Amazon | 【第2類医薬品】アルガードクイックチュアブル 15錠
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1国内臨床試験(小児)二重盲検比較試験を含む6歳以上の小児気管支喘息患者を対象とした臨床試験におけるモンテルカストチュアブル錠5mg群の有効率(全般改善度中等度改善以上の割合)は60.9%(123/202例)であった。
17.1.2海外第III相二重盲検比較試験(小児)小児気管支喘息患者196例を対象とした第III相プラセボ対照二重盲検比較試験において、モンテルカストチュアブル錠5mg投与により1秒量が8.7%増加した。
副作用発現率は6.5%(13/201例)であり、主な副作用は頭痛7例(3.5%)、腹痛3例(1.5%)、不眠症2例(1.0%)であった。なお、臨床検査値異常の副作用はなかった。17.1.3国内臨床試験(成人)
二重盲検比較試験を含む成人注)気管支喘息患者を対象とした臨床試験におけるモンテルカストフィルムコーティング錠10mg注)群の最終全般改善度の有効率は55.6%(145/261例)であった。17.1.4国内第III相二重盲検比較試験(成人)
気管支喘息患者を対象とした第III相二重盲検比較試験におけるモンテルカストフィルムコーティング錠10mg注)群の最終全般改善度の有効率は58.5%(83/142例)であり、プランルカスト水和物450mg群[46.0%(63/137例)]に対する非劣性が検証された(非劣性マージンΔ=10%)。副作用発現率は11.0%(20/182例)であり、主な副作用は胸やけ3例(1.6%)、眼瞼浮腫、胃痛、胃不快感、食欲不振、嘔気、下痢が各2例(1.1%)であった。また臨床検査値異常変動は8.8%(16/182例)であり、主な臨床検査値異常変動はALT上昇2.3%(4/178例)、尿潜血1.9%(3/156例)であった。
17.2製造販売後調査等17.2.1国内二重盲検比較市販後臨床試験(小児)
6歳から14歳の小児気管支喘息患者を対象とした二重盲検比較市販後臨床試験の結果、2週時ピークフロー改善値(起床時)はモンテルカスト(5mg/日)が13.4±3.1L/min、対照薬のケトチフェン(ドライシロップ剤:6歳;1.2mg/日、7歳以上;2mg/日)が3.6±3.1L/min(最小二乗平均±標準誤差)であった。副作用発現率は7.6%(7/92例)であり、主な副作用は尿蛋白増加2例(2.2%)であった。注)承認された用法及び用量は、6歳以上の小児に1回5mgである。
キプレス錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
キプレスは、気管支拡張作用と抗炎症作用を併せ持つ薬剤です。続けて使用することで気管支の炎症を継続的に抑制し、喘息発作を起こりにくくします。
ただし、喘息発作を直接おさえる作用はありません。発作を止めるには、「発作治療薬(リリーバー)」と呼ばれる即効性のある薬が必要になります。
なお、キプレスを服用すると数日で喘息症状はあらわれにくくなりますが、気道の炎症は続いています。症状が落ち着いてきても、指示された期間内は服用を継続してください。自己判断で量を加減したり治療を中止したりすると、症状が悪化するおそれがあります。
キプレスチュアブル錠は、噛まずにそのまま飲み込んでしまっても効果に影響はありません。追加でさらに1錠飲ませる必要はありませんので、ご安心ください。ただし、キプレスチュアブル錠は普通錠に比べてサイズが大きめです。味が苦手などの理由でお子さまが噛むのを嫌がる場合は、半分に折ったり少し砕いたりしてから服用させてあげてください。なお、キプレス以外のチュアブル錠では、きちんと嚙み砕いて服用しなければ効果が十分にあらわれないものもあるので、注意が必要です。
モンテルカストチュアブル錠5mg「サワイ」 ; 添付文書 ; 効能・効果
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.アナフィラキシー(頻度不明)。
11.1.2.血管浮腫(頻度不明)。11.1.3.劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)。
11.1.4.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)。11.1.5.血小板減少(頻度不明):初期症状として、紫斑、鼻出血、歯肉出血等の出血傾向があらわれることがある。
11.2.その他の副作用1).過敏症:(0.1~5%未満*)皮疹、(頻度不明)そう痒、蕁麻疹、肝臓好酸球浸潤。
2).精神神経系:(0.1~5%未満*)頭痛、傾眠、(頻度不明)異夢、易刺激性、情緒不安、痙攣、不眠、幻覚、めまい、感覚異常(しびれ等)、激越、振戦、夢遊症、失見当識、集中力低下、記憶障害、せん妄、強迫性症状。3).呼吸器:(頻度不明)肺好酸球増多症。
4).消化器系:(0.1~5%未満*)下痢、腹痛、胃不快感、嘔気、胸やけ、嘔吐、便秘、(頻度不明)消化不良、口内炎。5).肝臓:(0.1~5%未満*)肝機能異常、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、総ビリルビン上昇。
6).筋骨格系:(頻度不明)筋痙攣を含む筋痛、関節痛。7).その他:(0.1~5%未満*)口渇、尿潜血、血尿、尿糖、浮腫、倦怠感、白血球数増加、尿蛋白、トリグリセリド上昇、(頻度不明)出血傾向(鼻出血、紫斑等)、挫傷、動悸、頻尿、発熱、脱力、疲労、脱毛、遺尿。
*)副作用の頻度は、錠剤、チュアブル錠剤、細粒剤での国内臨床試験の結果を合わせて算出した。
キプレスチュアブル錠・キプレス細粒の甘みは人工甘味料によるものです。虫歯の原因となる砂糖は使われていません。
通常の食後の歯磨きをしっかりしておけば、就寝前にキプレスチュアブル錠あるいは細粒を服用させても虫歯になる可能性はほとんどないとされていますので、ご安心ください。
花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎、急性鼻炎や副鼻腔炎によるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、なみだ目などのつらい症状を緩和します。
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。(重要な基本的注意)
8.1.本剤は、喘息の悪化時ばかりでなく、喘息が良好にコントロールされている場合でも継続して服用するよう、患者、保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておくこと。8.2.本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者、保護者又はそれに代わり得る適切な者に十分説明しておく必要がある。
8.3.本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。8.4.本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので注意すること。
8.5.本剤との因果関係は明らかではないが、うつ病、自殺念慮、自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので、患者の状態を十分に観察すること〔15.1参照〕。8.6.本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症様の血管炎を生じたとの報告があり、これらの症状は、おおむね経口ステロイド剤の減量・中止時に生じているので、本剤使用時は、特に好酸球数の推移及びしびれ、四肢脱力、発熱、関節痛、肺浸潤影等の血管炎症状に注意すること。
8.7.本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)9.1.1.長期ステロイド療法を受けている患者:本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと。
(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(海外の市販後において、妊娠中に本剤を服用した患者から出生した新生児に先天性四肢奇形がみられたとの報告がある。これらの妊婦のほとんどは妊娠中、他の喘息治療薬も服用していた。本剤とこれらの事象の因果関係は明らかにされていない)。
(授乳婦)治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている)。
(小児等)9.7.1.1歳以上6歳未満の小児〔7.2参照〕。
9.7.2.低出生体重児、新生児、1歳未満の乳児:国内において、低出生体重児、新生児、1歳未満の乳児を対象とした臨床試験は実施していない。(相互作用)
本剤は、主として薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)3A4で代謝される〔16.4参照〕。10.2.併用注意:
フェノバルビタール〔16.7.1参照〕[本剤の作用が減弱するおそれがある(フェノバルビタールがCYP3A4を誘導し、本剤の代謝が促進される)]。(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.1.2.本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。14.1.3.本剤は、口中で溶かすか、かみくだいて服用すること。
(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報
プラセボ対照臨床試験41試験を対象に統合解析を行った結果、本剤投与群9929例中1例において自殺念慮が認められたのに対して、プラセボ群7780例において自殺念慮は認められなかった。また、プラセボ対照臨床試験46試験を対象に統合解析を行った結果、行動変化に関連する事象(不眠、易刺激性等)が、本剤投与群11673例中319例(2.73%)、プラセボ群8827例中200例(2.27%)において認められたが、統計学的な有意差は認められなかった〔8.5参照〕。
(取扱い上の注意)20.1.アルミニウム袋開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
20.2.錠剤表面に白または赤い斑点がみられることがあるが、添加剤によるものである。(保管上の注意)
室温保存。
通常、成人にはモンテルカストとして5〜10mgを1日1回 ..