Q.24ニキビの治療に使われる抗生物質の種類を教えてください。


副作用をむやみにおそれて薬を飲まずにニキビの炎症を長引かせたり、反対に薬をやめたらまたニキビができてしまうのではとおそれて必要以上に飲み続けるのではなく、必要な量を必要な期間だけ服用することで、ニキビの完治を目指しましょう。


A.炎症の強いニキビが多発しているときには抗生物質の内服薬を処方します。“必要な期間だけ服用”が肝心。

手のひら・手の甲・指ときには肘から下の腕の部分に発生する湿疹を手湿疹といいます。手のかぶれすなわち接触性皮膚炎の一つと考えられています。主婦の手に生じた場合は主婦湿疹といいます。

ルリッドは創薬時、アクネ菌によるざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)において71.9%の被験者に対し有効性を確認しています。有効性・安全性が高いため処方頻度の高い薬です。ただし、肝臓が著しく衰えている人は安全性が下がります。処方時、肝臓の機能について医師に申告するようにしましょう。

ルリッドは1日2回服用します。また、妊娠中・授乳中でも安全性が高いことで知られています。ただ、少量ですが授乳中へ移行することが確認されており、授乳のタイミングをずらすことができればそれがベストです。

抗菌剤すべてに言えることですが、長期的に抗菌剤を使っていると、抗菌剤に耐性を持つ菌が出現し、抗菌剤が効きにくくなることがあります。耐性菌の発生を防ぐため医師の指示通り服用することが必須です。

特にルリッドは【マクロライド系】と呼ばれる分類に属します。マクロライド系の抗菌剤はニキビ以外にも膀胱炎や肺炎、副鼻腔炎にも効果を発揮するため、マクロライド系の抗菌剤が効かなくなると他の疾患も含め治療方針が大きく変わります。抗菌剤への耐性を獲得させないためにも、医師の指示をしっかりと守ることが重要です。

ルリッドは一部の片頭痛薬を服用していると使用できません。市販の薬に含まれている可能性が捨てきれないため、「たまに飲む薬がある」という人は必ず薬剤師に相談しましょう。また、市販の胃腸薬・整腸薬・頭痛薬・総合感冒剤等に含まれることがある、「ケイ酸アルミニウム」も一緒に飲むことができないので注意が必要です。その他、一部の喘息治療薬・血液をサラサラにする薬・心臓に作用する薬を飲んでいる場合も薬の効果が変動します。
「たまに飲む薬がある」「ルリッドを数週間服用する」という方は、薬剤師に相談して「市販の薬で飲んでいい薬はどれか」を確認するようにしましょう。

(ニキビ)はわが国では約90%の人が経験し、平均の発症年齢は13.3歳と思春期を中心に発症し、男女差はない ..

ニキビの初期段階で、まだ炎症のない未発達の状態を「面皰(めんぽう)」と呼びます。
この状態は、毛穴内部に皮脂や古い角層のタンパク質といった角質のつまりが原因なので、面皰を専用の器具で除去する面皰圧出や、毛穴のつまりや炎症を改善する外用薬を用います。
外用薬には、毛穴のつまりをとる抗面皰作用をもつ薬剤として、ビタミンA誘導体のレチノイドの一種であるアダパレンや、酸化剤の一種である過酸化ベンゾイル(BPO)が一般的に使用されます。

妊娠中や授乳中の場合にはクラリスを使用できないわけではありませんが、気軽に内服できるわけでもありません。妊娠中に高容量のクラリスを投与すると胎児に心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延等の異常が生じる可能性があると動物実験にて報告されています。また、クラリスは母乳にも移行します。病気の種類に応じて、治療を行うメリットと治療を行わないデメリットを比較・検討し、担当医と十分に相談して治療に当たりましょう。

広域スペクトルの経口抗生物質(シプロフロキサシン、クラリスロマイシン、ドキシサイクリンなど)が第一選択です。

しかし、抗生物質は、長期間飲み続けると、薬が効かなくなる耐性菌ができてしまうことや、胃腸を荒らしてしまうといった副作用があります。症状がよくなれば、いったん服用をやめるという決まりを守って服用するのがポイントです。

どの抗菌剤も同様ですが、腹痛や下痢・吐き気・食欲不振が多く起こります。これは抗菌剤によって腸内細菌のバランスが壊されるためです。とくにルリッドは腸内の動きを高める作用があるため、下痢などの副作用が起こりやすいお薬です。症状が軽微であれば問題ありませんが、食事摂取に影響が出る程に重症である場合は薬の中断が必要です。
そのほか発疹・ひどい倦怠感・視界が黄色っぽくなるなどの症状が起こった場合は、アレルギーや肝機能低下の可能性があるのですぐに受診しましょう。
稀に、頭痛やしびれ・むくみなどの症状も出ることがあります。「飲み過ぎた」「脱水気味」など他に思い当たる節がない場合、受診してください。

ひょう疽・爪周囲炎|大田区大森・大木皮膚科/指の化膿でお困りなら

ニキビを予防するために自宅でできる簡単なケアとして、適切な洗顔で肌を清潔に保ちつつ、化粧水や乳液で水分と油分をバランスよく補い、古い皮脂や角質が残留しないように清潔な肌を持続させることが重要です。おすすめの化粧水や乳液として、ニキビに有効な成分(グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン、ビタミンC誘導体、リチル酸)が配合されたものや、保湿効果のあるもの、無添加成分のものを選びましょう。
また、市販薬を使用する場合は、ニキビになりにくい製品かをチェックするテストを通過した商品を選びましょう。該当する商品には「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されていますので、目安にしましょう。

・ストレス(免疫力の低下、体調不良、精神的な疲れ)
・寒暖差(温熱、寒冷)
・発汗
・低気圧(梅雨前線、秋雨前線、台風)
・物理的(圧迫、摩擦、日光、振動など)
・ほこり、ダニ、動物、花粉、黄砂
・食べ物(数十分後にかゆくなる)、アルコール
・薬 ・感染症(細菌、ウイルス、真菌、寄生虫)
・膠原病


またニコチンアミドには炎症を抑える働きも期待できるため、抗炎症効果もクリンダマイシン単体より強力に作用します。 ..

長期的に内服すると、耐性菌という抗菌薬が効きにくい菌が発現したり、赤血球・白血球・血小板が減少する可能性があります。クラリスを処方された場合は、決められた投与量をしっかり守って治療に当たりましょう。副作用のチェックのため、定期的に血液検査が必要になる場合もあります。

クラリスロマイシン ニキビについて | 医師に聞けるQ&Aサイト

炎症がひどく化膿してしまったニキビや、顔全体に炎症が広がるなどの症状が見られる場合、すみやかに炎症を鎮めなければ患部が膿んでしまうなど更に悪化する可能性があります。
また、患部に強いかゆみや痛み、市販薬を使用しても効果がない場合は速やかに医療機関へ相談しましょう。

風邪で喉が痛くてクラリスロマイシンという抗生剤を飲んだのですが

黒ニキビ、白ニキビの状態から赤ニキビへと変化していくのには、皮膚常在菌のアクネ桿菌が原因です。アクネ桿菌は、嫌気性の細菌のため酸素のない脂腺の奥に生息します。また、皮脂を好むため、詰まった毛穴の中で皮脂を栄養として過剰に増殖し、脂肪分解酵素のリパーゼを分泌し、皮脂を遊離脂肪酸にしてコメドとなります。このように皮脂が遊離脂肪酸へ変化し酸化され過酸化脂質へと酸化された結果、炎症が起きて赤くなったり、膿がたまって黄色い部分ができるという症状が起こります。
また、さらに進行すると、毛穴が破れて中身が流れ出し炎症が広がることもあります。その場合は皮膚の深い部分を傷つけてしまうため、炎症が治っても痕が残る場合が多いようです。

風邪で喉が痛くてクラリスロマイシンという抗生剤を飲んだのですが、ニキビがなくなったような気がします。肌にも効くものなんですか?

炎症が見られる赤ニキビは、炎症反応の原因となるアクネ桿菌を除去する治療が一般的です。おおまかな方法として、細菌そのものに対する抗菌作用、炎症に対する抗炎症作用が用いられます。
炎症が目立つ場合は抗炎症成分のあるミノサイクリン、ドキシサイクリン、ロキシスロマイシン、クラリスロマイシンなど、患部を広げないための抗菌作用を持つクリンダマイシンやナジフロキサシンといった一般的な抗生物質を用います。
また、面皰の治療に使用する過酸化ベンゾイルも抗菌作用をもち合わせているため効果的です。外用抗生物質は長期間使用することで耐性菌が出現するリスクを伴いますが、抗生物質ではない過酸化ベンゾイルでは耐性菌の出現がないという利点があります。

マクロライド系の抗生物質(ルリッド・クラリスなど)も、ニキビ菌を殺して炎症を抑える効果があります。

ニキビの治療で使う内服薬には、ビタミン剤や抗生物質がありますが、炎症の強いニキビが多発している場合は、ニキビ菌をやっつける抗生物質を服用します。ニキビの治療に用いる抗生物質には、比較的副作用が少なく長期間内服することができるテトラサイクリン系やマクロライド系などを使用するのが一般的です。また、毛穴のつまりを取り除く「ディフェリンゲル、ベピオゲル、エピデュオゲル」や、抗生物質の「ダラシンゲル、アクアチムクリーム、ゼビアックスローション」などの外用薬を併用すると効果的です。

ミノマイシン、ルリッド、クラリスの3つのいずれかを内服することが多いです。 ..

とびひとは民間で言われる俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹と言います。細菌による皮膚の感染症です。ブドウ球菌や溶連菌などが原因菌です。接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言うのです。あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。また、鼻孔の入り口には様々な細菌が常在しているため、幼児・小児で鼻を触るくせがあると、鼻の周囲からとびひが始まったり、その手であせもや虫刺されなどをひっかくことでとびひになってしまいます。 とびひはだいたい2種類に分けられます。1つは水疱ができて、びらんをつくることが多い水疱性膿痂疹、もう1つは炎症が強く、かさぶたが厚く付いた非水疱性、これを痂皮性膿痂疹と言います。

大きな違いは、ディフェリンゲル0.1%は白いニキビにしか効果がないと言うことです。

蕁麻疹は皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。膨疹(皮膚の盛り上がり)の大きさは1~2mm程度のものから手足全体位のものまで様々で、また一つ一つの膨疹が融合して体表のほとんどが覆われてしまうこともあります。形もまた様々で、円形、楕円形、線状、花びら状、地図状などと表現されますが、それらの形に本質的な意義はありません。

効果が高く、副作用が少ないという声も聞きますが、個人的には使用していません。

抗生物質の飲む薬は、炎症性皮疹である赤ニキビ・黄色ニキビがあり、ニキビ全体の重症度が中等度以上の場合に、抗生物質の飲み薬が使用されます。状況によっては、軽症の場合にも使用されることはあります。
ここでもう一度、ニキビの重症度を示しておきます。

マイシン、クラリスロマイシンなど、患部を広げないための抗菌作用を ..

デュアックは上記の過酸化ベンゾイル(ベピオ)とクリンダマイシンゲル(ダラシン)の混ざったゲルで、やはり海外では以前から広く用いられていた薬剤で、日本では2015年に保険適応になったものです。
効果としては上記の過酸化ベンゾイル(ベピオ)に抗菌薬あるクリンダマイシンが加わったことでより強力な殺菌効果を発揮します。その代わりに耐性菌を生じる可能性があり、漫然と使用することは避けたほうがいいでしょう。

グラシンゲル、アクアチムローションといった塗り薬、またはクラリス、クラリスロマイシン ..

一般的な感染症に対してはクラリスロマイシン1日400mg、非結核性抗酸菌症には1日800mg、どちらも2回に分けて経口で投与します。投与量は年齢、症状にあわせて増減します。またピロリ菌の除菌に用いる場合は他の抗生物質や胃薬と併用して処方されます。

血管拡張や赤みも目立ちますが、同時に多くのニキビのように見える赤いボツボツが多発しています。 ..

同じ成分の薬です。どちらも先発品です。製造会社が異なりますがどちらもクラリスロマイシンであることには変わりありません。薬価には多少の違いがありますが、先発品とジェネリック薬ほどの大きな差はありません。

抗菌薬「ビブラマイシン(ドキシサイクリン)」テトラサイクリン系

ペピオは過酸化ベンゾイル(BPO)という薬剤を2.5%含むゲルです。過酸化ベンゾイルは海外では以前から、ニキビ治療薬とし広い地域で使われてきましたが、日本では2015年にようやく保険適応となった薬です。ベピオはニキビの原因となるニキビ菌やブドウ球菌を殺菌する効果と、古い角質をはがれやすくするピーリング作用のある薬剤です。

塩化ベンゾイル(BPO)は分解されるとフリーラジカルという酸化物質が作られます。フリーラジカルがニキビ菌やブドウ球菌を攻撃します。塩化ベンゾイル(BPO)はその他の抗菌薬(アクアチムやダラシン、ゼビアックスローション)といった薬剤と異なり、耐性菌を生じにくい(ほぼ生じない)という特性があるため、長期で使用するであろうニキビの治療には最適な薬剤です。

一般人を対象とした,痤瘡とその対処方法に関する インターネット調査

自宅でできるセルフケアの一つに洗顔がありますが、肌を清潔に保とうとするあまり一日に何回も洗顔してしまうのは逆効果です。肌に必要な油分を必要以上に流してしまうほか、洗顔時にニキビに触れてしまうことで傷がついてしまったり、刺激によって角質が硬くなるため、ニキビが悪化したり化膿する場合があります。
また、洗顔後の肌は乾燥しやすくなっているため、洗顔後のケアとして保湿を欠かさないように気をつけましょう。