このように週1回投与製剤については全製品が限定出荷となっています。


それに加え、5月の時点で、限定出荷を開始した以降も、国内におけるトルリシティに対する需要は増加傾向にあり、このような状態が続くことで、今後、在庫消尽が発生する見込みです」としている。


:グループ工場からの納品遅延のため、限定出荷を継続することが困難な見通しとなったため.

そこに割って入ってきたのが、同じセマグルチドを有効成分とする注射剤のオゼンピックと経口剤のリベルサスです。オゼンピックは発売1年後から一気に患者数を増やしましたが、製造委託先のGMP上の問題で22年から出荷を調整・停止し、一時的に低迷。代わって台頭したのがリベルサスで、今年6月には処方患者数トップに躍り出ました。オゼンピックも、薬価未収載だった複数回使用可能な2mg製剤を急遽発売したことで勢いを取り戻したようです。

日本イーライリリーは、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」について、2023年3月6日より限定出荷を実施している。これは、GLP-1受容体作動薬の国内外の需要が増加していることや、トルリシティの国内外で需要が増加し続けているのを受けたもの。

50mg「サワイ」を使用する方針です。 (4) ネオビタカイン注 5mL 限定出荷について

ただ、供給体制はいまだ整わないままです。全6規格のうち高用量の4規格が6月の発売から1カ月で限定出荷を余儀なくされ、先行して4月に発売した低用量の2規格も8月には限定出荷となりました。解除の見通しは現在のところ立っていません。米リリーのダニエル・スコブロンスキー最高科学・医学責任者は先月、AnswersNewsのインタビューで「供給はかなりタイト。工場を新設しているが、製造を開始するまでには時間がかかる」と状況を説明。需要が急速に拡大する中で供給が追いついていないことに理解を求めました。糖尿病治療のゲームチェンジャーとして期待を集めていましたが、出鼻をくじかれた感もあります。

そのトルリシティは長らく市場のトップを走ってきましたが、今年1月から販売が住友ファーマからリリーに移管されました。その後、3月になって世界的な需要動向を要因に限定出荷を開始。投与患者数はこの半年あまりで半減しています。

6月4日にマンジャロの限定出荷解除!高用量のマンジャロの有用性と問題点とは

日本糖尿病協会はこのほど、「GLP-1受容体作動薬の在庫逼迫に伴う各製剤の処方についてのメッセージ」を公式サイトに掲載した。製薬企業各社のGLP-1受容体作動薬の出荷状況を整理しつつ、「2型糖尿病患者が安心して治療を続けることが危ぶまれている現状を深く憂慮している」とし、適正使用の遵守を改めて呼びかけている。

GLP-1受容体作動薬への需要が世界的に高まっています。海外では2型糖尿病に加えて肥満症での処方が拡大しており、生産が追いついていません。日本国内でも出荷に制限がかかるなど供給に支障をきたしていますが、新薬の登場で市場は拡大を続けています。

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トリルシティは3月に実施された限定出荷の情報に沿う形で減少傾向が見て取れた。

このリベルサスは、BMI32前後の肥満を伴う2型糖尿病患者を対象としたPIONEER試験という大規模臨床研究が行われ、プラセボ(偽薬)と比較してHbA1cはリベルサス3mgで0.6%、7mgで0.9%、14mgで1.1%の改善が認められました。