コブラ・スターシップ · サバシスター「ひとりぼっちと廊下の窓」をダウンロード
コブラ会とミヤギ道の対立が激化するシーズン2では。ロビーとサマンサが接近する第8話で『ベスト・キッド2』の主題歌だった元シカゴのピーター・セテラによる壮大なラブ・バラード「Glory Of Love」(1985年・1位)が大フィーチャーされるなど、選曲による演出は一層大胆になっている。
炎の怪物の脅威との戦いを描く、SF消防士バトル漫画作品。『週刊少年マガジン』連載。作者・大久保篤。
そんなジョニーのアリーナロック愛は、コブラ会の弟子たちに伝染していく。まずジョニーに心酔するミゲルが、LAメタルの代表的バンド、ラットにハマって「Round and Round」(1984年最高12位)を着うたに設定。そしてコブラ会の合同練習シーンでは『レディ・プレイヤー1』(2018)で使用されたことも記憶に新しいトゥイステッド・シスター「We’re Not Gonna Take It」(1984年最高21位)が高らかに鳴り響くのだ。
ヒップホップ的なループを基調としたポップスが幅をきかす現在の感覚からすると、ディストーションギターやシンセサイザーがイントロや間奏で唸りを上げ、サビメロではリードヴォーカルが感情表現を爆発させるアリーナロックは野暮ったいことこの上ない。でも今のヒット曲にはない、聴き手のハートを鷲掴みにするようなパワフルさがあることも確かだ。『コブラ会』の視聴者は、ジョニーの時代錯誤な言動と背後に流れるアリーナロックによって、恥ずかしさと感動の間を激しく揺さぶられ続けるのだ。
『コブラ会』で流れる80年代音楽の選曲とクイーンが使われた意味
そんなある日、隣に住む高校生ミゲル(ショロ・マリデュエナ)が乱暴されている現場を目撃したジョニーは不良グループを撃退。感激したミゲルから空手を教えてほしいと請われたことで、かつて通っていた空手道場「コブラ会」の再興を決心する。厳しい指導のもと、みるみる強くなっていったミゲルは、憧れの女子サマンサ(メアリー・モーサ)と付き合うように。しかしサマンサの父親こそ、34年前にジョニーの人生を滅茶苦茶にしたダニエル(ラルフ・マッチオ)、その人だったのだ……。