さて、表題のフィナステリド錠 1mg「RTO」の需要増大で品切れ状況になり


富士化学工業は、1946年(昭和21年)に設立された富山県中新川郡上市町に本社を構える製薬会社です。富山県にて3つの製造工場を設けており、主に医薬品製造・販売、医薬原薬受託合成・加工、食品添加物製造・販売、アンチエイジングに効果のある天然アスタキサンチンの開発製造販売を行っています。でも紹介されている通り、取引先は国内の大手製薬会社ばかりです。主に医薬品はということもあり自社ブランドで医薬品を販売していないので一般消費者には知名度が薄いですがでもあります。


フィナステリド錠0.2mg「TCK」, フィナステリド, 製造: 辰巳化学 販売: 岩城製薬 ..

当院にて取り扱っている富士化学工業の医薬品はフィナステリド錠の他にED治療薬バイアグラのジェネリック医薬品であるシルデナフィル錠25mg/50mgVI「FCI」の処方もあります。(2022年4月27日から処方開始予定)

国内では、初となるプロペシアのジェネリック医薬品の製造販売承認を取得したのがファイザー株式会社です。2015年2月19日に男性型脱毛症(AGA)治療薬として『フィナステリド錠0.2mg/0.1mg「ファイザー」(現在はヴィアトリスに販売移管され「VTRS」)』の製造販売承認を取得。その後、2016年に入り沢井製薬、クラシエ、東和薬品、あすか製薬、武田テバ、富士化学工業と続きます。詳しくは以下の「」をご覧ください。

江州製薬株式会社の会社情報と与信管理 | NIKKEI COMPASS

フィナステリドとは、(2021年7月にMSDから移管)が販売するのとの有効成分です。
また国内では未承認ですが海外では100ヵ国以上で承認されているの有効成分でもあります。

以下に紹介するフィナステリドはプロペシアのジェネリック医薬品として厚生労働省に製造販売承認を取得している医薬品なので、安心して服用いただけます。

江州製薬正規品, 10mg 20mg, 1錠 1錠, 1,300円 1,500円

富士化学工業より発売されているフィナステリド錠1mg「FCI」は、今まで1箱28錠包装しかなかったのですが、2024年7月初旬に新たに1箱140錠包装の規格が発売開始されました。
それに伴い、当院グループではことになりました。

ジェネリックは先発品と効き目はほぼ同じと言われていますが、その理由は有効成分が同成分で同容量であるのはもちろんのこと体内に吸収される成分量及び薬剤を体内にて代謝する時間が厚労省の検査基準にて”ほぼ同等”であると認められているからです。その基準というのがされているので極僅かではありますが実際には完全に一緒であるということでは無いのです。この差が出る理由の一つとして添加物の違いがあげられます。
そこで、各製薬会社から発売されているフィナステリド錠の添付文書を参考にそれぞれの添加物の比較表を作成しました。プロペシア錠と同じ添加物の成分はしています。

フィナステリド錠1mg「RTO」 品切れについて · 製品に関するお知らせ

製品名はフィナステリド錠0.2mg/1mg「FCI」。富士化学工業株式会社が2018年1月25日に厚労省より製造販売承認を取得し、同年3月6日より発売開始された国内正規品のプロペシアジェネリックです。容量の規格は他のメーカーのフィナステリド錠と同様、0.2mgと1mgの2種類。包装は1箱28錠(14錠×2:PTPシート)、1mgのみ1箱140錠(14錠×10:PTPシート)があります。特長としては、色や形状や大きさがプロペシアとほとんど変わらず、である点です。

日本国内での市場規模で考えた場合、バイアグラの国内市場規模は特許満了を迎える直前で年間46億円前後あり、特許満了後バイアグラジェネリックの発売に踏み切った製薬会社は合計10社。プロペシアの市場規模は2014年度で170億円前後とバイアグラの市場の3倍もありました。
よって、2015年にファイザー(現在はヴィアトリスに販売移管)、2016年には沢井製薬・クラシエ・あすか製薬・本草製薬・岩城製薬・東和薬品の6社、2017年には日医工・江州製薬の2社、2018年には富士化学工業・SKIファーマ(SKIは2023年3月で発売中止)の2社、されています。
ここまで数多くの製薬会社から発売されているので今後、新たに他の製薬会社から発売されることはありえないでしょう。