その一方で、より高い寛解率の達成、効果発現までの時間の短縮、賦活化症候群や離脱症状の軽減など、抗うつ薬の解決すべき課題も残されています。
社会適応障害をもつ、うつ病を患っています。私は調子が悪くなると、外出ができなくなるので通院できません。
きついうつ期に入ったとき、薬が切れても病院へ行けず、1か月ほど過ごしました。
通院を再開したのは、苦しさやつらさで、呼吸困難になり、死んでしまうような状態から脱したかったからです。 以前と同じ薬を処方してもらいたかったのですが、医師から「1か月薬をのまずに過ごせたから」と抗うつ薬や睡眠剤を約半分の量に減らされました。たしかに薬がなくても死なずに過ごせましたが、その期間は、眠れず、不安定でたいへんな思いをしました。半分に減らされた薬で、断薬時よりは眠れ安定もしましたが、以前のようなしっかりした生活はできませんでした。
半年後くらいで、減薬量は、断薬以前より、少し抗うつ剤が減った程度に戻り、生活も安定しました。
調子が悪く通院がむずかしくても、急激な減薬、まして断薬はつらさが増すだけと、身をもって経験しました。
レクサプロ・パキシル・ルボックス/デプロメール; SNRI:サインバルタ ..
私は薬を突然やめた経験が2回ありますが、そのうちの2回目はひどい離脱症状に苦しみました。
当時のんでいた抗不安薬は一種類だけだったのですが、湿疹の原因かもしれないと考え急に断薬したところ、不眠、ひどい倦怠感、会話もできないほどの不安感、みぞおちの辺りの痙攣、音が脳に響く、肩の筋肉の痛いほどの張り、頬・目・耳のかゆみなど泣きたくなるほどの苦しみを味わい、主治医のところへ駆けこみました。
主治医はすぐに薬を変えてくれましたが、やはり湿疹は薬のせいではないかもと思いなおし、5日後にはまたもとの薬に戻してもらいました(あとで湿疹の原因はシャンプーとわかりました)。
あのときの離脱症状はひどく苦しくて、ずっと奥歯をくいしばり、こめかみの辺りまでおかしくなりそうでした。まさに生き地獄。
もう二度と医師との相談なしに勝手に断薬はしないと思います。
離脱症状は、薬の身体の中の変化が急激になればなるほど起こりやすいです。
もちろん中止後症状が起こらないようにどの薬剤でも万全を期して治療を行っておりますが、体調での心配や変化がありましたらご相談ください。
またレクサプロは、です。とはいえ、長い間服用していた方は少しずつ減量していく必要があります。
レクサプロは効果が十分に発揮され、状態がよくなったのを確認してからゆっくりと減らしていくお薬です。急にやめたり、飲んだり飲まなかったりすると「離脱症状」と言われる耳鳴り・痺れ感・吐き気・頭痛・イライラ・不安感などの症状が出たりします。医師と相談しながら、焦らず徐々に調節することで、上記のリスクは最小限に抑えられます。
抗うつ薬の中止について | Stopping antidepressants in Japanese
離脱症状は、薬の身体の中の変化が急激になればなるほど起こりやすいです。
3)統合失調症関連
(分裂病治癒者のカルテの記述をその後の実践を踏まえ、改訂して記述)
統合失調症も短期精神病のような予後良好疾患から減薬・退薬困難な重症例まで多様な疾患群である事を認識し、一律な対応をしないように心掛ける事が肝要である。LAI(long-acting injection:持続性注射剤)は減薬・退薬を想定している場合は使用すべきではない。
薬物減薬は急性期には迅速(1~2週間毎)に、症状安定期では緩徐に減薬(数カ月単位)する。多剤処方であれば、主剤を最終的には単剤とし、さらに最少単位剤型とし(たとえばリスペリドン錠であれば3→2→1→0.5mgと最少用量錠剤まで減薬)、その後断薬プログラムに導入する。
退薬を行う際の前提は、寛解状態の一定期間の持続である(1~3年)。初発例では短期間の寛解期間で退薬が成功する場合が多いが、再発例ではより長期間の服薬継続を要する。最少量まで減薬し、そのまま退薬するよりも、断薬プログラムに導入後、退薬を行う方が退薬成功の確率が高まる。断薬プログラムとは隔日服薬、3日に1回服薬、週1回服薬を各期3~6カ月程度経て、完全退薬する方法である。減薬・断薬プログラム期間中は再発症状に注意を払い、特に不眠は再発症状の前駆症状であるとの認識を持つ事が重要である。
治癒基準:「完全退薬後何年間再発がなければ治癒と判断するか」の問題は、諸説あるが、筆者は3年間再発がなければ治癒(leveling off)と考えている。
エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック
ですから、身体の中での薬の変化が急激となり離脱症状は起こりやすいと考えられます。
抗うつ薬を急に中止(断薬)すると、一気に脳内セロトニン濃度が下がって、離脱反応が生じることがあります。
一般的に、中断2日前後に始まり、1週間程度続き、その症状は次のように多彩です。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
薬を減らしたための症状悪化と捉えて、健康やセルフコントロール感に自信を失くしてしまい、「一生薬に頼らなくてはいけない」とあきらめてしまう方がいます。
医療者が減薬をすすめても、断固として服用にこだわる方も少なくありません。
「処方薬事典」は日経メディカルが運営する医療・医薬関係者向け医薬品 ..
※抗うつ剤の減薬および断薬について詳しく知りたい方は、『』をお読みください。
では、どのような抗不安薬の減量方法があるのでしょうか? 当院では、以下のような方法を案内しています。 ..
半減期の短い抗うつ薬では、漸減法で慎重に減らしていっても、どうしても離脱反応が出てしまう場合があります。
半減期のより長い抗うつ薬に切り替えてから、ゆっくり減らす方法もあります。
[PDF] 睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方に ご注意いただきたいこと
できるだけ少ない量まで減らせたら、以下のような方法で断薬を目指します。
離脱症状が出現することがあり、減薬は段階的にゆっくりと行います。 代表的なSNRIと副作用
こういった離脱症状を防ぐために、レクサプロの減量は少しずつ行っていく必要があります。
[PDF] レクサプロ錠 10mg、20mg に係る医薬品リスク管理計画書
離脱症状は、によくみられます。このため、SSRI離脱症候群やSSRI中断症候群とも呼ばれています。
様々なうつ病の薬を、メタアナリシスと言う方法で、許容性(忍容性)と有効 ..
S S R Iの特徴として、飲み始めに下痢や吐き気という消化器症状を感じやすいことが挙げられます。これはセロトニンが脳だけではなく、胃腸にも働きを持っているからで、胃を荒らしてしまう強い薬というわけではありません。心配な方は、服用初期に胃薬を一緒に服用することで副作用を感じにくくするという方法もあります。通常は数日から1週間程度で消失する副作用です。
そのほかには心電図異常の報告があります。健康診断などで不整脈を指摘されたことのある方は、飲み始める前に医師に相談してください。
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるパニック障害の治療
1)神経症関連(不安障害、パニック障害、身体化障害、適応障害を含む)
依存が問題となるので常用量以上の処方は避ける。症状に頓服薬で対応する事は症状に注意が向きがちとなる為、極力避ける。薬物中断して症状が再燃しても個人レベルの適応問題(自傷・他害などの重大な問題行動でない)の場合、病状が安定すると自然に服薬を忘れるので、それで症状が再燃しないならば受診せず服薬中断しても良いと告げる。薬を飲んでいる方が不安なく、快適と感じているならば継続服薬すれば良いとの指針を示す。
イゾロフト、レクサプロなど)への置換となった。 「一次選択」は、現在の抗 ..
一度、再発と思いこんでいる体調変化を、ふり返って整理してみてください。
抗うつ薬(特にSSRIやSNRI)をのんでいる方で、もし前のような症状が薬をやめてすぐに現れたときは、離脱反応の可能性があります。
減薬の可能性やタイミングについて、担当医と相談してみましょう。
・医師の指示がないのに自己判断で服用をやめると、抗うつ薬の離脱症状で ..
まず向精神薬は長期処方となる場合が多いので多剤・大量処方は、重篤な副作用や依存形成の恐れがある為、単純処方を心掛ける必要がある。急性期に多剤・大量処方となった場合でも、病状が安安定すれば速やかに減薬し、処方を単純化すべきである。
減薬・退薬に関しては本人の意向、再発症状の重篤性、現在の社会適応レベル等を総合的に判断して実施する必要がある。たとえば、良質な睡眠が取れずに日中活動に支障を来した患者が、薬物服用によりQOLが改善し満足している場合は、敢えて退薬を勧める必要はなかろう。また病気が完治した事を証明したいと退薬を希望する統合失調者に、同病は不治の病との私見により「統合失調症は一生涯の服薬が必要」との自説を押し付ける事も問題であろう。服薬継続のメリットとデメリットを患者に十分示し、出来るだけ本人の意向に添う形で減薬・退薬問題に取り組む治療者であるべきであろう。
④効果が十分に得られるようになれば頓用に変更! (3)抗うつ薬、抗てんかん薬、抗精神病薬①服薬を開始する時は効果が出るまでじっくりと!
抗不安薬のほとんどは「ベンゾジアゼピン」と呼ばれる化学物質でできているお薬で「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」と呼ばれます。大量に飲んでも直接命にかかわらないため、安全なお薬として治療に用いられてきました。ただし、下記のような副作用と問題点があるため、症状が安定してくれば、定期服用は減量・中止を目指し、頓服(必要なときに服用するお薬)にとどめていくことが理想的です。
●依存性、●眠気、●ふらつき、●認知機能の低下
このうち依存性には、下記2つのパターンがあります。
■どんどんとお薬の量が増えてしまう。
■やめるのが不安でやめられなくなる。
抗不安薬では、後者がとても多く、良くなっているにもかかわらず減量しようとすると、しんどさを感じ、薬を減らせません。
かといって、量が増えていくわけでもないので「常用量依存」と呼ばれます。抗不安薬の中でより「常用量依存」になりやすいものには、下記2つの特徴があります。
○作用が強い、○作用時間が短い
つまり、効果が強くて即効性のある薬ほどやめにくく感じます。では、どのような抗不安薬の減量方法があるのでしょうか?
当院では、以下のような方法を案内しています。
①漸減法(間隔はそのままで服用量を少しずつ減らす方法)
今服用している薬を少しずつ減らしていきます。
半錠に割った形で処方し、調子のいいときは半錠で試していただくこともあります。薬が必要な時とそうでない時の
区別ができるようになると、頓服扱いに変えていけます。
②変薬
「やめにくいタイプの薬」から「やめやすいタイプの薬」にゆっくり変更します。依存の問題がない漢方薬を追加することもあります。その上で、漸減法を行います。
③主剤の十分な処方
不安症・パニック症はSSRI剤、慢性疼痛は各種抗うつ薬、気分が不安定な時は気分安定薬などが治療の主剤(中心薬剤)です。これら主剤(中心薬剤)が足りていない状態の方には十分な量を処方した上で、抗不安薬の減量を行います。
★抗不安薬には即効性が期待できるという特徴があり正しく使えば非常に有用なお薬です。心療内科の治療では気持ちや症状が落ちつくことで、物事のとらえ方が変わることも少なくありません。また、このお薬があれば大丈夫という安心感も、症状の再燃・悪化を減らしてくれます。正しい理解を深めていただき、より良い治療につながれば幸いです。
薬の減薬方法の相談です。 不眠で現在、レスリン3錠、ルーラン2錠、寝る前に ..
●所在地
〒451-0052 愛知県名古屋市西区栄生2-7-5 キョーワ調剤薬局 栄生店2階
●最寄り駅からのアクセス
・名鉄栄生駅(名鉄名古屋駅より岐阜一宮方面へ1駅(2分))より徒歩1分
(名鉄病院側改札口をでて、階段を降りた目の前です。)
・地下鉄東山線亀島駅、本陣駅徒歩15分
・名古屋駅から市バスで10分
( JRゲートタワー1階 名古屋駅バスターミナル5番乗り場から乗車できます。)
・地下鉄鶴舞線浅間町駅から、タクシーで6分(約750円)
レクサプロ錠10mg内服後3~4時間後に気分不快になり、徐脈、血圧低下 ..
離脱症状が起きるときは、ほとんどが自己中断によるものです。この場合は、元の量に戻してください。