“効果的なシミの外用療法”-トレチノイン治療を中心に--参考文献
しかしながら長期間使用し続けると徐々に効果が低下していきます。 3カ月使用して2週間休むぐらいの間隔が最もトレチノインの効果を出すことができます。
ハイドロキノン(5%)アスコルビン酸(7%)親水軟膏 AHAを含まないため皮膚刺激性の少ない漂白剤である. 3
タイプⅢ 基底層のメラニン産生亢進と基底層メラニンを認め,さらに真皮メラニン沈着を認めるもの(真皮メラノノサイトーシスは認めない).
[例] 真皮性肝斑,真皮性メラニンを伴う日光色素斑
[治療法]従来最も治療が難しいとされてきた色素沈着症である.真皮メラニン沈着を伴った肝斑には,まず,基底層メラニンをトレチノイン治療により除去し真皮性メラニンのみの状態にしておいてから,Qスイッチレーザーを用いて真皮性メラニンを処理する.肝斑はレーザーなどの炎症により色素沈着を生じやすいが,生じた場合はトレチノイン治療をさらに追加し対処する.
5.
トレチノインは赤みなどが出現することもあるため、使用目的や生活スタイルに合わせて使い方を変える必要があります。
当院の場合は、0.1%のみ取り扱っています。そのため、いつでもすぐお渡しできる状況です。
トレチノイン軟膏 5g※, 0.05% 2,750 0.1% 3,300 0.2 % 3,850
タイプⅣ 基底層のメラニン産生亢進と基底層メラニン沈着を認め,さらに真皮内メラノサイトーシスを認めるもの.
[例] 遅発性両側性太田母斑様色素斑(ABNOM)
[治療法]Acquired bilateral nevus of Ota like macules(ABNOM)は1984年Horiら[11]により報告された色素疾患である.思春期すぎに頬部などに両側対象性に茶褐色から黒灰色の色素斑が生じる.また,レーザー治療により高率に炎症後色素沈着を生じ治療に難渋することで知られている.本疾患は真皮浅層から中層におけるメラノサイトーシスがその本体とされ,基底層色素沈着について詳しく記述した報告はない.しかし,われわれは無作為6例のABNOM患者に皮膚生検を行い全例に真皮メラノサイトーシスに加え高度の基底層メラニン沈着が存在することを確認した(図5).治療は標準プロトコールに従いトレチノイン治療を行う.十分炎症が軽快したのちQスイッチルビーレーザーを照射する.照射後2週間目より漂白剤の外用を行い.照射後4週間で炎症後色素沈着を認める場合は再びトレチノイン治療を行いその後レーザーを繰り返す.炎症後色素沈着を認めない場合はそのまま次のレーザー照射を行う.われわれはこの方法で治療を行い良好な結果を得ている.
6.
なお、肌の赤みを抑えて、長い時間をかけてエイジングケアを行いたい場合や顔全体のエイジングケアのためにトレチノインを使う場合は、トレチノインを他のクリームで薄めて使用する方法をお勧めいたします。
[PDF] 褥瘡・皮膚潰瘍治療剤 〈トレチノイン トコフェリル軟膏〉
前述のようにトレチノインはニキビやニキビ跡、しみ治療、しわ等の改善に効果が見込まれるお薬です。
トレチノインにより角質がピーリング(剥離)され、コラーゲンも増殖するので、シミやシワの改善が期待できます。特にシミにはとの併用療法が特に効果が期待できます。
さらにトレチノインは皮脂の分泌を抑え、ニキビやニキビ跡治療や脂肌の改善が見込まれます。
その他、二の腕や太もも、背中のぶつぶつ(毛孔性苔癬)などの改善も期待できます。
数年前より市販の化粧品にハイドロキノンを配合できるようになり、ハイドロキノン配合の化粧品を見かけるようになりました。しかし残念ながら市販の化粧品に許可されているハイドロキノンは濃度が低く、効果的な漂白効果は見込めないのが現実です。
はいずれも検出されていない。 また、0.5%トレチノイン トコフェリル軟膏(本剤の2倍濃度の軟膏剤)
タイプⅤ 基底層のメラニン産生亢進は認めないが,真皮内メラノサイトーシスを認めるもの.
[例] 太田母斑
[治療法]太田母斑は軽度の基底層メラニン沈着と真皮中層から深層のメラノサイトーシスを認める.Qスイッチレーザーのみによる治療が広く行われているが,1回目のレーザー照射の後にやや炎症後色素沈着が生じやすく,2回目以降の照射に比べるとレーザーの効果が低いことが指摘されている[12].これは初回のレーザー光が基底層メラニンに吸収されるため真皮内のメラニンに到達しないのが原因と考えられる.そのため,まずトレチノイン治療により基底層のメラニン沈着を除去しておいてからレーザー照射を行うとよりレーザー光が深部に到達しやすくなりレーザー照射の効率が増すと考えられる. Fig.1 Fig.2 Fig.3a Fig.3b Fig4a Fig.4b Fig.5a Fig.5b Fig.5cd
J Soc Cosmet Chem 42: 361, 1991
10) 百澤明, 吉村浩太郎, 波利井清紀: レチノイン酸によるシミ治療 -対象疾患別の治療法の違い-, 形成外科, in press.
11) Hori Y, Kawashima M, Oohara K, et al: Acquired, bilateral nevus of Ota-like macules, J Am Acad Dermatol, 10: 961-964, 1984.
12) 関口裕子: レーザー照射後の色素沈着とその消退について.日美会報, 20: 68-76, 1998.
本邦でも保険適用のある「オルセノン軟膏」にはトレチノインが含まれています。 注意点
ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン色素を作る酵素の働きを弱め、さらにメラニン色素を作る細胞の活性を抑えてくれます。そのためシミを薄くし、新しくできるシミを予防してくれるのです。
トレチノイン シミ、しわ、ニキビ、に効果が期待できる塗り薬です
なぜならハイドロキノンだけではなかなか皮膚に浸透しにくいのですが、トレチノインと併用するとお肌に浸透しやすくなるため、当院では併用をお勧めしております。
「トレチノイン外用薬」は、古い角質をはがし、肌の表皮細胞の生まれ変わらせることで、 シミ、しわ、ニキビ、に効果が期待出来る塗り薬です。
ご自宅でお使いいただける塗り薬による治療です。この治療はお肌の細胞を健康にするために欠かせない「トレチノインゲル(ビタミンA誘導体)」と漂白作用の高い「ハイドロキノン軟膏」を使用します。どちらも医療機関のみで処方できる医薬品で、化粧品の何倍もの有効成分を含んでいます。古い角質を取り除き、肌の再生を促進させてメラニンの排出をスムーズに行うトレチノインと、メラニン色素の生成を抑制するハイドロキノンを併用したこの治療は、シミやくすみ・ニキビや毛穴の開きなど、多岐にわたるお肌の治療において欠かせない治療法です。
トレチノイントコフェリル軟膏の薬一覧|日経メディカル処方薬事典
タイプⅠb タイプⅠaに表皮の過角化を伴うもの.
[例] 日光性色素斑(過角化を認めるもの),脂漏性角化症
[治療法]日光性色素斑でも浸潤を触れるものや皮紋が乱れているものは角質の肥厚を伴っておりトレチノイン単独の治療では治療成績が安定しない.そのため,まずQスイッチレーザーを照射してから,トレチノイン治療を行うと良い.われわれはレーザー照射後痂皮の脱落まで抗生剤軟膏外用,その後ハイドロキノンアスコルビン酸軟膏を外用し,4週間後に炎症後色素沈着の有無および色素斑の改善度の判定を行い,必要であればトレチノイン治療を行うようにしている.脂漏性角化症は炭酸ガスレーザーにより剥削治療を行う.剥削が深くなりすぎないように注意すれば炭酸ガスレーザーによる治療のみで満足のいく結果が得られることが多いが,図らずも炎症後色素沈着を認めた場合トレチノイン治療により治療が可能である.
3.
しみの種類によっては同時に他の治療や手術を平行して行います。 ハイドロキノン(ヒドロキノン乳酸軟膏)
トレチノイン・ハイドロキノンの原理をしっかりと理解し、肌状態や改善の目標レベルにあわせて治療を行うことがとても大切です。近年、個人輸入やネット販売によるトレチノイン・ハイドロキノンの使用が増えていますが、医師の診断なく、また、知識が乏しい状態での使用はお肌に悪影響を与える恐れがあります。当院は医師の診断のもと、適切に処方し、効果的な塗布法を指導します。
[PDF] トレチノイン軟膏による「A 反応」 (ビタミン A による発赤
ビタミンAの一種です。市販のレチノールコスメの100倍位の作用を持ちます。海外では若返り、シワ、ニキビの薬として広く利用されています。
1.角質をはがします
2.表皮の細胞をどんどん作りかえらせ、皮膚の再生を促します
3.皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます
4.コラーゲンを作りだし、お肌のハリが生まれ、小じわが改善されます
5.ヒアルロン酸を作りだし、皮膚をみずみずしくします
ハイドロキノンとの併用、副作用、市販薬と処方薬の違いなどを解説
浸透力に優れ、従来のビタミンAの約50~100倍の生理活性作用があるとされるトレチノイン。
当院では肌への安全性や有効性を吟味し、その両方で信頼できると判断した東京大学附属病院式のトレチノインを採用しています。
軟膏にもトレチノインが含まれています。 トレチノインは組み合わせ次第で相乗効果を期待できる
ハイドロキノン(ヒドロキノン)はメラニンを作るチロジナーゼの働きを阻害し、さらにメラニン色素を作るメラノサイトそのものを壊す働きがある、もっとも強力な美白剤です。その効果は市販の美白化粧品の数十~数百倍程度と言われています。
トレチノイン治療 | シミ・アザ | 脂肪吸引ならクリニック日比谷
トレチノインは赤みや皮剥け等の副反応がありますが、池袋皮膚科ではこの副反応をうまく利用して治療しております。
シミ取りの塗り薬の治療を行っています。ハイドロキノンでは取れないシミも、トレチノインを併用することでしっかりとることが出来ます。
トレチノインに対する皮膚の反応は個人差が大きく、その方に適した塗布法を実施することによってトレチノインの効果を最大限に発揮することができます。症状・肌質を観察しながら、お一人おひとりの目的・目標に照らし合わせた塗布法を丁寧に指導しています。
埼玉県入間市にある形成・美容外科の男性診療、ニキビケア(トレチノイン軟膏療法)のご紹介です。
高い漂白作用を持った塗り薬でお肌の美白剤ともよばれています。ハイドロキノンはシミの原因となるメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を弱らせ、今あるシミだけでなく、メラニン色素が生まれること自体を予防する働きがあります。トレチノインでメラニン色素を外に押し出し、ハイドロキノンで新しいメラニン色素の生成を予防します。
【送料無料】トレチノイン+ハイドロキノン通販|併用療法におすすめ
皮脂分泌を抑え、肌のターンオーバーを促進するトレチノイン酸と、漂白剤でのあるハイドロキノンが配合された、つかはらクリニックのオリジナル軟膏。継続して使用することでニキビの出来にくいお肌へと導き、また今あるシミを薄くし、今後のシミが出来ないように予防します。ハイドロキノンはトレチノイン酸と配合することで、浸透を良くさせその効果を高めます。
消えないしみにトレチノイン | スタッフブログ|広島市で医療脱毛なら
タイプⅠa 表皮基底層メラノサイトのメラニン産生が亢進し,基底層メラニン沈着が主体のもの.
[例] 日光性色素斑,肝斑,扁平母斑,雀卵斑,炎症後色素沈着,日焼けなど
[治療法]基本的には標準プロトコールを用いてトレチノイン治療を行う.過角化を認めない日光性色素斑はトレチノイン治療の良い適応である.顔面のものであればほぼ満足のいく結果を得ることができるといっても過言ではない(図3).肝斑は一般にはビタミンC,E,トラネキサム酸の長期内服による治療が行われているが効果が微弱であり,またレーザーやケミカルピーリングでは炎症後色素沈着が強く出ることが多いことから治療が難しいことで知られている.われわれはトレチノイン治療を治療の第一選択と考えている.炎症により新たな色素沈着をきたしやすいため,治療はややマイルドに長めにbleaching stepを行う.1-2ヵ月の維持療法の後2 クール目を行うとより効果的である(図4).扁平母斑はレーザー治療の成績が安定せず治療に難渋することが多いが,特に顔面のものであればトレチノイン治療で奏功することが多く,脱色素斑や瘢痕を残すことがないという点で有利である.再発率が高いのが問題点であるが,やや長めに(色素消退後さらに2週間ぐらい)bleaching stepを行うことや継続的に漂白剤単独の維持療法を行うことで再発率を低下させることができる.レーザー照射後の色素沈着や外傷後早期の炎症後色素沈着は基底層メラニン沈着が主体であり,トレチノイン治療が奏功する.極力炎症を少なく抑えるためbleaching stepにはAHAを含まないハイドロキノンアスコルビン酸軟膏を用いるとよい.トレチノイン外用開始後紅斑が認められたら外用回数を減らすなどして過度の炎症を避ける.
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トレチノイン; 光治療・ダーマローラー; フォトフェイシャル ..
皮脂分泌を抑え、肌のターンオーバーを促進することでニキビの改善、毛穴の詰まりや黒ずみの改善を促す、つかはらクリニックのオリジナル軟膏。さらに、継続して使用することでニキビの出来にくいお肌づくりをしてくれます。