第一選択薬はアモキシシリンまたはクラブラン酸カリウム・アモキシシリン
ジスロマックかフロモックスが第一選択になります。投薬後4-5日経って炎症が改善されなければ、薬を変えます。90%以上が第一選択で治ってしまいます。ジスロマック→フロモックス→クラビットと最後までいったのは2人しかいません。
これら3剤は2011年現在 抗菌力は衰えていません。
[PDF] 2.高齢者における抗菌薬の考え方,使い方 経口薬編
セフェム系のエステル型(セフェム第三世代)です。安全性でいまでも使われているケフレックス(セフェムの第一世代 ですが、今効かせようとすると相当量出さなければなりません)と同じ系統です。2002年のデーターですが、300mg投与で有効率91%とかなり高率です。現在でも歯性感染症には90%の抗菌力があり衰えていません。βラクタマーゼ産生菌には弱いので4-5日で効かないようでしたら薬をクラビット等に変えます。この薬の特徴は出しやすさにあります。プロドラッグですので胃腸障害が少ないです。また他剤との相互作用や患者様の状態によって重篤な疾患を招くことがありません。薬にはなることはあっても毒にはなりません。歯科の第一選択のひとつです。
・クラビット、ジェニナックなど(ニューキノロン系抗菌剤)のほとんど
:動物実験で幼若動物に関節異常が認められたことから、小児(医薬品の年齢区分では「15歳未満」)は禁忌。トスフロキサシン(オゼックス)に限り小児適応あり。
アモキシシリン水和物(AMPC、商品名サワシリン、パセトシン他)やクラブ ..
AHA(米国心臓協会)の予防投薬の指針が1997から2007で大きく変わりました。予防対象はかなり狭まり、予防すべき歯科処置は広範囲になりました。これを採用するかどうか皆さん迷われているようです。私は大きな外科処置のまえにはアモキシシリン2gを投与しています。
ペニシリン、セフェムなど他の抗菌剤が土中から発見されたのに対して、キノロンは人工的に合成した抗菌剤です。1980年代から、各種の製剤が開発されています。歯科では、レボフロキサシン(商品名:クラビット他)、トスフロキサシン酸塩水和物(商品名:オゼックス)、ロメフロキサシン塩酸塩(商品名:ロメバクト他)、シタフロキサシン(商品名:グレースビット)が処方されることが多いです。
アモキシシリン/クラブラン酸は、β-ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系抗菌薬で、本邦で
抗菌剤 サワシリン250mg(アモキシシリン水和物 )1回2錠 朝昼晩食後 3日分
整腸剤 ビオフェルミンR(抗生物質耐性=Resistance 乳酸菌) 1回1錠 朝昼晩食後 3日分
プレドニゾロン5mg(ステロイド 腫れ止め)1回1錠 朝昼晩食後 3日分
ロキソニン60mg(ロキソプロフェンナトリウム錠.) 1回1錠 朝昼晩 3日分
マクロライドアレルギーの患者さん
クラリスロマイシンの併用禁忌:自閉症などに用いられるピモジド(商品名:オーラップ)、片頭痛薬のエルゴタミン製剤(商品名:クリアミン、ジヒデルゴット)及び肺動脈性高血圧薬のタダラフィル(商品名:アドシルカ)に対してはピモジド、エルゴタミン製剤及びタダラフィルの血中濃度を上げるために禁忌です。肝臓、腎臓に障害があり、痛風及びベーチエット薬のコルヒチン服薬中の患者さんでは、コルヒチンの毒性増強のため併用禁忌です。
[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について
私はビオフェルミンを処方しません。ジスロマックで胃腸障害がでたらクラビットに替えています
ジスロマックSRは2009年承認され 2g1回投与で1週間効果が持続します。飲み忘れも無く良いと思いますクラビットは100mg1日3回投与が標準でしたが、2009年500mg1回投与が認められました。新しい方法ですので様子をみているところです。まだ処方したことはありません
歯科ではアモキシシリン水和物(商品名:サワシリン錠 250mg他)バカンピシリン ..
ジスロマック、フロモックス、クラビットを効率よく効かせる方法はそれぞれ違います ジスロマックやクラビットは濃度依存性があります。つまり投与回数を分けるより1回にしたほうが効果的です。
クラビット錠500mg(一般名:レボフロキサシン水和物錠) ..
抗菌剤はいろいろあり選択に迷うところです。いろいろな薬品をはば広く使うより、数種類の薬剤の知識を深くしてパターン化したほうが臨床的に有効と思います。ここではジスロマック、フロモックス、クラビットを主として考察してみました。サワシリン(アモキシシリン)は術前投与としか使用しません。セフゾンもフロモックスが使えないときに使用します。
中等症又は重症の場合 アモキシシリン(AMPC)高用量内服 5~7 日間
バイオアベイラビリティ(bioavailability)とは薬が”どれだけ全身の循環血液に到達するのかという指標です。「生物学的利用能」とも呼びます。薬物は吸収されてから必ず肝臓を通過し解毒されます。(肝臓で洗礼を受ける?)どれだけ解毒されずに残ったかが大事です。 消化管(特に胃酸)でも薬効が減少します