花粉症シーズン到来…抗アレルギー薬 新薬2製品が登場 OTCも充実
僅差で2位につけたのは、田辺三菱製薬の「タリオン10mg」。同社の決算によると、15年度の売上高は169億円(前年度比5.6%増)で、16年度は191億円(13.4%増)を見込みます。3位はグラクソ・スミスクライン(GSK)の「ザイザル5mg」、4位と5位はいずれも協和発酵キリンの「アレロックOD5mg」「アレロック5mg」となっています。
承認取得者名. アベンティス ファーマ(株). 販売名. アレグラ錠60mg. 一般名. 塩酸フェキソフェナジン. 資料1, 資料2.
今回のウェビナーで伝えたいことは、外部評価も取り込みながら、よりニーズや自社の戦略、状況にあったエンゲージメントを構築し、売り上げの最大化を目指そうということに尽きる。ここで当社の3つの支援方法を紹介したい。まず、今回取り上げた「評価を見える化」するための定量調査である。貴社の課題をヒアリングしながら、目的にあった調査設計を提案する。さらに、理解を深めるための、ドクターや代理店、パートナーを対象としたインタビューも効果的だ。そして、調査を実施してそこで終わりにしないように、調査結果の理解と課題の整理を一緒に実行するワークショップを活用した支援も実施している。
アレルギー性鼻炎治療の中心となるのは、いわゆる「第2世代」の抗ヒスタミン薬。厚生労働省の「NDBオープンデータ」をもとに14年度の第2世代抗ヒスタミン薬の処方動向を見てみると、院外処方で処方数トップとなったのはサノフィの「アレグラ60mg」。13年に後発品が発売されたにも関わらず、トップブランドをキープしました。
すでに発売されOTC薬になっているアレグラ®に、血管収縮作用を有するα交感神経刺激薬(塩酸プソイドエフェドリン)を配合した薬剤です。
一方、処方数量と薬価をもとにAnswersNews編集部で算出した院外処方の処方金額トップは「ザイザル5mg」。処方金額は208億6644万円でした。2位は「アレグラ60mg」(182億5878万円)。3位には「タリオン10mg」(118億262万円)が入りました。
患者数は増え続けていると言われますが、12~13年にかけて売り上げ上位の「アレグラ」「アレロック」に後発医薬品が参入し、医療用の抗アレルギー薬市場は停滞気味。一方、医療用を一般用(OTC)に転用するスイッチOTCが次々と登場しており、一般用の市場は拡大傾向にあります。
DIクイズ1:(A)アレグラがディレグラに変更された患者:日経DI
今年の花粉は北海道と東北、関東を除くほとんどの地域で 昨シーズンと比べて飛散量がかなり多くなると予測されています。
みなさんは花粉症はお持ちではないですか? 本格的な花粉シーズンを迎え、抗アレルギー薬の市場も活況を呈しています。
昨年11月には「デザレックス」と「ビラノア」の2つの医療用の新薬が発売されました。 抗アレルギー薬といえば、眠くなりやすいといった副作用がありますが、 この2つの新薬は眠くなりにくい抗アレルギー薬とされています。
また、今年2月にはスイッチOTCの「クラリチンEX」が発売されました。
「アレグラ」や「アレロック」といった大型製品には後発医薬品が参入し、 市場構造にも大きな変化が訪れた抗アレルギー薬。 これから必要な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 今シーズンもしかして?と感じたら早めの受診をオススメします。
今回の抗アレルギー薬と前回のオンコロジーの調査を通じて言えるのは、ドクターとのエンゲージメントは疾患領域や診療科によって目指す姿が違うということだ。オンコロジーでは高度な治療を支えてくれる、いわゆる「パートナー力」がドクターエンゲージメントに必要という共通項があった。
一方、今回のような一般的な処方薬の場合、基本的には製品を通じた接点からエンゲージメントが築かれていく。そして、スピーディーに製品を供給することで完成するケース、資材提供など診療をサポートするメーカーとしての役割を発揮して実現するケース、最終的にそれが企業としての評価・印象にまで広がっていくケースなど、各社各様のエンゲージメントが見られた。
また、抗アレルギー薬では、内科や耳鼻咽喉科など診療科によって、それぞれ目指すエンゲージメントの在り方が違っていた。各社が取り扱う製品群の広さや営業戦略、企業としての戦略によっても目指す形は変わっていきそうだ。
今回、Uさんに処方されたディレグラ配合錠は、抗ヒスタミン薬のフェキソフェナジン塩酸塩(商品名アレグラ ..
ここまで紹介してきた自主調査の集計結果を基に、先発薬4社の評価をまとめてみた。各社のドクターとの接点、エンゲージメントの質の違いが見えてくる。
新薬と後発品、そしてスイッチOTCが激しい競争を繰り広げているのがこの領域。処方数量・処方金額のランキングでは、「アレグラ」の後発品である「フェキソフェナジン『EE』60mg」(エルメッドエーザイ)が、「アレジオン」や「クラリチン」といったおなじみのブランド品を抑えて6位にランクイン。9位には、先発医薬品と同じ原料・添加物・製造方法で作られるオーソライズド・ジェネリック(AG)の「フェキソフェナジン『SANIK』60mg」(日医工サノフィ)、12位には「同『KN』60mg」(小林化工)が入っています。
アレグラの処方について、先発薬品と同等のジェネリック薬品があれば活用したいと ..
様々な角度から評価を見てきたが、製薬会社にとって最も関心があるのは、最終的に処方が増えるのかどうか、という点だろう。先発薬3種類の今後の処方の意向も聴取した。既に処方している場合は、拡大・継続・縮小・中止のどれに当たるかを尋ね、現在処方していない場合は、今後の検討意向を聞いた。
ジェネリック薬は新薬よりどのくらい安い? 両者の違いは? 男性/30代.
全体平均はマイナスだが、ビラノアを扱う2社は耳鼻咽喉科でプラス、内科でマイナスとなった。薬の世界には不良品や壊れやすい、などの評価はないので、製品に対して一定の評価がある中でこうした差がつくのは、製品以外や企業としての評価、MRの活動を通じての評価による。NPS🄬の算出方法は開発者が規定しており、日本人の気質や特性上、明確に10点や9点を付ける傾向にないことや、0~6を批判者とする算出方法には議論もある。ただ、メディカル分野では、強いロイヤルティを持つ医師は明確に10点、9点を選ぶ傾向にあり、NPS🄬が活用できる業界と判断している。例えば、前回のウェビナーで取り上げた肺がん領域では、アストラゼネカ、中外製薬でNPS🄬が30を超え、強い推奨が見られた。
一方、診療科を問わず推奨意向が高いのは杏林製薬とサノフィで、内科、耳鼻咽喉科ともにNPS🄬がプラスとなった。先ほどは「頼りになる企業=処方が多い」という側面があったが、NPS🄬はそうとも言えないようだ。製品力や営業力だけではロイヤルティに必ずしも結びつかないことを示していると言える。
2016.11.18 サノフィ 抗アレルギー薬アレグラドライシロップが供給困難 他剤使用呼びかけ
昨年11月には、「デザレックス」と「ビラノア」の2つの医療用の新薬が発売。今年2月にはスイッチOTCの「クラリチンEX」が発売されました。「アレグラ」や「アレロック」といった大型製品には後発医薬品が参入し、市場構造にも大きな変化が訪れた抗アレルギー薬。新たに発売された新薬やスイッチOTCも加え、今年も激しいシェア争いが繰り広げられそうです。
サノフィは1月19日、月齢6カ月から服用できる抗アレルギー薬「アレグラ ドライシロップ5%」(処方箋薬) ..
エルメッドエーザイと小林化工の製品はいずれも、サノフィが一部特許の侵害を主張する中で承認を取得。13年2月、競合の後発品に先んじて発売し、シェアを握りました。エルメッドエーザイの製品は、4カ月遅れで発売された日医工サノフィのAGをも抑えており、先行発売の強さを見せつけています。
ゼリア新薬工業 ゼリア新薬 ヘパリーゼ スーパー 瓶 100… ¥3,277(税込)
多くの疾患を見ている内科と、専門の耳鼻咽喉科では評価に違いが見える。内科は「特になし」が2位にくるのが特徴的で、それ以外の順位は、先発薬の処方が多い企業順に近いようだ。
一方、耳鼻咽喉科は必ずしも処方が多い順に頼りにするわけではないようだ。では、なぜ「頼りになる」と評価されるのか。製品の採用が進んでいるからか、それ以外の要因か。様々な視点から調査結果を見ていくと、各社の評価の違いから、それぞれの強みや弱みが見えてくるはずだ。
グラフはアレグラとビラノアの処方の理由を比較したものだが、やはり内科 ..
こうした各社の製品評価、人の評価、企業評価を背景とした、総合評価を見てみよう。抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬のメーカーの中で、総合的に見て頼りになる企業トップ3を答えてもらい、1位に上がった企業を集計した。
アレグラは数ある花粉症薬のなかでも眠気の副作用が少ない薬として好まれ ..
エルメッドエーザイと小林化工の製品、日医工サノフィのAG、ランクインした3つの後発品の処方数量を足すと、先発品のそれをほぼ同じ。「アレグラ」の市場の少なくとも半分は後発品に奪われたことになります。
後発品としては、「フェキソフェナジン塩酸塩『SANIK』」(日医工、先発品はアレグラ ..
ここでもビラノアを扱う2社間で評価に差がみられ、「必要なパートナー」として、また疾患に対する理解という点ではMeiji Seikaファルマの評価が高いが、期待するスピード感での対応、新薬・製品開発に関する情報提供、患者視点での提案、疾患啓発への取り組みなどでは大鵬薬品工業が上回る。「スピード感」については、抗アレルギー薬に限らず、他社よりも扱う製品が多いと想像される田辺三菱製薬の評価も高い。杏林製薬は「ネガティブな情報も適切に提供」「製品以外のサポートが有用」で他社より印象に残っている。
本来、MRの評価は企業の総合評価にも影響を与えると考えられるが、大鵬薬品工業は企業とMRの評価に結びつきが見られず、製品を通じた接点としてのMRの評価と思われるのに対し、田辺三菱製薬や杏林製薬は両者の評価に結びつきが見られる。
アレグラFX 5つの強み|アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」
12年12月に後発品が発売された「アレロック」も苦戦を強いられています。12年12月期には299億円だった年間売上高は、16年12月期には181億円とピーク時から100億円以上も減少。17年12月期はさらに141億円まで減る見通しです。かつて110億円規模の売り上げを誇った大日本住友製薬の「エバステル」も、15年度は31億円とピーク時の3分の1以下まで減少しました。
抗アレルギー薬アレグラのドライシロップを新発売 月齢6か月から処方可 | サノフィは1月19日、抗アレルギー薬アレグラ ..
では、人の評価はどうか。グラフはMRの活動評価を必要度・パートナー度からサポート力までの5項目に分けて示したものだ。聴取の際は、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬で接点がある企業のMRについての評価として聞いているが、MRは抗アレルギー薬だけを扱っている訳ではないので、その企業を代表するMRとしての印象・評価と言える。
2013.4.10 〜薬剤師 美濃口 豊〜 新薬が出るたびに改良されていく抗ヒスタミン薬の中で、「しっかり効い.
各社と医師との接点にそれぞれ特徴がある中で、先発薬を扱う4社に絞って企業に対する評価を見てみる。グラフからは同じビラノアを扱う2社の評価に違いが見える。企業としての評価はMeiji Seikaファルマが高く、以下、田辺三菱製薬、杏林製薬と続く。製造元として信頼できる、販売元として頼りになるなどの評価が高い。MRの対面が多かった杏林製薬については、他のメーカーよりも関心をもって担当者の話を聞いている。
(らくたくびん)」イオン札幌藻岩店で販売中の「◇【第2類医薬品】 久光製薬 アレグラFX 56 ..
スイッチOTCも続々と登場しており、11年10月にはエスエス製薬が「アレジオン10」を、12年11月には久光製薬が「アレグラFX」を発売。OTC医薬品としては大型の製品に成長しました。
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個別に見ていくと、様々な接点の全体総量は大鵬薬品工業と田辺三菱製薬の多さが目立つ。ビラノアを扱う大鵬薬品工業は対面でMRとMS、オンラインでのWEB講演会等の活動、資材提供、とほぼ網羅的に様々なチャネルで接点を持ち続けており、製品がよく出る中で、接点量もトップだった。田辺三菱製薬も対面でMRとMSの活動が多い。対面によるMRからの情報提供では杏林製薬がトップで、メーカーのパンフレット等の資材提供では、大鵬薬品工業と同様に対応されている様子がうかがえる。情報接点全体における対面比率でも杏林製薬、それとMeiji Seikaファルマの比率が高い。