ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
この患者のケースのように、イソトレチノインによる改善が乏しい場合、薬の量を増量していく必要があります。
実際に、イソトレチノインの服用を辞めた人の口コミを以下にまとめました。
症例は、イソトレチノイン投与開始から5ヶ月後のものです。顔全体に発症していた、炎症ニキビ、化膿ニキビが減っているのが分かります。
外用剤によるコメド治療と抗菌薬の内服では改善がみられず、イソトレチノインによる治療を開始しました。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
ニキビの色による分類はあくまでも一般的な俗称であり、治療法に大きな違いはありません。重要なのは、ニキビができる原因である皮脂腺のつまりを改善することです。そのため、症状や患者の状態に応じて、適切な治療法を選択する必要があります。
イソトレチノインは、免疫反応を正常化する作用があり、免疫反応を抑えることでニキビの炎症を緩和してくれます。
イソトレチノインを辞めた後も、ニキビの再発を防ぐ工夫が必要です。
3ヶ月後の改善も乏しかったため、さらにイソトレチノインを増量し、5ヶ月目で赤い炎症性のニキビも膿を持った白ニキビも消失しました。ただ、ニキビ跡の凹みは一度出来てしまうと一生残ってしまうため、残存しています。
成増駅前かわい皮膚科:イソトレチノイン内服で治療した重症型ざ瘡の症例
薬機法による条件があるものの、イソトレチノインは個人輸入が可能です。
イソトレチノインは、毛穴の詰まり(角化異常)を改善して、正常に整える効果があります。皮脂が毛穴に停滞するのを解消するため、アクネ菌の増殖も抑えられ、アクネ菌が引き起こしていた炎症も沈静されます。
イソトレチノインは、皮脂腺を縮小(退縮)させる作用があり、その結果、ニキビの原因である皮脂分泌を抑制します。皮脂の分泌量が減ることで、アクネ菌などニキビの原因菌が定着できなくなるため、炎症の進行を防ぎ止めることができます。
・イソトレチノインの服用を辞めた後に、ニキビが再発する可能性がある。
アクネ菌による炎症が癒えることなく進行すると、炎症が周辺組織を侵食していきます。浸食はどんどん広がり、ついには隣接する皮脂腺と結合して、皮脂腺は大きく、肥大化していきます。肥大化した皮脂腺が自然に縮小するのは難しいため、ニキビが治らない、ニキビが繰り返しできるといった “ニキビループ”が生じます。
ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。
皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、毛穴に複数存在しています。ストレスやホルモンなどの影響で皮脂腺が活性化すると、皮脂の過剰分泌が起こります。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、出口を塞がれた毛穴の中では皮脂が溜まっていき、また皮脂を養分とするアクネ菌も増殖していきます。アクネ菌が増殖することで毛穴の中では炎症が起こり、化膿が生じます。これが、ニキビです。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
ニキビができる原因は、肌のターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな理由がありますが、難治性ニキビの直接の原因は、皮脂腺の肥大化にあります。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
【過去の治療歴】市販のニキビ治療薬(複数種類)、ピーリング石鹸、ビタミン剤、抗生物質(セフロキシム、ロキシスロマイシン)、漢方薬(桂枝茯苓丸加ヨクイニン、当帰芍薬散、荊芥連翹湯)、外用剤(アクアチムクリーム、ダラシンローション、ディフェリンゲル、ベピオゲル)、光治療(クリアタッチ)
ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。
市販のニキビ治療薬やピーリング石鹸、保険診療の抗生物質、ビタミン剤、漢方薬、ディフェリンゲルやベピオゲルなどの外用剤、クリアタッチ(光治療)など、さまざまな治療を受けてきましたが、治らないため当院を受診しました。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
※効果には個人差があります。
※重大な副作用
・:胎児の先天異常、奇形、流産、早産、死産
・:治療初期にニキビの一過性増悪(かゆみ、赤み等)唇、口の中、鼻の粘膜、眼や皮膚の乾燥、脱毛
・:うつ、その他精神疾患(幻覚、幻聴、躁鬱病)、自傷行為等の重大な精神疾患
・:肝障害、脂質異常症(中性脂肪やコレステロールの急上昇)、腸疾患(炎症性腸疾患(IBD)など)、筋骨格症状、聴覚障害(聞こえにくさ、耳鳴り等)、視覚障害(角膜混濁、夜間視力低下等)
・: めまい、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、疲労
【ニキビ治療】イソトレチノインの内服を辞めた後の副作用について
20代男性の方です。7年前よりニキビができ始め、4年前から現在にかけて顔全体に丘疹、膿疱(白ニキビ)が多発するようになりました。
気にすべき副作用とは!イソトレチノインによるニキビ治療の効果や辞めた後の経過について現役女性医師に聞きました。皮脂は戻る?ニキビ再発する?
イソトレチノインはビタミンAの一種で、皮脂の過剰分泌を抑えるとともに、抗炎症作用もあるとても優れた成分です。
【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします
イソトレチノインは妊娠中に内服するとビタミンAの影響で奇形児の出生率が高くなります。
妊娠中、授乳中、妊活中の方は内服できません。男女共に内服開始から内服終了後3ヶ月まで継続して避妊が必須条件です。
イソトレチノイン内服終了後、2週間程度でもともと体内にあるビタミンA濃度に戻ります。ご安心ください。
内服中は光の感受性が高くなります。治療中の強い日焼けにはご注意ください。
また、内服中から内服終了後3ヶ月間は、レーザー治療・光治療(脱毛を含む)をお受けいただけません。
内服開始から1〜2ヶ月間は、一過性にニキビが悪化する好転反応が発生することがあります。
これは、お肌が生まれ変わろうと細胞が活性化している証拠ですので、焦らず、自然と改善するのを待ちましょう。
テトラサイクリン系の抗菌薬と併用できません。(ミノサイクリン・ビブラマイシンなど)
その他併用できない薬がありますので服用される薬があればご報告をお願いします。
まれに夜間の視力低下、めまいが発生することがあります。
生じた際は、夜間の運転や機械操作は絶対に避けていただき、お早めに当院までご連絡ください。
内服中に外科的な処置(抜歯、美容整形など)を予定される際はあらかじめご連絡ください。
休薬期間を設けさせていただく場合がございます。
献血は内服中から内服終了後1ヶ月間はお控えください。
イソトレチノインは日本では未認可の飲み薬のため、医薬品副作用救済制度の対象外となります。
安全性向上のため内服中は最大処方数は3ヶ月分です。服用前・追加処方時に採血検査を行います。
飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点
一般皮膚科・小児皮膚科・老年皮膚科・皮膚外科・形成外科・美容皮膚科・アレルギー科・当日手術・レーザー治療
2.イソトレチノイン療法は副作用が強くでることも多くあり、当院では「重症にきび治療に対する最終手段」と位置付けています。
10代の男性の方です。16歳から近医の皮膚科に数年間通院して保険治療を継続しており、抗生物質をトータルで2,3年間処方されて飲んでいましたが、改善せず当院を受診されました。
しかし、アポトーシスを起こさずに収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、皮脂も大部分は戻ってしまいます。 細胞を正常化
イソトレチノイン治療の場合は1ヶ月間は、約30%の患者さんで一過性にキビが悪化する可能性があります。
イソトレチノインが持つ抗炎症作用・皮脂の分泌量を減らす作用などが、赤ら顔の改善に効果を期待できます。 「イソトレチノイン」の重い副作用
イソトレチノインによるニキビ治療を開始しました。治療開始2週間後にニキビが悪化してしまい、心配になり当院へ電話がありましたが、そのまま継続するように説明しました。
ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin
イソトレチノインは、ニキビの原因であるアクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する「免疫調整作用」を有することも報告されています。