリーズそのものを更新したのだ。コブラのパター作りへのこだわり、そして独自のパター製造技術に対する取り組みには大きな意味があるのだ。
ではネックオプションがあるのは良いことなのだろうか?パッティングストロークに合うパターをフィッティングするということなら、答えはイエス。ネックを変えると通常はトゥハング(トゥの傾き度合い)が変わり、トゥハングが変わるとストローク中のフェースの開閉が変わることになる。
まだコブラパターを試したことがなければ、それが変わる可能性は十分。
モデル名だけ見たら、新しい「3Dプリント」パターシリーズは前作の「キングブラック 3D」シリーズと変わらないように見えたかも知れない。仮に皆さんがそうだったとしても、私も実際にこのパターを見る前は同じことを考えていたので、あれこれ言うつもりはない。
ブレード感覚で打てるマレット『STINGRAY(スティングレー)』
『VINTAGE PUTTER』シリーズで、中央に長いラインの入ったデザインが特徴のマレットが『STINGRAY』だ。コブラ契約プロのリッキー・ファウラーがテストしているモデルで、重心角0度のシングルベンドシャフト、20度のクランクネック、30度のスラントネックと3種類のネックを選ぶことができる。
【コブラゴルフ】キング 3D プリント スーパーノバ SB パター
ソールのデザインには驚かされた。パターの後端は中空で、『可変ウエイト』が予想以上に前方に位置している。他の多くのコブラパターがウエイトを後方の角に配しているので、「Cuda」もそれに倣うだろうと考えていたのだ。
新しい「3Dプリント」パターはモデル名は同じだけど前作とは違うし、「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」、「AGERA(アゲーラ)」、「GRANDSPORT(グランスポーツ)」はかなり刷新されている。
コブラ[パター](「評価点数」順で並べ替え)の評価・レビュー一覧
2つ目の新しいパター、「Cuda」はより興味深いモデルだ。このマレットにはかなりのこだわりが見られる。アドレス時、3本のアライメントラインが、まるでピンの「Ketsch(ケッチ)」のような感覚をもたらす。V字型のフロントエッジがパターの中心に視線を集め、「Cuda(クーダ)」のユニークな外観を演出している。
「3Dプリント」と「ヴィンテージ」パターの両モデルをご覧いただくと、ネックオプションが多いことに気がつくと思う。多くのモデルでネックオプションが最低2つはあり、コブラ「ヴィンテージ STINGRAY(スティングレー)」には3つもある。
ライ角合わないとミスだらけ。グレッグ・ノーマン・シグネチャーモデルなコブラのパター ..
新しいコブラパターの「ディセンディング ロフト テクノロジー=『DLT』」のラベルが、以前の「Sik」ではなく「LA GOLF」になっていることを不思議に思っている方もいるかも知れない。これは寝返ったわけではない。
最終値下げ【コブラ】キングコブラのフルセット Rフレックス クラブ
また、パターは使用劣化が少ないことから、予算よっては中古モデルも選択肢に入れると幅広いモデルを選ぶことができます。
記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断に ..
アライメントの取りやすさが魅力の『CUDA(クーダ)』
『VINTAGE PUTTER』シリーズのネオマレットパターが『CUDA』だ。台形のヘッドで、長さの違う3本のラインが入ったデザインが採用され、重心角0度のシングルベンドネックと30度のスラントネックが用意されている。
コブラのパターおすすめ10選!人気メーカーの名器を厳選して紹介!
全モデルの中で最も刷新されたのは、コブラ「3Dプリント AGERA(アゲーラ)」だ。これまでのモデルはスクエア形状でパターの真ん中が空いていた。2代目「AGERA」のオールブラックへのカラー変更は良かったが、視覚的な流れはよろしくなかった。
口コミを確認することがおすすめです。 実際に使用した人の感想を見ることで、参考にすることができます。 価格帯で選ぶ
「3Dプリント」にすることで、コブラが従来のテクノロジーでは実現できない可能性があるパター部品を製造することができるからだ。
コブラ KING VINTAGE SPORT-60 パター 34インチ ゴルフクラブ 1本
私の計算では、今回の新しい「3Dプリント」パターシリーズは、コブラが発表した「3D」シリーズの3代目。採用しているプリント材料とプリントの構造は変わったが、コブラがこのテクノロジーを採用する理由は変わっていない。
COBRA Vintageパターラインは、最新のテクノロジーと時代を超えたクラシックな ..
パターに悩んだら一度手にして欲しい逸品
最後に南は、「ゴルフを長くやるほど、ミスショットの嫌な感覚が体に染み付いています。特にパターは、プロであってもだんだんと感覚が悪くなって、距離も方向もあいづらくなっていきます。そんな感覚のズレを補ってくれるのはクラブで、コブラの『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は多くのゴルファーの助けになるはずです。アライメントが取りやすいし、何よりミスヒットへの強さが段違いです。自信を持って、おすすめできるシリーズですよ」とコメント。
“パット・イズ・マネー”という格言からも分かるように、パターはスコアメイクの鍵を握る重要なクラブ。もっとゴルフが上手くなりたい、ベストスコアを更新したいと願うゴルファーには、ぜひ革新的なテクノロジーを積んだコブラの最新パターを試してほしい。パッティングのイメージが大きく変わること間違いなしだ。
✦取材協力/高松グランドカントリークラブ
✦撮影・構成/田辺直喜
3Dプリンターで作られたヘッド構造がすごい。 今までにない安定感抜群のヘッドが完成。 パターヘッドの安定感向上、 さらに打感、打音も良い。
「『SUPERNOVA』よりも軽快にストロークできる印象で、ブレード型から移行しやすいタイプのマレットです。特にバックスイングの引きやすさがあるので、アドレスで固まりやすい人に試してほしいですね。小ぶりな『AGERA RS』はさらに操作性が上がっている印象で、ショートスラントのモデルは、自然なフェース開閉が入りながら、ボールを打つことができます。どのヘッドも重心がいいところに設計されているので、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってきてくれます」(南プロ)
さらに、南には『AGERA』のアームロックタイプも試してもらった。
「ショートパットが苦手な人にすごくおすすめです。グリップを前腕につけてロックするので自然に肩でクラブを上げていけます。また、強いハンドファーストの構えで、極端にロフトが立った状態で当たるアームロックのパターとコブラのフェーステクノロジーは相性が抜群にいいです。ロフト角の大きいフェース上部に当たって、最適な打ち出し角でコロがりの良いボールを打っていけます」(南プロ)
cobra KING VINTAGE STINGRAY パター コブラ ゴルフクラブ ゴルフ用品 34インチのレビュー ..
最近まで「3Dプリント」が一般的な製造技術ではなかったことは忘れがちだ。コブラが最初にHP社と提携して、初代「グランドスポーツ」の部品を3Dプリントしたことは画期的だった。限定リリースだったが、このパターは店舗で販売された初の3Dプリント部品を使用したモデルとなった。
シン貧打爆裂レポート『KING 3D PRINTED AGERA パター』
そして、コブラではスタンダードの「AGERA」に加え、小型化した「RS」モデルも発表。ご想像の通り「AGERA RS」は「AGERA」に似ているが、小ぶりな形状をしている。マレットの見た目は好きだけど、サイズが気になるという人にはこのモデルがピッタリだろう。「AGERA RS 30」は、「AGERA」のショートスラントネックモデルだ。
<日本発売モデル>「AGERA(アゲーラ)」シングルベンド/「AGERA RS」シングルベンド/「AGERA RS 30」ショートスラント/「AGERAアームロック」クランクネック各¥49,500(税込)
「問題ないなら余計なことはするなよ」とは、多くのパターブランドの座右の銘だ。「GRANDSPORT 35(グランスポーツ35)」の成功を考えるとその通りかもしれないが、コブラではこの「GRANDSPORT」の設計を大きく変更することを選んだ。これは見た目を重視した判断だったのだと思う。
これまでの「AGERA(アゲーラ)」同様、上の写真にある前作の「GRANDSPORT」は見た目が非常に変わっていた。その要因となっていたのは、背部が空いていたこととドラム缶型の「タングステンウエイト」だけど、これは多くのユーザーの共感を得るには独特過ぎたのかも知れない。「3Dプリント GRANDSPORT 35」は、後方から見ると他の多くのブレードパターと同じような見た目をしている。独特な見た目と確かな性能を持つブレードでなくなったことはある意味残念だけど、今回のモデルは前作よりも“ゾッとしない”ので、多くのゴルファーがコブラをパターブランドとして見るようになるとは思う。リスクと言えば、3D技術が視認できないので、349ドルという価格を理解してもらいにくいということだ。
<日本発売モデル>「GRANDSPORT 35(グランスポーツ35)」クランクネック/「GRANDSPORT 35アームロック」クランクネック各¥49,500(税込)
コブラの3Dプリントされた「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」の牙形状はそのままだが、“牙”が変わった。新しい「SUPERNOVA」のデザインは、新しい「AGERA(アゲーラ)」のデザインを反映している。搭載している牙はワンピースだった前作とは違い、分割されているようだ。今回の牙は、3Dプリントされた格子の上にメタルとカーボンファイバーを組み合わせている。サイトラインが伸びており、パターがどこを向いているのかがさらに分かりやすくなった。注目すべきはソールウエイトが角の後ろにあることで、ウエイトが前方にある「AGERA」よりも、よりマレットのフィーリングが得られるようになっている。
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コブラのパターは、一見するとヘッドデザインが違いだけのモデルに見えますが、実際にはそれぞれのモデルの性能は大きく異なります。
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そして、コブラではスタンダードの「AGERA」に加え、小型化した「RS」モデルも発表。ご想像の通り「AGERA RS」は「AGERA」に似ているが、小ぶりな形状をしている。マレットの見た目は好きだけど、サイズが気になるという人にはこのモデルがピッタリだろう。
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では、ここからはコブラパターのテクノロジーの要点をチェックし、今回のモデルがどのように進化しているのか見てみよう。